東京地区で、面談カウンセリング・心理学講座・講演を行う。恋愛・夫婦など男女関係、家族の問題、アダルトチャイルドの問題など、感情を癒すセラピーが人気で、その実績は東京地区ダントツNO1(全国では3番目)。コラージュをとりいれたマインドマップカウンセリングも好評。資格は日本産業カウンセラー協会認定、産業カウンセラーとキャリアコンサルタントをもつ。(コラムの最後にQ&Aと、カウンセリング体験談、連絡先などカウンセリングのご案内があります)
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こんばんは、清水です。1月が終わろうとしていますがね。スムーズに今年のスタートを切れていますか?さて、今回はだめんずさんな男性との関係で、女性側にヒントになりそうなことをテーマにしました。
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◆シャドウという考え方
心理学ではシャドウと呼ばれているのですが、私たちはある心の側面を表現するときに、それに反する心の側面を心の奥に抑圧することになると考えられています。
例えば、あなたが正しい人とか、正しい働き手、正しい妻、正しい母であろうとするとき、その心のおくには、間違った人、間違った働き手、間違った妻、間違った母といった感情を抑圧しているといえるのですが、この場合だと、この間違った○○という感情をシャドウと呼びます。
自分がダメなあと感じるのだけれど、そうもしていられない、しっかり正しくしよう!と決意するときに、ダメな自分を内面に抑圧するんですね。この場合は、ダメな自分がシャドウになります。
また反対に、人によってはマジメで正しい自分を照れくさく感じ、悪そうにふるまう方もいます。この場合は、正しさやマジメさがシャドウとなります。あえて説明すると小難しいようでも、実は誰もがシャドウはもっていて当たり前なことでもあります。
男女関係で、恋愛相手や結婚相手などのパートナーが、特にだめんずさんと呼ばれるような、女性からすると、ありえないなあと感じる男性ですらも、厳密に考えていくと、女性が内面に抑圧した、シャドウを映し出しているともいえるんです。
シャドウというのは、心の奥に抑えこんでいますので、シャドウを映し出す相手、つまり、だめんずさんのことを、女性側は毛嫌いしたくなります。つまり、正しい女性にとっては、間違った男性に抵抗を感じやすいですし、あえて悪そうにする女性にとってはマジメで正しい男性に抵抗を感じやすいです。女性の側にも似たような要素があって、それが女性の内面に隠されているのだと考えると、ぞっとしてしまうかもしれませんが、人にはシャドウという、一面があるものなんです・・・。
◆だめんずさんへの対処の方向性
だめんずさんな男性と関わる女性はどういう方向にとりくんだらよいのでしょう、2つの方向性をとりあげたいと思います。
1 だめんずさんは、心のワナだととらえて、あきらめて、他の男性との出会いを求める方向性
これは、今のあなたにとって、実は、次に出会う新しい男性や他の男性を求めていくことが正解であって、目の前のだめんずさんは、ただの心のワナであるという場合です。心のワナですので、ある程度の魅力をだめんずさんに対して感じやすくなってしまいます。例えば、ダメなところは多いけれど憎めないとか、なぜか見捨てられない、自分が助けてあげなければという感覚が、ある種の魅力となって、あなたをだめんずさんの元にとどまらせてしまっている状態です。
健康を害するのでやめたほうがいいのだけれど、甘くて美味しいスイーツへの魅力とか、アルコールの魅力、には逆らえないという感じです。
こんなときは、目の前のだめんずさんへの気持ちを少し脇において、周囲の他の男性や、新しく出会うであろう男性へ意識を向けてみることが、あなたを幸せへと導いてくれます。
2 だめんずさんとしっかりと向き合うことで、あなた自身の心の成長としていく方向性
だめんずさんというのは、女性側からすると、たいていダメだなと感じさせられる男性なはずですが、実はこれは、女性側が抑圧した、自分がダメだと感じている部分を、みつめなおし、ダメな自分に向き合うことで心を成長させて、結果として問題や悩みを解決に向かわせることができるという場合もあります。
このときは、冒頭で説明したシャドウという概念を使って自分自身を考えてみることが役立ちます。
自分のような人になぜこんなダメな男性が縁があるのだと、まったく自分とはかけ離れた人であるように感じますが、実は自分の中にも、こんなダメなところがあるんだなと、とても成熟した柔軟な心をもってとりくむ必要があります。
例えば、できない部下と、有能そうな上司の関係に似ています。うちの部下はどうしようもない!と愚痴っている上司がいたとしたら、その上司は一見、有能そうでも、実は、自分に指導力がないので、部下が育たないのだということに気づいていないと言えます。指導力のないダメな自分というシャドウを心の中に抱えていて、その自分に向き合えていないからです。
もし、上司が、うまく部下を育てられないダメな自分を認めて、受け入れるとしたら、なんでもできると思って生きてきたけれど、実はうまく育てられないな難しいなと感じられ、部下もまた、うまく上司の思うとおりにできないな難しいなと感じて、私たちはうまくできていないな難しいね、どうしたらいいんだろうねと、対等な目線で上司と部下がかかわることもできるようになってきます。そうすることで、本質的な対話がうまれて解決に向かっていきます。上司は自分と部下を切り離して上司が、ダメな部下だと、上から目線で、部下を見放すような気持ちにはならずに済むということなんですね。
◆最後に
実際に個人個人の問題や悩みの場面では、どちらの方向性が正しいのかというのは、判断がとても難しいところがあって、個々のお話を伺わないとわかりませんが、これまでに自分がとりくみきれていない方向性であれば、ある程度チャレンジしてみる価値はあると思います。
だめんずさんな男性やこれに似た問題に悩んだときは、考え方として、ヒントにしてみてくださいね。
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