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セックスレスについて ~命を創造するということ~

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恋愛テクニック








こんにちは。

カウンセリングサービスの村本明嬉子です。

今回も、セックスレスについてのお話。

次回で最終回の予定です。

今日は、セックスと命について考えてみましょう。

***

セックスで得られるものはたくさんあります。

愛する人とのつながり、コミュニケーション、解放、自分が女性であるということの確認、自分自身とつながる作業。。。etc

そして、私たちも動物で、動物的な意味でのセックスの本質は、子供を作る、命を作るということです。

セックスレスのご相談をいただいて、心理分析をしていくと、セックスへの恐怖があることがあることがあります。

その恐怖の中で見かけるのが、子供をを作ることへの恐怖なんです。

結婚するまでは、セックスは秘密ごとですね。

近しい人が、「今、彼とセックスしてるの?」とは聞きませんよね?

それが、結婚したとたんに、「子供はどうなの?」「作らないの?」と聞かれます。

それはつまり、「ご主人とセックスしてますか?」と聞いているのと同じこと。

多かれ少なかれ、この言葉に嫌な思いをしたことがある人は多いのではないでしょうか??

私も経験がありますが、デリケートな部分に踏み込まれるのは、なんとも言えない気持ちになることがありますよね。

そして、なんとなく、私たちは無意識的に「結婚したら子供を産むものだ。」「子供を作って当然だ」と感じています。

そんな無言のプレッシャーが大きくなりすぎている時、子供の話題で嫌な気持ちになってしまう時、その気持ちの奥に「子供を持つのは怖いな」「自分は母親になれるのかな?」というような、恐怖や自信のなさが隠れていることがあるんです。

もちろん、欲しくてもなかなか出来ない、そんな場合も嫌な思いをするものです。

今日はそちらではなく、恐怖にフォーカスしてみましょうね。

ちなみに、「欲しいのにできないから嫌な気持ちになっている」という思いの中にも、自分はそう思っていても、深層心理では子供を持つことへの恐怖が隠れている場合もありますので、自分はどうかな?って、この文章を読んでいる間だけでも、ちょっとご自分を見てみるといいかもしれません^^

***

<自分の子供時代を思い出す>

子供を作るということを考えた時に、私たちは自分の子供時代を無意識的に思い出します。

自分が子供の時に、辛かった、と感じていると、「自分の子供にそんな思いをさせたくない」と感じて、子供を作ることが怖くなることがあります。

また、子供は自分の分身です。

子供を作ることを思う時、無意識の中では、あなたはあなたの子供時代を思い出しています。

無意識的に、子供時代を思い出したくないという思いがあると、子供をつくることに恐怖や嫌悪感を感じるんですね。

これは、子供を作るという手前、恋人同士の間でもセックスをしようとすると、出てくる人もいます。

そうすると、セックス自体が、気持ちいいと感じられなくなってしまったり、嫌悪感を抱いてしまったり、怖くなってしまったりするんですね。

ですので、そういった、子供時代が関係してセックスレスやセックスが怖くなってしまっている場合は、子供時代について、出会い、自分自身が自分の中の子供(インナーチャイルド)を癒していく作業になっていきます。

<命についての恐怖>

もう一つのパターンは、子供の頃、家族が亡くなったような、死についてのトラウマがある場合があります。

命を作るという作業に向かおうとした時、同時に、無意識的に死を感じるんですね。

「自分が命を宿ったとして、その命が、またなくなったら耐えられない」という。

これは、心のとても深い部分にあることが多いので、痛みも強かったりします。

実際に、あるクライアントさんの例では、幼い頃に妹さんが病気でなくなっていて、その悲しみがとても深い部分にあったために、子供を作ることが怖くて、結婚したとたんにセックスレスになった、ということがありました。

(ご了承を得て掲載しています)

大切な人を愛そうとするときに、「また、あぁなってしまったらどうしよう」と、オートマティックに失う悲しみと恐怖がやってきてしまうんですね。

こういった場合、その人を失った悲しみを癒し、その人への愛をもう一度取り戻す作業をしていきます。

誰かを愛することと、死にまつわる痛みがくっついてしまっているので、愛することが痛みになってしまっているんですね。

それは、本当に痛くて苦しいものですが、心は必ず、そこを超えていけます。

***

今回は、どちらも、深い無意識の中のお話でした。

無意識ですので、自分では気づかないものです。

ですが、こういった、無意識の中にあるストッパーを外すためには、無意識を意識化することが大切なんです。

意識化してあげると、心は癒されていくものです。

要は、「そういえば、こんな気持ちが私の中にあるのかも知れないなぁ」と気づいてあげる、ということ。

ただ、トラウマのような少し深い傷の場合は、思い出すだけでは足りなくて、感じてリリース(流して手放してあげるということ)が必要になる場合もあります。

恐怖や痛みが大きいと、一人では見れないこともあるんですね。

そんな時は、どうか、一人で苦しまないで、あなたが信頼のおけると思えるプロに頼ってみてください。

私たちは、いつでも、あなたが愛を取り戻して自由になれるようにガイドさせていただきます^^

そんな、心の深い部分を人に開いていくのは、ちょっと勇気がいりますけどね。

でも、心は、あなたが気づいてあげた分だけ、ケアしてあげた分だけ、柔らかくしなやかに、自由になっていきます。

だから、大丈夫^^

今日は、そんな心のお話でした。

村本明嬉子


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