カウンセリングサービスの秋葉秀海です。
火曜日更新の「モテモーラ養成講座」を成井裕美 カウンセラー、阿部純也 カウンセラーと担当しています。モテ男・モテ女の作り方をテーマにお送りしている秋葉の担当回。今回は「会話」をテーマにお話をしてみたいと思います。
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ルックスが何より大切?
外見から受ける印象というのはとても大切なもの。と私たちは考えがちです。
例えば合コン当日、出かける前にどれくらい準備に時間をかけますか?洋服選びにヘアスタイル、メイク、ひょっとしたら1日中あれこれと気に掛けてしまうことだってあるかもしれませんね。
私たちは良くも悪くも、外見が印象を決める大きな要因であると考えていて、だからこそ、人と会う前には身だしなみを整え、オシャレにも注力をします。
ところがそのいっぽうで、目には見えないところにどれだけ注意を払っているでしょう?
いえ、けっして勝負下着とかそういうことじゃありません。
目には見えないけれど、外見以上に私たちの印象を左右することもあるもの。会話にどれだけ注意を払っているでしょう?はたして身だしなみほど、注目をしているでしょうか?
ここでひとつ、言葉選びが相手に与える印象について例を挙げてみましょう。
憧れの先輩から突然食事に誘われたのにどうしても残業が終りそうもない。そんな時、どっちの会話の方が先輩に良い印象を残し、また誘ってもらえるチャンスが広がると思いますか?
A「すいません、今日は都合が悪くてダメなんです」
B「本当ですか!!うれしい!!!でも今日は仕事が終りそうもなくって...」
誘いを断るという結果は同じ、けれど与える印象は随分違うと思いませんか?
会話が印象をつくってる
私たちは言葉を使って意思を伝達し、会話を通して理解を深めます。
シチュエーションや伝えたい気持ちに合わせて言葉や表現を選ぶことは円滑なコミュニケーションに欠かすことのできないものです。
簡潔な言葉で情報を適確に伝えるニュースキャスター。比喩的な言葉で想いを伝える歌い手。言葉には場面によってまた伝えたい中身によっていくつもの表現方法があり、選び方があります。
前出の例で、Aからは事務的でどこか冷たい印象を受けるのに対し、Bからは親密感さえ伝わります。お誘いを断ることは変わらないのに、ふたつの例でこんなにも印象が違うのは、事実(=「食事にはいけない」)だけを簡潔に伝えているAに対し、気持ち(=「誘ってもらってうれしい」)まで伝えているBの方がより心がこもった表現になっているからです。
相手に良い印象を残したいなら、押さえておくべきポイントは、否定的な言葉を避け、ポジティブな気持ちを表現すること。
「都合が悪い」「ダメ」は否定的でマイナスな印象を与えるので避け、「本当ですか!!」「うれしい!!!」などポジティブな気持ちを表現しています。また、誤解を避けるように食事に行けない理由もしっかりと伝えています。
日本人はとかく気持ちを言葉にするのが苦手で「言葉にせずとも察して欲しい」と考える面があります。
けれど、形の見えない心ほど上手に言葉にできる人とそうでない人とではコミュニケーションの質にも、与える印象にも格差が生まれるもの。
できることなら良い印象を与える言葉で気分の良い会話を心がけたいですよね。
モテオーラを育む会話って?
普段何気なく使っている言葉を見直すことで会話を通して伝わる印象はガラリと変わります。
気分の良い会話で魅力的な印象を作ることができれば、モテオーラもグッと上がるはず。
逆に気分が落ち込むような会話ではせっかくの魅力が半減してしまいます。以下は、あなたの魅力に影を落とす言葉選びの例です。心当たりはないでしょうか?
・「だめ」「無理」「でも」が口ぐせになっている
・「もし良かったら」をよく言ってしまう
・「すいません」から会話を切り出す
会話を通してモテオーラを高めていくなら、できるだけ否定的な表現を避け、ポジティブな気持ちを伝える言葉を選ぶことです。また、その会話がどんなフィーリング=気分を伝えるものか?をよく吟味しておくことも大切です。
例えば次の会話はお気に入りの後輩を食事に誘いたい先輩と、後輩の会話です。このやり取りからどんなフィーリングを感じ取るでしょうか?
先輩:「今日は忙しいかな?」
後輩:「え、どうしてですか?」
先輩:「いや、隣のビルにね、新しいレストランができたんだけど、もし良かったらどうかなと思って。でも無理ならいいんだよ無理なら。」
後輩:「すいません、今日は都合が悪くてダメなんです」
先輩:「あ、そっか、だよね。いいんだいいんだ、だって忙しいモンね。気にしないでね、ホント気にしないで」
どうでしょう?
かなり気を遣いながら誘っている先輩ですが、「もし良かったら」「無理ならいいんだよ」という部分からは、「相手の都合を気遣う優しさ」よりも、「どうせ無理だろうけど」というネガティブなフィーリングが見えてしまいます。
これでは誘われた方も反応に困ってしまって、デートに誘われてホントはうれしくても「本当ですか!!」「うれしい!!!」と喜びにくい。
こんな風に、無意識に使っている表現の中には知らず知らずの内に否定的なニュアンスが含まれていたり、ネガティブなフィーリングが伝わってしまうものがあるから注意が必要です。
会話を通してモテオーラを高めるために押さえておきたいポイントは次のとおりです。
「だめ」「無理」「でも」は×
ネガティブな表現は極力控える
「うれしい!」「楽しい!」は○
ポジティブな気持ちを伝える言葉を使う
「もし良かったら」は×
相手への配慮は度が過ぎないように注意する
「ごめんなさい」より「ありがとう」○
断るときは感謝の気持ちを先に伝える
「すいません」×
挨拶代わりに乱用しない。謝るときには「ごめんなさい」を使う
会話というのは、とても高度なコミュニケーション方法です。
学校の授業のように複雑かつ大量の情報を伝達するために使うこともできれば、恋人達のささやきのように少ないセンテンスで深い気持ちを伝えることもできます。
言葉選びひとつで、人生が変わる、ということはありませんが、
言葉選びひとつを積み重ねることで、魅力的なオーラを育む会話を修得することはできるかもしれません。
会話を通してよい印象を育てていくことは、身だしなみや外見に気を遣うのと同じくらい大切なこと。
普段使っている言葉と表現、この機会に見直してみてはどうでしょう。
予想以上に周囲の反応が変わってくるかもしれません。
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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。次回、秋葉秀海の登場は6月4日(火)となります。
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