担当:渡辺晴美
こんにちは。カウンセリングサービスの渡辺晴美です。
毎週土曜日は「婚活」をテーマにお届けしています。
小川カウンセラー と一緒に隔週で担当しています。今週は渡辺が担当です。
いつもたくさんのコメントありがとうございます。
昨日からこの週末にかけて関東ではとても冷え込んでいますね。
皆さん風邪など引いていませんか?
温かい物を食べて体を中から温めてくださいね。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
~真冬になると~
毎日寒い日が続きますね。
外に出た帰りに、背中を丸くしてうつむきがちに歩いている自分に気が付きました。
寒さに強い方もいらっしゃるかもしれませんが、私は寒さがとっても苦手なんです。
環境の寒さもそうですが、自分が望んでいる幸せが手に入らないときって心がこんな状態になっていたりしませんか?
心が凍ってしまいそうなぐらい辛く悲しいときには、私たちは自分の心の意識がうつむいて丸く小さくなってしまっているのかもしれませんね。
『幸せではない』と感じているときよりも、『幸せが手に入らない』と感じているときの方が心の中は真冬と同じ様な状態なのかもしれませんね。
*
誰かを好きになると言うことは、人にとって、とても特別なものなんですよね。
子供のころは、誰かが好き!
その想いを感じるだけでもとても嬉しいものだったのかもしれません。
でも、いつしか自分が好きになった人に必ず受け入れてもらえないと言うことを感じるようになってしまいます。
だからこそ、愛して愛されることの素晴らしさを知れるのかもしれません。
でも、愛し愛される大切さを知ったからこそ、なかなか手に入らないものだと知ったからこそ、1つの大切な想いを失ったとき心が凍ってしまうような冷たさと痛みを感じるのかもしれませんね。
何度も何度も大切な恋を失って、それでも今度こそ幸せになりたいって思っていたのに、また去っていってしまった・・・
こんなに愛せる人はいないって感じていたのに、そう思っていたのは私だけだった・・・
幸せになろうね!そう言っていたのに、他に好きな人が出来たなんて・・・
心に痛手を負ったとき、本当に心臓が凍りつくような冷たさを感じる人もいますし、心に痛みを感じる人もいるかもしれません。
心が痛手を負ったときには、私たちの心のパワーは、負の状態になっていきます。
体の反応も自己防衛するときは、体を丸くし、呼吸も浅くなっていきますが、心の反応も同じ様なことが起こっています。
『私』と言う自己概念を小さく小さくしまいこんで、これ以上傷つかないようにしているのかもしれませんね。
*
~背筋を伸ばそう~
体が丸くなって縮こまっているときには、お腹の下の方に力を入れて背筋を伸ばしたり、大きく息を吸ってみることで、縮こまっている状態から開放してあげることが出来ますよね。
でも、心の状態を変化させるときには、ついつい自分の心にムチをうってしまっていたりしませんか?
それって、凍っている心に、金槌をたたいているようなものなのかもしれませんね。
一般的には、体に怪我を負った場合には、まず怪我の状態を確かめて、薬を塗ったり、包帯を巻いたりして、休めることが必要であれば、体を休めて治して行きますよね。
怪我も含めて体を大切に扱います。
心のケアも体と同じだと思うんです。
心を大切にして温めてあげても良いと思いませんか。
確かに、体のケアのときも、『逆療法』と言うものがありますよね。
逆療法が効果的な場合もあります。
でも、心の場合はいつも逆療法ばかりをやってしまっているのかもしれませんね。
私たちの心の中には、いつも、
「もっと頑張らなくては」
と、自分の中に足りない要素や、ダメなところを見出し、自分を高めようとする目線ばかりが頑張っています。
少し前の時代の怖いお父さんのイメージでしょうか。
心の中の強く厳しいお父さんばかりが頑張っていて、優しく受け止めてくれる心の中のお母さんが、どこかに行ってしまっているのかもしれませんね。
*
凍ってしまった心を溶かしてあげるためにも、傷ついた心を癒してあげるためにも、温かくて優しい場所に心を連れて行ってあげてもいいのかもしれません。
自分に優しくしてあげるなんて、イメージがわかないとか、とてもじゃないけど出来ない。
そんな事をよくお伺いします。
自分に優しくしてあげるなんて、改まってみるとちょっとやりにくいことですよね。
ゆったりした時間をあげる
好きなことをしてみる
自分の体を優しくなでてみる
など色んなやり方がありますが、優しく出来ない時には、出来なかったりしますよね。
*
そんな時には、大きく深呼吸をしてみても良いんです。
ゆっくりと大きく息を吐き出して、そしてゆっくりと大きく息を吸い込みます。
そんな深呼吸を何回かしてみてくださいね。
その時に、自分の中にたまっているネガティブなものや冷たいもの、心を傷つけているものを吐き出して、やわらかく優しいものを自分の中に入れるような気持ちでやっていただけると良いかと思います。
恐れを感じているときや、ネガティブな状態にあるときには、心だけでなく、体も硬くなり呼吸は吸い込む形になってしまっているんです。
自分を守ると言う動物的な本能なのかもしれませんね。
外にエネルギーを出さないような形になるんですよね。
悪いものも入ってきませんが、良い物も入ってこなくなってしまい、滞ってしまいます。
そこで、優しく出来ないな。そんな時には、まず、呼吸を大きくしてみると、心の中も少し楽になったりするんですよね。
*
そして、出来れば、心を温めるために、ホッと出来たり、感動したり、穏やかになれるようなものに触れてみてくださいね。
映画を見たり、本を読んだり、スポーツをしたり、自然や動物に触れてみたり・・・。
ご自身の心にフィットするものを選んでやってみてくださいね。
季節は順番にやってきますが、心の真冬の季節を春に近付けてみることが出来ると思いますよ。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~