こんにちは、カウンセリングサービスの成井です。
今日もご覧頂きありがとうございます。
火曜日は今年も秋葉秀海・阿部純也とともに『モテオーラ養成講座』をお送りしています。お知らせ
2/17(日)はカウンセラーズフェスタ@大阪(天満橋)!
フェスタとは、講演ありプチ相談会ありの出入り自由なフリーパスの1DAYイベントです。
今回のフェスタのテーマは『愛』
7名のカウンセラーがそれぞれの「愛」の形についてお話します。
成井もトップバッターで講演を行います!大阪フェスタの詳細はこちら>>
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シリーズでお届けしています、
「人から好かれたいと思っているのにうまくいかないのはナゼ?」
”人に好かれたい”
”人から好感を持たれたい”
これは私達が多く持つ自然な欲求だと私は思っています。
だからこそ私達は相手に気配りや心配りをしたり、
遠慮や我慢をしてみたり、
時には自分の気持ちを抑えこんで好かれるであろう人物像を演じてみたり・・・なんて事もあるのだと思います。
そんな風に人から好かれたいと思っているのに、何故だかうまくいかないということが起きてしまう事があるのです。
そこで、その"理由(わけ)”と、じゃあそこからどんな風に考え方や気持ちを切り替えていけばいいんだろう?という”対策”についてお届けしているのが前回から始まったこのシリーズ。
シリーズ1回目は『「好き」「嫌い」以外の距離感を自分に許す』
シリーズ2回目は『気疲れしない「気がきく人」になろう』
シリーズ3回目は『「して欲しくないこと」を意識してあげよう』
シリーズ4回目は『「居心地のいい距離感」を知ろう』
シリーズ5回目は『褒め上手さんに人は集まる』
というお話でした。
そしてお届けする第6弾!
(長くなってきましたが、延々と話続けられるテーマでもあるので、お付き合い下さいね)
今回のキーワードは『お断り上手な人は、人に信頼される』です。
*
何故だか相手に都合の良いように使われているように感じる。
他の人にはそうではないのに、何故か私のお願いだけ軽んじられているように思える。
本当は嫌だし、それを私自身もオブラートに包んで言っているのに、相手は全然気づいてくれない。
そんな風に相手に都合よく思われているように感じたり、相手に振り回されるように感じたりする人のお話をカウンセリングでも伺う事があるのですが、どんどんお話を進めていくと、そこでは「お断りが苦手」という人が多いようです。
確かに、「断る」というのはエネルギーがいることです。
(断るだけでなくて、YES!NO!と自分の意志を表現するのにエネルギーがいるといったイメージですね)
その「断る」という作業にとても大きなストレスを抱えてしまい、つい引受過ぎてしまったり、我慢しすぎてしまって身動きが取れなくなってしまう・・・というのが、「お断りが苦手」な人です。
その「断れない人」に理由を聞くと、多くの場合、
「だって悪く思われたくなから・・・」
と話して下さいます。
つまり、人から好かれたい、周りの人に認められたい、相手の期待に応えたいからこそ「イヤイヤながらも引き受ける」という事を続けているようなのです。
「断ったことで後でどう思われるか?」「今回断ったからその分次回はこたえないと」と先の事を考えてしんどくなってしまうので、
「断るよりも引受けた方が楽だ」
と感じる人もいるようです。
また中には「断れない」からこそ、一旦引き受けてドタキャンする、という人もいます。
多少体はきつくても、多少気力は使っても、それで何とか引き受けたことが回っている場合は問題ありません。
でも、それが残業に繋がったり、他の人の分を引き受けたが為に、自分の仕事が後回しになってしまったり、体を壊してしまったり。。。ということにもなりかねません。
また「断らない」から、周りの人からは「あの人は仕事が好きなんだ」「余裕があるんだ」と誤解され、ますます頼まれて自分が追い詰められてしまうのです。
*
お断りが苦手な人というのは、一見すると自分のことよりも相手を思いやる優しい気持ちを持った人に見えますが、実は裏を返せば
「お断りをすると、人が私から離れて行ってしまうのでは?」
と恐れていたり、
「お断りなんかしたら、相手に怒られるのでは!?」
と期待に応えられないことを自分の非のように感じてしまっているのかもしれません。
しかし、人間関係は「断る」くらいではそんなに揺らぐものなのでしょうか?
早めに、そしてきちんとした理由をもって「こめんなさい」と出来た方が、あなた自身が楽なだけでなく、相手も助かるのです。
例えばあなたは既に課長から頼まれ仕事を受けていると思って下さい。
そしてその仕事も結構急ぎの仕事で、今日中に何とか処理しなくてはいけないものだと思って下さい。
そこに、普段お世話になっている先輩から「ちょっと手が足りないから手伝ってくれない?」と頼まれた。
そんな時、お断りができないと、実際にはあまり引き受けたくないんだけど、「いいですよ」と先輩には答えてしまう。
そしてその仕事が比較的多くて、やってもやっても終りが見えないと、自分がただ焦るだけではなくて、だんだんと「なんでこのタイミングで頼んでくるんだ!」とその先輩に苛立ちを感じたり、その先輩が休憩なんかしているものなら「お前が頑張れよ!」「私のことをいいように使って!」と不満や怒りを感じます。
そういうことが続くと、その先輩の事を嫌いになることだってあるでしょう。
ここであなたが「いいですよ」と引き受ける言葉よりも言うべきなのは
「すいません、既に課長から急ぎの仕事を頼まれていて、今は手伝えないんです。」
です。
そうすると先輩はただ「あぁ、そっか」と納得します。
そしてその上で他の人にお願いするなど、対処してくれます。
「だって、断る理由がないし・・・」
そう感じてお断り出来ない人もいるかもしれません。
上の例みたいに具体的なお断り理由があれば「こめんなさい」と言いやすいけれど、引き受けるのに慣れてしまっている人ほど
「自分さえ我慢したらなんとかなるかな?」とか
「もうちょっと頑張れるんじゃないかな?」
という風に、自分の限界ギリギリまで引き受ける事が当たりまえになっている場合があるのです。
「課長から頼まれている仕事があっても、そっちの仕事は少しなら後回しにできそうだから、切羽詰まってそうだし、先に先輩のを手伝おうかな?」
そんな風に感じて、実際の仕事の優先順位(締切りだったり重要度だったり)をあまり分析せずに引き受けてしまっている事もあるかもしれません。
そしてその姿を課長がみて、「もう終わったのか?」と誤解して更に別の仕事を頼んできたり、「こちらの仕事を後回しにされた」と気分を害してしまうこともあるかもしれません。
もしあなたがその先輩の事を大切に思っていて、先輩の役に立ちたい!と思っているのであればなおさら、先輩にイライラしたり、先輩のお願いがあなたのストレスになってしまうのはもったいないですよね?
またその事で他の人からあなたが誤解されてしまうことがあってはなおさらもったいないです。
課長に頼まれた仕事が一段落したら、そこであなたからまた「さっきの手伝えることまだありますか?」と先輩に声をかければいいのです。
また「お断り上手」になる為には、ある意味”演技力”も必要かもしれません。
よく「嘘も方便」と言いますが、「断る為の嘘を上手に言えるようになる演技力」ではなくて、「相手を傷つけないための演技力」です。
仮にそれが今回はつくり上げた理由であったとしても、真剣に相手にその事を話し、きちんと「お断りする」ことが大切です。
『出来る時に引き受ける
出来ない時にはきちんとお断りする』
それは自分の為ではなく、相手の為にも繋がります。
そして出来る時に気分よく引き受けてくれたり、
ダメな時にはきちんとお断りしてくれる方が、人は「誠実だ」と感じ信頼するのです。
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