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感謝を言葉で伝える

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恋愛テクニック-秋葉秀海


明けましておめでとうございます。カウンセリングサービスの秋葉秀海です。
みずがきひろみカウンセラーと金曜日の「大人の恋愛術」を担当しています。今年もよろしくお願いします。


 "What is your New Year Resolution?(新年の抱負は何ですか?)"


 海外では新年になると、スポーツクラブやダイエット食品の広告にこんなキャッチコピーが踊ります。年の始まりというのはひとつの区切り。新しいことを始めるきっかけにもなりやすいということなのかもしれません。秋葉秀海の『大人の恋愛術』2012年1回目は、新年に思い描く「抱負」をテーマにお話をしてみたいと思います。


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あなたの抱負は何ですか?


"新年の抱負は何ですか?"


 世界中の多くの人たちが、新しい抱負を掲げてチャレンジを始める新年は、1年でもっとも勢いとモチベーションのエネルギーが満ちてくる時期とも言えます。


「もっとパートナーと親密になりたい」「新しい出会いが欲しい」などなど、恋愛やパートナーとの関係をよりよいものにしていくというチャレンジを始めるにも、この時期はグッドタイミングかもしれません。


 読者の中にも、色んな目標や抱負を思い描いて、既にチャレンジを始めていらっしゃる方もあると思いますが、もしあなたが今年、パートナーとより良い関係を築きあげたいと望まれるなら、こんなチャレンジも加えてみてはどうでしょう?


 パートナーシップをより良くする2012年のチャレンジそれは、「感謝を言葉にして伝える」こと。


 特に、男性読者には必須のチャレンジといえるかもしれませn。  


  


なぜ言葉しなければならないのか 


夫婦円満に関するあるアンケート調査で、夫婦円満の秘訣トップ3は、1位「会話をする」、2位「感謝の気持ちを忘れない」、3位「相手を尊重・信頼する」だったそうです。


確かに、仲が良いカップルというのは、何でも話し合うことができて、お互いに感謝をし合っている、というのは想像に易いですよね。


 いっぽう、何らかの理由でパートナーシップが一旦、危機的な状況に陥ってしまうと、会話はもちろん日常的な挨拶やコミュニケーションが希薄になって「顔をみれば文句を言いたくなる」ことはあっても、積極的に感謝を伝えよう、なんて気分にはなかなかなれないものです。


 特に私たち男性は、一旦パートナーとの間に何かしらの「わだかまり」や「距離感」を感じてしまうと、それを解決するために話し合おうとするよりも、どちらかと言えばコミュニケーションを避けて衝突を回避しようとする傾向があるようです。いっぽう女性は、問題を解決するためなら少々の衝突は必要と考えられるようで、積極的に話し合いの場を設けようとします。そのためか、「夫婦喧嘩の口火は妻から」という場合も多いようです。


例えばこんなケース。

イクメン(育児に参加するメンズ=お父さん)なんて言葉が流行りましたが、流行とは逆行して普段あまり育児や家事に参加しない男性とその妻の場合。多くの場合夫は、世間並みに育児に参加できないことに「申し訳ないな」という気持ちを持っているものです。(それがたとえ心の片隅であったとしても)。するとどうでしょう、元来罪悪感を感じやすい私たち男性は、それが真実かどうかは別として、「きっと妻は怒っいるだろうな?」と感じてしまいます。

罪悪感は親密感を遠ざける感情ですから、怒っているであろう妻と顔を合わせずにすむように、「残業」や「飲みの付き合い」を積極的に断らなくなったりします。そうやって帰宅時間を遅らせることで妻との衝突を避けようしているのですが、その選択がより事態を悪化させてしまうものです。

まさか?意図して帰宅時間を遅らせたりはしないよ。という場合でも、「俺だって仕事頑張ってるんだ」と対抗したい気持ちが湧いてきたり、「仕事なんだから仕方ないじゃないか!」と腹が立ってきたりするのも、もしかしたら申し訳なさや不充分さを隠そうとする心の作用なのかもしれません。 

いずれにせよ、妻との間にわだかまりや憤りを感じ始めると我々男性はその距離を縮めるよりも広げてしまう方向に舵を切ってしまい易いもの。すると、どんなに仕事や付き合いに理解のある妻も、やがて不満を感じてしまうのも当然ですよね。「たまには早く帰って家事を手伝ってよ」、と一言言いたくもなるでしょうし、「ほんとに仕事なの?」と言葉にできない不安が募ることもあるかもしれません。


 そうやって、パートナーとの間に物理的距離が開けば感情的な衝突は一時的には回避できるかもしれませんが、親密な関係を築く上ではあまり有効な手段とはいえませんよね。


 ある調査によると、妻が夫から掛けて欲しい言葉は、「好き」や「愛してる」よりも「頑張ってるね」と「ありがとう」だったそうです。


 だとしたら、育児や家事に参加できずに申し訳ないな、と感じる時には、自分の中の不十分さや罪悪感から「俺だって」という対抗心を持ち出したり、「疲れてるんだ」という弁明、さらには「いつもごめんね」という謝罪の言葉を伝えることよりも、「いつも育児に家事を頑張ってくれてありがとう」という気持ちを言葉にすることが大切なのかもしれません。


  男性の中には、気持ちを言葉にして伝えるのが得意ではない方が多いものです 


どこか照れ臭かったり、言葉にすると嘘っぽく聞こえる、という方もあるかもしれません。


 私も以前はそうでしたが、言葉にはしないけれど、いつも感謝はしているし、想っていれば気持ちは伝わるものでしょう?どこか、そんな風に思っている節もあります。


 確かに、 言葉はなくとも想いは伝わるものだし、想いの込められていない言葉は心に届かないものです。けれど、言葉にはとても大きな力があります。


 感謝を言葉で伝える、ということは、言葉が持つ力を借りて二人の関係を修復し、よりよいものにしていくということなのかもしれません。  


 


感謝を言葉で伝える  


 私たちが感じる感情には、時間の概念がありません。


1年前の失恋を思い出して悲しい時、悲しい気持ちを呼び起こすきっかけとなったのは過去の出来事ですが、感じている悲しみは”今”あなたが感じているものです。


 感情というのいうのは、様々な記憶にリンクするように私たちのハートの中に保存されているともいえるでしょう。そんな、感情を蘇らせ、息を吹き込むきっかけのひとつになるのが、言葉です。


 あの時、別れ際に彼が言った一言で今も心が痛む、という経験のある方もあるでしょう。


あの日、上司にひどく叱られた事を思い出すと今でも気分がブルーになる、そんな方もあるかもしれません。


 いっぽう、挫折しそうな時、恩師にかけてもらった言葉を思い出すと今も勇気が湧いてくる。そんな経験をされた方もあるかもしれません。


 感情と繋がった”言葉”というのは、 その一言にその時感じた”感情”を格納しています。


その言葉を思い出すことで、当時の気持ちまで蘇らせ、何度も勇気や感動、頑張る力を私たちに与えてくれるのです。 


 
アメリカの作家マークトウェインは、「ひとつの褒め言葉で2ヶ月は生きられる」と言いました。


あなたのパートナーも、あなたからの理解とねぎらい、そして「ありがとう」の一言に勇気づけられ、明日からの毎日を気持ちよく過ごすことができるのかもしれません。


 感謝する、という行為には、


パートナーを認め、受容し、讃える気持ちが含まれています。


それを、言葉にして伝えることができれば、その時あなたが伝えたかった気持ちと、その時パートナーが感じた気持ちとがセットになって、妻の(夫の)ハートに格納されます。


 そしてその言葉は、時間を超えて何度も彼女を(彼を)承認し、支えてゆく力になるかもしれません。


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<今日のセルフカウンセリング>


今日は、より実践的なワークをひとつ。


 


あなたの大切なひとに、今日感謝できることを3つ以上挙げましょう。


浮かんだら、実際に感謝の言葉にして伝えるところをできるだけ具体的に思いうかべてみましょう。


 


その人はどんな顔をしていますか?


その時あなたはどんな気分ですか?


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普段あまり言葉にしていない感謝を伝える、というのは思う以上に難しいことかもしません。 けれど、大切なのはチャレンジしてみようとする意欲。新しい年の始まりです、思い切って一緒に始めてみませんか? 

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新しい年の抱負について考えた「大人の恋愛術」、今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。次週は、みずがきひろみカウンセラーの担当となりますので、次回秋葉秀海の登場は1月20日(金)となりますので、またこちらのページでお会いできること、楽しみにしております。
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こちらもオススメ_秋葉秀海のオフィシャルブログより
幸せなパートナーシップの作り方~罪悪感を理解する~
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