2週に1回、池尾カウンセラー と記事を担当しております、小川のりこです。
この風が冷たい冷え込む夜に、ここんとこ1週間に一度くらいの間隔で、息子の小学校の、
選挙管理委員会 役員選出執行部
の方々が、我が家に訪問に来られます。
理由は。
「小川様が、来年度の選挙管理委員会の執行部のメンバーに推薦されています♪」
とのお話をしに・・・・です。
執行部とは・・・。クラスの代表である役員のその又上の学年の代表・・・の上の、それらをまとめる役の部署でございます。ようするにクラス役員、学年役員より、更にややこしくやることが多い役員です。
なぜ(*゜ロ゜)ノ!!!?
あんなにお母様方がおられるのに、どうしてわたくし・・・(:_;)
くじ引きか!!?
♪お願い(*・人・*) ♪
に来られると無下に対応出来ません。
仕事してるしてないは関係ありません。主婦しているだけでも毎日いろいろありますから、選ばれた皆さん大変だと思います。ここの小学校はいろいろと行事が多いです。現在の執行部の人によると、平日での集まりも多いわ、土日は月2,3回は会議やらの集まりもあるわで相当大変なようです。
でも今は仕事持っている人が多いから、会社で問題になることもあり、こういう制度を廃止した学校も結構あるらしいんですよね。なのにここの小学校はそう言う話はまだないんかー(:_;)
私がもしやらざるを得なくなってしまったら、当然旦那様に頭を下げ下げ協力してもらわざるを得ません。
誰かがしなきゃいけないんですよね。どんな大変な状況を抱えている人であっても、選ばれたらせざるを得ません。小川も実際に選ばれたらぶちぶち言わず、何とか調整しながら頑張るつもりです。
ああ、でも気が重い・・・。
学校役員経験してる人って、本当に本当に尊敬いたします。
えー。
では、小川の愚痴も程々に・・・。
今回の記事に参りたいと思います(; ̄ー ̄川
恋愛がうまく出来ない。
人との関係がうまく出来ない。
良い恋愛がしたい。
楽しい関係性を作りたい。
など悩まれる皆さん、本当に良い子たちばかりですね~(*'-'*)
上手く出来ない、上手にしたいという願いは、私たちの向上心から生まれるものです。
言い替えると、
今よりもっともっと、自分から人にいい影響を与えたい。
周りを私によって、どんどん幸せにしたい。
そういうことなんですよね。
人が人との間で悩むというのは、どの悩みも、自分がここを抜けることで、誰かを助けたい、誰かを笑顔にしたいという気持ちが強く隠れているからなんです。
いやぁ、小川も44歳ですから、ついつい近所のおばちゃまのような気持ちでお客様に接してしまいます。カウンセラーという職業を通して皆さんに接しているおかげで、人の優しさに触れる機会がとても多いからでしょうか、ついつい頼って下さる皆さんに親近感を持ってしまいますね~(*・・*)
そんな素敵な方々が多いのに、、どうして皆さんこんなにも苦しんでしまうのでしょう。
どうしてここまで悲しいと感じることが起きてしまうのでしょうか。
それはね。
今いろんなサイトでお勉強されているので、よくご存じの方も大勢おられると思いますが、やはり、子供の頃の生き方にその原因となってしまったことが、たくさんあるようです。
実際のカウンセリングというのも、ここからアプローチすることも多いんですよね。
ご両親やご兄弟、ご親族との関係などです。
特にご両親と言うのは、男女共に、私たちの生き方にとても影響力があるんですね。どの家庭も、大抵は一緒に長くいるのがどちらかというとお母さんの場合が多いため、お母さんの影響力は特に強いようですが、もちろんお父さんとの関わりも関係して来ます。
例えば、
自分のお母さんが人が怖くて、人との間で傷ついてきたならば、
「人はとても優しいもので、あなたを愛してくれるよ。」
とは、教えられないものです。
自分が傷ついた分、自分と同じように人に傷つけられないように、
「人を簡単に信用しちゃダメ。」「誰も彼も信頼しないように。」
「怖い人や騙す人はたくさんいる。」
と、ついつい守ることを必死でしちゃうかもしれませんね。
例えば、
お父さんがお母さんと、上手にコミュニケーションを取れない不器用な人だったなら、お父さんはいつも無口になってしまいますね。話したいけど分からなくて、自然に話しかけることが分かりません。すると、
子供が男の子なら、女性と会話することがわからなかったり、苦手になります。
女の子なら、男性とどう接していいのか分からないことが多くなります。
それでも自分なりに、いろんなところで学んで行動しようと一生懸命頑張るようです。
でもね。そういう頑張りを続けていると、時折思ってしまうでしょうね。
相手にも努力して欲しいと。
ようするに・・・。
いっつも私がやってんじゃんよ。
あなただって、お母さんだって、お父さんだって、何とか努力してよ。
って思いでいっぱいになり、腹が立ってきます(▼▼)
ただ、カウンセリングの現場では、自分がなんとかしたいと思う意欲がなければ、人は動きませんから(-_-;)、そういう場合は
「そーなの。腹立つんだよね~。でも今はとりあえず相手のことは放置しときましょう。」
そんな感じで、話を皆さん主体に進めて行くことが多いです。
でもね。
ご両親との関わりで、苦しいことばかり、辛いことばかりだった方に取っては、その頃のことなんて、思い出したくもないことかもしれませんが、そんな皆さんの悲しかった経験が、実はその人のその後にとてもいい影響を及ぼしている部分もあるというのも、事実です。
例えば、すごく感性が豊かで、女らしい情熱的な女性。
こういう女性の多くは、お母さんが感情的で、でも余裕が持てなかった場合が多いようです。
お母さんに余裕がないため、そのお母さんに自分の気持ちを我慢して話せずに、気を遣って支えていた人も多いため、自分は自己表現をせず受け身の場合が多いです。
ただ、その生き方から、つい誰かを支えることを主体とし、自分を後回しにしがちな分、自分は苦しくとも、人には自然と手を差し伸べていることが多いです。そのため本人は気づかないことが多いのですが、気遣いが半端なくあり、優しい評価を周りからされるものです。そしてこういう方が人をサポートする仕事につく場合も少なくありません。
例えば無口で知的な男性。
こういった男性の多くは、お父様が厳しい場合が多いんですね。そのお父様との間で育んだ関係というのは、時に寂しいほど孤独になってしまったり、劣等感を強く感じてしまったり、その存在が恐ろしく感じることもあったと思います。
でもその一方で、精神的に強くあろうとして一生懸命だった姿や、必死に真面目に頑張って来た姿を目にして、
男らしさ。
責任感の強さ。
社会で戦う力。
というものを学んだと思います。
それは、女性にとってはとても惹かれる魅力の一つになります。
それでも本人にとってこれらの幼少期は寂しく辛いことの方が多いため、そういう良い部分が身に着いたことにはあまり気づかずに、苦しいことをたくさん考えてしまうのも当然なんですね。
でもどんな親からでも私たちは学びます。
そして、どんな親も自分の痛みを背負いながら子供を見てしまうものです。
・自分と同じようにはしたくない という思いと、
・世の中が豊かになっていくことへの嫉妬
もあり、その板ばさみで子供を育ててしまうものです。
お母さんは大変だった。
お父さんは大変だった。
でも私も大変だ。
こうして痛みは伝えられてしまうね。
その痛みは同じようでも、実は、時代と共に、社会での楽さは私たちの方が恵まれています。そして、こころの学びは圧倒的に私たちの時代の方が、いろいろなサポートが生まれているのも確かです。
お母さんお父さん、お爺ちゃんお婆ちゃん。
時代が遡る程、生き方は苦しかったでしょう。今よりももっと誰からもサポートをしてもらえません。孤独の中それでも自分の子供にはもっと楽に生きて欲しくて、でも時には自分の痛みをぶつけてしまうこともあって頑張って来た人たちです。だからどんな痛みを抱えているお母さんも、お父さんもとても大切です。そんなご両親から産まれた私たちですから、如何なる関わり方をして来たあなたであっても大切なんです。
皆さんにとっても、私たちカウンセラーにとっても、この世の中にとってもです。
ですが、私たち個人にとって一番大事なのは、
親ではなく兄弟ではなく、
友達ではなく子供ではなく、
やはり 私 です。
私が幸せならば、親、兄弟はもっと幸せになれます。
私が幸せならば、友達は今以上に満たされます。
私が幸せならば、子供ももっと幸せになれます。
この世の中にたったひとりのあなたです。
そしてたったひとりのあなたのお父さんとお母さんです。
でもカウンセリングで話して下さる時はね。
その思いとは、逆のことをしてしまわざるを得ない状況を抱えてらっしゃいます。
・自分の子供に手をあげてしまう・・・とすごく苦しんでいる方もおられます。
・自分の劣等感から、子供に馬鹿にされているように感じていつも強がっている自分が、とても情けなくて辛いとおっしゃられる方もおられます。
・自分の味方は子供しかいないと思うがゆえ、子供にすごく執着してしまっている方もおられます。
こういった悩みを背負ってカウンセリングに来られるお母さんお父さんは、本当にとても苦しそうで、ずっと涙を流しながら話す方もとても多いです。
この方たちのお子さんにとっては、ご両親が楽しそうでないし笑顔もなかなか出ないため、やはり悲しいことでしょう。
愛されていない。
嫌われているんだ。
私はいい子じゃないんだ。
そんな悲しい誤解も、たくさんしてしまうと思います。
それも分かっているから、何とかしたくて苦しんでいるようです。親は、やはり今悩んでいるようなことを、子供に見せたくないし、したくないんですよ。
だから自分がやってしまうことを、勇気を出して私たちに話してくれて、頑張ろうとしています。
でもそれは、今の時代だから出来ることなんです。
今より20年も30年も前ならば、こんなことを話す勇気さえ誰しももっともっとなかったでしょう。吐き出す場所さえないと思います。
私たちのご両親は、きっとそんなサポートがなかった時代に産まれています。その中で、そういう悩みがあっても抱えながら頑張って来たお父さんとお母さんは、誰しも立派です。
そして、その子供として、今日生きている皆さんは、やはり親のことで悩むのであれば、そんなご両親を思うがゆえ、何とか助けたいがゆえに悩んでらっしゃるに違いありません。
その関係を、そのままにしておきたくないという、とても前向きで強くいようと努力される方です。そういう自分になったのは、あなたのご両親の影響です。いい意味でも悪い意味でもきっと見本になったことだし、反発から頑張って来たのもあるでしょう。
ご両親にも、ご自身にも誇りを持って生きて欲しいと私は願います。
あなたのご両親は立派で大切な人たちです。
そしてあなたのご両親から産まれたあなたも立派で大切な人です。
ご両親との関わりで悩み、そこに憎しみや悲しみが強くあればあるほど、あなたは昔、もしかしたらもう覚えていないかもしれませんが、とてもご両親に愛されていた時期があったのだと私は思っています。ご両親もあなたをとても愛して大切にしていた時があったのだと。
愛されたと感じている分だけ、そうじゃないと思うようになると、裏切られた感が強くなり、分かってもらえなかった悲しみは強くなります。
だからこういった負の感情が強いほどに、ご両親はあなたを愛し、あなたはご両親を愛していたんだと思います。
強く傷を持ったままの親御さんは、子供と一緒に過ごしていると、子供を通して自分の傷が見えやすくなってしまうものです。時に子供に責められているような感覚を持ってしまったり、時に自分の母親としての情けなさを感じてしまったりして、楽に子供と関われなくなって、親も子供も誤解し、すれ違いが起きてしまうということなんですね。
親子関係だからこそ、親も子供も成長すると、先に頭で理解しようと頑張ります。でも子供心の自分はそれを理解したくない。親も今更許されることではないと自分を責め続ける。
そんなこともたくさんあるようです。
愛されていた。そうなんだ。
こころからそう思えるようになるには、時間もかかるし、難しすぎると感じる方ももちろん多くおられると思います。そんなご両親の生き方や考え方に、あなたが今も理解したくなくて、共感したくないと思う気持ちがまだまだ強くて、考えるのが辛い方もおられると思います。
それならば、それで、理解する必要はありません。なぜならば、
♪あなたはあなた ご両親はご両親ですから♪
書かせて頂いたように、時代によって考え方も変わって来て当然ですので、あの頃のご両親を理解出来ないと苦しむのではなく、その場合は、今の自分とご両親とは切り離して、違う土俵で生きて下さい。
ご両親は大切だ。
だけど今、もっと私が大切だと・・・。
自分の素直な感情をまず第一にして、親のことで苦しむようなことが少しずつでもなくなると、私たちはもっともっと幸せに近づくのかもしれませんね。
親御さんのことで悩まれる方は、もう関わりたくないと感じているのに、それでもやはり何とか愛したいと望まれることが多いため、そんな優しさを持った方が、少しでも別方向から今の状況を見ることが出来ればと思い、今回書かせて頂きました。
ご両親との関係は、人の悩みの原点でもありますね。難しいことですが、少しでも優しい解釈が出来ますように…。
皆さんのこれからに、いい影響をもたらすことが出来れば幸いです♪
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