こんにちは。みずがきひろみです。
今週は、東京でも雪らしい雪が舞う、ビリッとした寒さがやってきました。途端に動きが鈍くなる私は、温かい甘酒を舐めながらひざ掛けにくるまって読書三昧を決めこみました。北国の寒さの中で頑張っていらっしゃるみなさまにはただただ頭が下がります。お知らせ!です。
いよいよ2月13日(木)に2014年度の【みずがきひろみの心理学サロン】が開講します!今年のテーマは「夢に向かって歩く」。ご一緒に人生を楽しむ生き方を見つけませんか?今年もたくさんの出会いを楽しみにしています。
第1回【心理学サロン】『「憧れ」はVISION探しの出発点』
日時:2014年2月13日(木) 13:30~15:30
場所:渋谷区総合文化センター大和田 学習室1
料金:3,150円


さて、本題です。
私が子育て卒業組だということもあって、私のカウンセリングのお客さまもお子さまがもう手を離れているかそろそろ手がかからなくなっていらっしゃる方が多いです。
困るんですよね、今さら子供がいない生活で、夫婦水入らずなんて言われても。
だいたい手持ち無沙汰ですし。
夫と何を話したらいいのかもわからないし。
息子や娘をかまおうとすれば、嫌がられるし。
こんなに寂しい想いをしなければならないなんて、私のこれまでの人生はいったい何だったの!
そう叫びたくもなります。
そんなとき、「お子さまが安心して「お母さんはうるさい!」と悪態をつくことができるとしたら、お母さまとしてはまず成功です。お子さまが、家を出て自立することを選べたとしたら、お母さまはその役割を立派に果たされたということ。お見事でございます」と申し上げております。
本当にそう思うのです。人一人を一人前にするのは、大変な労力とその何倍もの心のエネルギーが必要な一大事業です。
でも、そのことに対する感謝の気持ちが、当の子供やパートナーである夫から言葉や行為で表現してもらえるかというと、必ずしもそう簡単な話ではありません。
子供たちは、自分たちのことで精一杯ですし、夫というパートナーがいたとしても、長い間、「お母さん」「お父さん」という役割で関係性を作ってきていると、役割をはずした一人の人間どうしとしてどう向き合ったらいいのかわかりません。感情の言葉なんてお互いにとてもじゃないですがこっぱずかしくて出てきませんよね。
なんだか自分だけ取り残されたような寂しさと悲しみに呑み込まれそうになるから、勝手知った「お母さん」という役割にしがみつきたいのに、「お母さん」であるための「子供」が家族にいなくなってしまう(物理的にはいっしょに住んでいたとしても、もう「子供」ではないので)。心にぽっかり穴があいたよう、とおっしゃる方は多いです。
一つの大きな仕事を終えたとき、安堵の気持ちもあるでしょうが、それまでの疲れが一気に押し寄せてきます。少し鬱っぽくなる方もおられます。仕方ないですよね。一生、母は母だし、子は子ですが、子が大人になってしまえばどうしたって心理的な境界線が必要で、「これまでの生き方」とか「これまでの関係性」が一旦「死」を迎えるのですから。


そして、夫婦が健在であれば、もう一度夫と二人で生きるという関係性を再構築するチャンスが巡ってきます。
途端に、様々な感情がかき乱されます。
わかって欲しかったのにわかってもらえなかった諸々のエピソード達が、次から次へとわき出してついカッカカッカと来てしまう、とか。
その怒りの奥には、その昔、子供の方がかわいくて彼を大事にできなかったことを申し訳無く思う気持ちが隠れていませんか?人間って、自分の罪悪感に触れそうになると、つい誰か他の悪者を探したくなるものなのです。
逆に、やたらと不安がこみあげてきて、まるで金魚の◯◯のように家の中で夫の後をおいかけてみたり、彼が家を留守にするとひっきりなしにメールしたくなったりしていませんか?
これも、今まであまり彼を構わなかったかも、という罪悪感が、「私、愛されているかしら?」という不安を刺激しているかもしれませんね。
こんなお話になると、私が提案するのは、
「もう一度、『かわいい女』やってみませんか?」
ということ。
「いまさら!」
皆さん、そうおっしゃいます。
「若い愛人か浮気相手と張り合っているみたいで、絶対イヤ!」
確かに、そういう意地も張りたくなりますね。だって、まるでこれまで自分がしてきた頑張りを自分で否定するような気持ちになりますから。
でもね、「家族」中心の関係性が、「夫婦」中心に組変わるのです。
一つの関係性が死に、新たな関係性が生まれるようなものなのです。
これまでのゴタゴタは、古い関係性の中でのこと、と手放せるとご自身もラクになれるはずです。いっそ「再婚した」と思えば、照れも、遠慮も、意地も脇において、20代の頃の自分の、素直な相手への思慕をもう少し表現できるのではないでしょうか。
ゲームだと思ってもいいでしょう。
しばらく続けてみてください。思いのほか楽しいと感じるかもしれませんよ。
何より、感覚が若返って、感性がみずみずしくなります。ここまでくると、もう一度、自分の楽しみのために情熱を注ぐ対象を見つけやすくなります。
もちろん、「今さら」かもしれないけれど、もう一度「かわいい」奥様を取り戻せたならご主人さまもの中の「青年」も目を輝かせ始める可能性大です。
そんな熟年夫婦がいっぱいいらっしゃる日本だといいな、と思うのです。

お知らせ!です。
いよいよ2月13日(木)に2014年度の【みずがきひろみの心理学サロン】が開講します!今年のテーマは「夢に向かって歩く」。ご一緒に人生を楽しむ生き方を見つけませんか?今年もたくさんの出会いを楽しみにしています。
第1回【心理学サロン】『「憧れ」はVISION探しの出発点』
日時:2014年2月13日(木) 13:30~15:30
場所:渋谷区総合文化センター大和田 学習室1
料金:3,150円
ゲストカウンセラー:近藤あきとし、嶽きよみ、松尾たか

昼の部・『恋を育てる達人になりたい!(1)~関係性が成長するプロセスを知っておこう~』
日時:2014年3月2日(日)13:30~17:30
場所:かながわ労働プラザ第7会議室
夜の部・『恋を育てる達人になりたい!(2)~事例から「恋」を成長させるポイントを見つけよう~」
日時:2014年3月2日(日)18:30~20:30
場所:かんがわ労働プラザ第5・6・7会議室
料金:昼のみ5,250円/夜のみ3,150円/昼・夜両方7,350円(1,000円お得です。)
ゲストカウンセラー:清原小夜子、近藤あきとし、松尾たか