こんにちは。
カウンセリングサービスの吉村ひろえです。
沼田みえ子カウンセラー、中村陽子カウンセラーと共に『大人の恋愛術』を担当させていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
◆男は永遠の少年
「男は永遠の少年なのさ」
なんていうセリフ、聞いたことありませんか?
むかーし、ドラマとか映画でハードボイルド系の男性が
「フッ…」とため息交じりに呟いてみたり
はたまた、ルパン三世が不二子ちゃんに囁いてる
シーンを観た記憶が、私にはあるのですけど
この手のセリフって、好みの男性が言ってるのを聞くと
「可愛いーっ♡」と思えて「キュン!」と来る女性は、多いのではないでしょうか?
しかし、何年も連れ添ったパートナーのことで頂くご相談は
「ウチの夫はすぐに拗ねる。
子供じゃないんだから、小さなことで拗ねないでほしい」
「自分の趣味には”男のロマン”とかいって、現実とは向き合 えない子供なんですよね」
「彼は、壮大な夢は語るんだけど、
小4男児じゃあるまいし」
のような
「うちの夫(彼)は、子供みたいで困ってます!」
というもの。
「可愛いーっ♡」とか「キュン!」ではなく、呆れやじれったさ、イライラを感じる女性は多いようです。
この「永遠の少年」とは、ユング心理学のアーキタイプ(元型)のひとつで
”成人を迎える前に亡くなったオヴィデイウスという神が
太母(グレートマザー)の子宮のなかで再生し
少年として再びこの世に生まれ、決して成人しない英雄となる”
というギリシャ神話から由来しているんだそう。
良い歳した大人なのに、いつまでも子供のままで、大人になり切れない。
パートナーに、そんな幼さを感じたとき、ウンザリ感やイライラを感じることもあるかと思いますが
今回は、そんな男ゴコロを紐解いて、ふたりの関係を温かいものにしてゆくには、どうすればよいのかを考えてみましょう。
◆精神年齢の男女差
同年齢の男女を比べたときの精神年齢は
男性の方が2~3歳低い、いや10歳は低いでしょう
など様々な見解がありますが、いずれにせよ男性の方が
子供っぽいというのは、一般的な共通した認識のようです。
まだ幼い女の子を見ても、オママゴトをしながらすっかり
お母さんになりきっています。(遺憾なく母性を発揮!)
対する男の子は、オママゴトに参加していても
ニコニコ笑っているだけで、母性満開の女の子のいいなりになっている笑
微笑ましい場面ですね。
この頃から既に
男の子は、チャキチャキな女の子を包み込む
おおらかな包容力とのんびりさ
女の子は、のんびりさんの男の子を受け容れながら
お世話しつつ育む、という互いの才能を体現しているようです。
もちろんこれは、どちらが優れていてどちらが劣っている
という優劣のお話しではなく、お互いの特性の ”違い” です。
大人になっても、男女の違い、夫と妻の違い
「パートナーといえども、あの人と私は違うんだな」
と、個人レベルの違いにまで落とし込んで
お互いの”差異”を受け容れてしまった方が、夫や彼に幼さを感じたときに、ガッカリしたりイライラせずにすみます。
たとえば、スコットランドでは”キルト”というチェック柄のスカートを、民族衣装として男性が身に着けてバグパイプを演奏します。
男性がスカートって、日本では一般的ではないけれど
スコットランドの文化だと知れば、全く違和感がありません。
また、インドの人達がスプーンやフォークを使わずに、直接手で食べ物を掴んで食事をしても「赤ちゃんみたい」とは思いませんよね。
文化が違うだけです。
それと同じように、男女、または同性であっても
それぞれに個性や特性があり ”違い” があります。
いかに受け容れあうかは、関係性を構築してゆく上で
とても大切な要素になるのです。
◆違いを知って認め合おう
一般的に見て、男性は女性より子供っぽいというのは
一理ありそうですね。
ただ、その子供っぽさを受け容れられずにいると、いずれふたりの関係は悪くなりそうですが
男性の子供っぽさも、視点を変えると当然良いところもあります。
・のんびりさ→素朴で素直
・優柔不断→優しさ
・夢見がち→ロマンティスト
・義理固さ→人情に厚い
・周りが見えなくなる→集中力の高さ
・強引さ→リーダーシップ
・共感性が低い→理論的
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これらはカウンセリングをしていても、個人的にも感じることです。
そして、男性からすると
「女性って未熟だなぁ」
と感じることもあるようです。
・地図が読めない
・感情的
・機械に弱い
・話しが長い
・何が言いたいかわからない
・すぐ怒る
・自分に自信がない
など、女性が男性に感じるように、男性も女性に
「なんでそうなるのだ?」
と不思議に思うことも多いのですね。
もちろん、上記のことが得意な女性もおられるし、個人差はありますが、実は ”男女はお互いさま” なのかもしれません。
「子供っぽい彼にウンザリ」
そう感じるとき
「この人は、こういうところに子供っぽさが出るのだな」
と ”違い” として受け止めようと思ってみるといいですよ。
そして、
「なにも言わないけど、彼は私の未熟さを黙って受け容れてくれてるのかも」
と想像してみてくださいね。
実際、男性はあまりこういうことを言いたくないのです。
なぜなら、細かいことを言って「小っちゃいヤツ」と思われたくないから。
いつでも愛する女性を受け止められる ”大きな男” でいたいのですね。
ありがたいことです^^
そして、そのうえで彼の大好物な食べ物なんかを、サラッと
「これ、好きだったよね?」
と差し出したりなんかすると、彼は、あなたのことが
またさらに大好きになると思いますよ。
これはグレートマザーの、男性を慈しみ育むマインドです。
・そんなことすると、負けた気がする
・なんだか屈辱的
・私が折れなきゃダメなの?
そう感じた方は ”競争の罠” に嵌っているのかもしれません。
そんなときは
「私にとっての幸せってなんだろう?」
と、あなた自身に問いかけてみてくださいね。
あなたが彼と温かい関係を築きますように。
参考になれば幸いです。
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少々おっかないタイトルですが、よかったらご覧になってみてください
お役に立てれば幸いです