まず、お知らせです。
2013年・【心理学サロン】は10回シリーズ!
「自分を知り、自分を好きになれれば、人生はもっと楽しい♪」をモットーに、人との対話を通して自分自身との対話を深める【心理学サロン】。2013年のテーマは、「再出発のための心理学」です。10回シリーズで、心理学的なものの見方を使って、自分の想いや自分の資質を感じ取り、「自分らしい」生き方を選択できるように応援します。
こんにちは。
恥ずかしながら、私、よく「私のこと愛している?」とパートナーに問いただしたくなります。昔は、しょっちゅう「ねぇ、愛してる?」と「愛しているよ」という言葉をおねだりしてはうっとうしがられていました。年の功か、最近は大層図々しくなりまして、「私は愛されている。よかった」と相手の意思を確認することもなく決めつけて勝手に安心するようになり、あきれられていますが。

でも、この「『愛している』って言ってもらいたい」病に悩まされている女性、相当数いらっしゃるのではないかと思うのです。
人によって愛情を感じるポイントは違います。言葉で「愛」を語ってもらって「愛されている」って感じる人もいれば、ぬくもりやスキンシップが大事な人もいます。私の場合は、間違いなく「言葉」が必要みたいです。だから、「愛されている」感が足りなくなると「愛している」の一言を求めて奮闘します。

最初はもちろん、「言って!」なんて頼めない(頼んだら喜びが半減しちゃうし)から、その一言欲しさにいろいろやってみるわけで、相手の世話をやいてみたり、すり寄ったりするのですが、おおむね結果は芳しくありませんでした。だんだん開き直って「言ってよ!」とストレートにお願いするようになりましたが、成功率は間接的に働きかけるよりはマシとはいえ、まぁ50%くらいでしょうか。

それにしても、なぜ、そんなに「愛している」の言葉が必要なのでしょうか?どうしてそうしょっちゅう不安にならなければならないのでしょう?友達に不安をうったえて、「大丈夫よ」と慰めてもらっても一時的な痛み止めにしかなりません。

「これかぁ、、、」とため息とともに納得したのは、心理学でいうところの「投影」がよくよく身にしみてわかってきた頃のことです。

さすがに口ぐせのように「私のこと、愛している?」と聞いていれば、その時々で言葉の持つ切迫感は違いますが、本気で問いただしているときの私の思考は、だいたい2つのパターンに分かれるということに気づいたのです。

一つは、自分的にみて何らかの粗相をして、どうにも自己嫌悪から抜けられないときで、「あんなことをやった(言った)私はどうも好きになれない。私は最低。したがって彼も(その場にいたかどうかは別にして)私のことを好きになれないだろう」と思うと不安でしかたがないから、つい確認したくなるパターン。自己愛不足を補うために、パートナーに「愛している」と言ってほしい、というなんとも勝手な話なのですが。

もう一つは、相手とけんかをして「もうあんなヤツ、大っ嫌い!」と思ったあとに襲ってくる不安で、「私がこれだけ相手を『嫌い!』って思ったのだから、彼も私を『嫌い』だと思っているに違いない」と思い、「ヤバい!取り返しがつかなくなる前になんとかしなければ」という気持ちから、しおらしく自分は「愛している」のに「愛されているかどうか不安」という体裁に落ち着きます。もちろん、ここで「愛している」の確認がとれないと次はパニックします。

どうも、私は「自分」のことを「愛せない」ときか、「相手」のことを「愛せない」ときに、彼に「私のこと、愛している?」と問いただしているようなのです。なんのことはない、彼が私を「愛している」かどうかではなくて、私が(自分もしくは彼を)「愛せない」から、相手も自分を「愛せない」のではないかと不安になっている、、、つまり、これは自分の「愛せない」気持ちの「投影」だったのです。

幸いなことに、ダーリンは心理学フリークではなかったので、「私のこと、愛している?」を連発しても、「それはあなたが愛せないのだろう!」と逆襲されることもなく、うっかりつい言ってしまっても、心の中で「私が愛していないんだわ」とこっそり反省するのみで事無きを得ましたが。

この気づきがあってから、「愛している?」と聞かなくなったわけではありませんが、心のカラクリがわかったので、自分なりの不安への対処のしかたはわかりました。それは、もう一度「愛する」ということ。彼のことも、自分のことも。

「愛する」は動詞です。自分から何かを大切にするときに湧く感情です。だから、もう一度、彼のことも、自分のことも大切にしてみようとコミットしなおします。

愛されているのか不安になるとき、もちろん、相手の心が離れているときもありますが、自分が愛することをさぼっているのかもしれません。鶏が先か卵が先かわからないように、彼の心が離れていったから愛さなくなったのかもしれないし、自分が愛することをさぼっていたから、相手も遠ざかったのかもしれません。

どちらが先かはわかりませんが、もし、距離を縮めたいという気持ちがあるのなら、リーダーシップをとって「愛する」ことを選びたいと私は思います。

「私のこと、愛している?」と聞きたくなるときというのは、もう一度「愛する」ことを選ぶタイミングだよ、と無意識が教えてくれているのかもしれません。

2013年・【心理学サロン】10回シリーズが開催中!
「自分を知り、自分を好きになれれば、人生はもっと楽しい♪」をモットーに、人との対話を通して自分自身との対話を深める【心理学サロン】。第2回目は、「インナーチャイルド」と呼ばれる、人の心の中に棲む子供ゴコロにフォーカスします。「インナーチャイルド」は人の心の中の一番無邪気な部分で、この子供ゴコロがハッピーだと好奇心がムクムクして、日常にワクワク、ドキドキが溢れます。そして、そんな無邪気さの中にこそあなたの才能のタネが眠っています。あなたの人生にワクワクをもたらす「インナーチャイルド」とのつき合い方を考えてみませんか?
第2回 『インナーチャイルドという名の宝物~無邪気さを取り戻す~』
日時: 2013年3月21日 13:30~15:30
場所: 渋谷区文化総合センター大和田 学習室2
受講料:3,150円
近々、みずがきひろみのブログで詳細をお知らせします。お楽しみに。

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