2週に1回、渡辺カウンセラー
と一緒に「婚活」を担当しております、小川のりこです。6歳の息子と主人が遊んでいるとき、彼は子供と同レベルで遊んでいることに気付きます。男性は大人になっても子供っぽい部分がたくさん見えることがありますが、それはこういうところでとても活かされるものなんだなぁと思います。
では今回の記事です。
今回は皆さんのご相談にお答えいたします。
******* ご相談 *******
【相手によって性格が変わるという彼】
こんにちは。723といいます。
夏頃から仲良くなった年下の男性がいます。
性格は知的で温厚、おとなしめ。話題が豊富で話していて面白く、趣味も一緒だったことから、一緒に出かける機会が増え、少しずつ距離を縮めていき、12月初めに告白しました。
彼は数日じっくり考えてくれたのですが、結局、
「僕があなたに見せている自分は本当の自分ではない。本当の自分は、もっと怒りっぽく、怒鳴ることもあるし、優しくない。前の彼女にも別れるときに“自分の言うことをハイハイ聞く女と付き合えばいいのよ”と言われたし、先輩に“人を怒らせるのが得意なやつだ”と言われた。だから感情的な性格のあなたと付き合えば、言い争いばかりになってしまうから付き合えない。(私は彼の前で怒ることはなかったですが、感情が顔に出やすくハッキリ意見を言うタイプ)」
と振られてしまいました。
私は、友人や家族に接する態度も恋人に接する態度も大きな違いはありません。ただ彼は、年上と年下、友人と恋人&家族で接する態度がかなり違うそうで、恋人&家族にはありのままの自分を見せ、ネガティブな感情もすべて吐き出すそうです。
直接関係があるのかはわかりませんが、彼の父親は家で常にムッツリと機嫌悪そうにしていて、母親は父親の機嫌を伺ってることが多かった、と言っていました。
今まで、こんなにハッキリと「相手によって自分の性格が変わる」と言う人にであったことがなく、なぜそうなのか考えても理解ができません。一緒にいた時はとても楽しかったのに、本当の自分ではないとは一体どういうことなのでしょうか。
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こんにちは、723さん。
ご相談ありがとうございます。
ご自身から告白したとのこと。とても素敵なことですね!
でも彼が考えた末に、あなたに伝えたことは、
「あなたに見せている自分は本当の自分ではない。感情的なあなたとでは言い争いばかりになってしまうから付き合えない。」
ということ。
人によって接する態度がかなり違うとも言われたようですね。
723さんにとっては、とても混乱してしまう彼の言葉。これでは723さんも、この先彼とどう接していけばいいのか分からなくなってしまっても当然ですね。
では、彼が一体何を言いたかったのか。彼の本音は何処なのか。紐解いていきましょうね。
まずは彼のセリフを一言ずつ見て行きますね。
*本当の自分は、もっと怒りっぽく、怒鳴ることもあるし、優しくない。
ということは、彼は、怒りっぽくなってしまう自分と言うのを自覚していて、でも普段はそれを見せないように、気を遣って生活しているということが分かります。
そして前の彼女に言われた言葉。
*自分のいうことをハイハイ聞く女と付き合えばいいのよ
これを言った元彼女の気持ちを考えて見ますね。そうすると見えてきます。
例えば、彼女が言った気持ちを、彼に受け止めてもらえなかったり、彼の思うようなことを指図されたり、命令されてしまったり…。すると元彼女はどこか上から目線で、コントロールをされているような感じになるかもしれません。自分の意見や気持ちを言うたびに、彼にこんなふうに言われていたとしたら…。元彼女から、こういうセリフが出てくるような気がします。
「じゃあ、あなたの思うことを、いっさい何も反論することなく、ただはいはいと素直に聞いてくれる子にしたら?」
って。
*先輩に“人を怒らせるのが得意なやつだ”と言われた。
人が怒りを感じるときって、自分の話をちゃんと聞いてもらえなかったり、批判されたり、否定されたりするときが多いですよね。だとしたら、彼は人の意見や話を 受け止める ということが苦手なのかもしれません。
そしてそれをあなたに言うくらいだから、自分でもちゃんと分かっているようです。分かっているけど、どうしたらいいのか分からないのでしょうね。
*だから感情的な性格のあなたと付き合えば、言い争いばかりになってしまうから付き合えない。
元彼女や友人から言われるようならば、彼は自分以外の人の意見を、どこか否定的に見てしまったり、反論してしまったりすることが多いのかもしれません。それは、彼自身、受け止められなかったり、否定されたりしたことが、過去、何度かあった可能性がありますね。
でもそういう方は、実は頭の回転の早い人でもあるし、知的な人の場合が多いと思います。分かりやすく言えば、
左脳派で、理論的思考的な人。
だとすると、彼の苦手な部分は、感覚的なことや、感情的なこと。
受け止める、共感するということの大切さや、必要性はあまり理解出来ないのかもしれませんね。これは、先ほど少し書きましたが、自分が受け止めてもらえなかったり、否定されたりすることが多かった人に多いようです。
彼は日頃から自分のやってしまうことを分かっていて、気を遣っている人。だからこそ、我慢している部分も多いと思います。そういう人は、自分を見せれる人、見せれない人を判断していることが多いのね。
年上の場合は、相手を立ててある程度あわせる自分。
年下だと、頼りがいのある自分。
友人だと、友人の中で自分の位置関係を確認して、時に気を遣い、時に頼られたり・・・。
でもそんなふうに自分を造っていると、当然疲れます。
自分の本音を隠して、我慢、我慢で付き合って、苦しくなります。
じゃあ、その疲れやストレスは何処にいくと思います?
恋人や家族や近しい友人なの。
だから、彼らにはありのままの自分を見せ、ネガティブな感情もすべて吐き出すというわけなのね。お母さんがお父さんの機嫌を伺うようにして生活しているのを、見続けていたのだとしたら、彼は少しお父さんと似たことをしているのかもしれません。
お父さんもまた、我慢の人で、共感や受け止めるということが、とても苦手だったような気がします。彼のお母さんがそうだったように、元彼女や彼の友人も、少なからず彼を怒らせないようにしていたんじゃないでしょうか。
でもね。
彼の本音は、喧嘩なんかしたくないんですよ。
特にあなたと。
*感情的な性格のあなたと付き合えば、言い争いばかりになってしまうから付き合えない。
なのでしょう?
友達のひとりと彼が認識していれば、彼の甘え(ああしてほしい、こうしてほしい)が出ることはあまりありません。でも恋人となると、こころの距離はもっと縮みます。だから自分のことをよりいっそう理解して欲しいあまり、彼の要求や欲求は増えていくと、自分でも分かっているのでしょう。そうなると感情的なところでぶつかることが分かっているのでしょうね。多分、元彼女のように…。
でもこういったタイプの男性は、感情豊かな女性に惹かれる傾向があります。
自分にはない、刺激的なところだから。だからあなたとも楽しかったのでしょう。ただ、元彼女と同じようなことになると、恐れたのではないでしょうか。でも惹かれるところもある。悩んで考えた末・・・。
喧嘩しない関係を選んだ
のだと私は思います。
だから、今はね。彼の選んだことを受け止めてあげた方がいいかもしれません。でもあなたといて楽しいのは間違いないと思いますので、今まで通り接してあげて。でも多分ね。あなたに告白されたことで、彼はあなたを、 一人の女性として意識すると思います。でも心理的に近寄れないところもあって、あなたにとっては、
なんでこんなこと言うんだろう…。
なんでこういうことしてくるんだろう…。
ということが多くなるかもしれませんが、それは、
私のことが、とても気になってはくれてるけど、まだ一歩踏み込めない不器用な彼なんだ・・・
と、見守ってあげて下さいね。そして、彼が、してもらった経験が少なかった、
彼の言葉を否定しないことや、彼の意見をただ受け止めてあげる。
ことを意識して付き合って見てくださいね。
まだ可能性はありますよ。
この文章が、723さんのみならず、多くの読んで下さっている皆さんの何かのお役に立てれば幸いです♪
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