こんにちは。
カウンセリングサービスの吉村ひろえです。
沼田みえ子カウンセラー、中村陽子カウンセラーと共に『大人の恋愛術』を担当させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
◆女性が男性に与えるもの
東洋哲学によると
『女性は、男性にエネルギーを与える』
んだそうです。
エネルギーというと、
”活力” とか ”バイタリティ” といえば伝わりやすいでしょうか。
女性は男性の ”パワーの源” ということのようです。
一方男性は、女性に直接なにかを与えることは出来ず、女性から受け取った、活力やバイタリティ、エネルギーを社会(仕事)、家系、国家に与えるのだそうです。
で、男性が生み出してくれたそれらから、女性は ”勝手に”
楽しみを受取ります。
そして、その受け取った楽しみに工夫やアレンジをして
男性に与える。
与えるというか、これも男性が ”勝手に” 受け取ってくれている、というニュアンスの方が近いですかね。
いえ、勝手にというより ”無意識に” とか ”無自覚に” という方が適切かもしれません。
女性が、自然と男性に与えているものは、具体的には子供や料理、家の居心地の良さなど。
女性は創造力が豊かで、目の前にあるものを受け取り、
そして、女性が受け取っているものが良質であればあるほど男性に与えるものは、健康的な生活、笑顔、喜び、安らぎ、励ましで、
これを聞いたとき私は、思わず「ほぉ~~」
心理学でも女性は受け取ることの方が得意、
もちろん個人差があるので、一般論なのですが。
そしてさらに心理学では、受け取ることと与えることは同義語、ともいわれるのです。
「どゆこと?」ですよね。
しばし、お付き合いくださいませね。
◆どちらが先に与えるのか問題
カウンセリングで、パートナーシップのご相談を伺っていると 【どちらが先に与えるのか問題】 で2人の間に熾烈な争いが巻き起こっているのだな、
相手から欲しいものは
・デートの企画立案
・レストランの予約
・趣味を一緒に楽しむ
・豊かな経済力
・一人の時間
・ゆとりのある暮らし
・居心地の良い生活空間
・ロマンチックなムード
・優しい言葉
・楽しく心地の良いセックス
・家事育児への参加
・
・
・
現実的には、上記のような要望がよくある事項ですが、心理的には
・尊敬
・頼りがい
・穏やかさ
・安らぎ
・思い遣り
・受容
・寛容
・理解
・承認
・
・
・
出ますねぇ~(~_~;)
まだまだありますが、この辺で。
私の願望も入っていますが、これまでのご相談でお聞きしてきたパートナーから ”欲しいもの” です。
でね。
上記のほとんどを、男女ともに
「自分はパートナーに与えている」
若しくは
「与るよう、努力している」
と感じておられます。
実際、自分のことはグッと我慢して、パートナーや家庭のために差し出していることは、たくさんあるだろうし、少なくとも、良いものを提供しようと、どちらもが心掛けておられます。
ですが。
「なんだか、私ばかりが損をしている気がする」
「僕ばかりが我慢しているじゃないか」
そんな思いに囚われて、ムクムクと相手に対する怒りが、湧き上がってくる時期があるのです。
「私ばかり損をしているんだから、
「いやいや、僕だって我慢ばかりしているんだから、
「あなた(君)が先に与えてくれたら、あなた(君)の欲しいものを差し出すよ」
お互いが、そう思っていることが多いのですね。
でも、意地やプライド、これまで抑圧してきた感情がブロックになって、なかなか素直な思いを表現出来なかったりします。
「本当は、もっとあなたとわかりあいたい」
「本当は、君ともっと愛し合いたい」
など。
※カウンセリングでは、抑圧した感情の解放や、ふたりが目指すパートナーシップの在り方などを、先ずは心に落とし込んでゆくことが多いです。
実は、私も結婚していたころは、元夫と本当によくこのようなバトルを繰り広げていました。
「もっと私を理解して、認めてよ!」
彼と必死に戦いながら、心の中ではそんな叫びがあったな、と思います。
今では、そんな理解と承認を、昔よりは上手に私の方から差し出すことが出来るようになったと思うのですけどねぇ。
↑自画自賛^^
心理学は、体で学んだタイプです笑
しかしこの 【どちらが先に与えるのか問題】 は、
心理学では
【正しさの争い】
【主導権争い】
という表現をすることもあります。
◆パートナーシップをリードするのは女性
一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、
子供が出来てからなどは、”男女”から”家族”
そして、パートナーに感じる感情で
「こんな私も居たんだ!」
と思いもよらない自分と出会って、驚かれる方も少なくありません。
「私って、こんなにも怒りんぼだったんだな」
「僕は実は、寂しがりやだったんだ」
「自分は、こんなにも怖がりだったのか」
など、パートナシップは自分でも知らなかった自分に気づかせてくれることが多いです。
因みにこの、自分でも知らなかった自分、つまり、潜在意識に潜っていた自分の感情が意識上に昇り、それを認識することを ”意識領域の拡大” といいます。
意識が拡がると、色んな選択肢が増えます^^
話しが逸れましたが、2人の不満がぶつかり、どちらも引けずに綱引きの綱がピーンと張っている状態は、やがてどちらもが、その関係に疲れてしまいます。
「ハイハイ、君が正しいからそれでいいよ」
「もう、あなたとはやっていけないわ」
一緒に居続けるにしても、関係性は破綻したまま。
別れを選ぶにしても、悲しみや、恨みつらみが尾を引き、絶望感や敗北感を抱えやすくなる。
そうなると、どちらを選んでもイバラの道ですよね。
なのでそんなときは、ピーンと張った綱を持つ手を緩めることをおススメしたいのです。
それが出来るともう一度パートナーと繋がり、ふたりの絆を育んでいける可能性が高まるから。
いばらの道をゆくよりも、まだ経験したことのないパートナーシップが待っている方に賭けてみる方が、最善を尽くした方が、心が納得しやすいことも理由のひとつです。
そして、パートナーシップをリードするのは、幸か不幸か、女性の方が得意だと、心理学ではいわれています。
思考ではなくハートで築くのがパートナーシップなので、拮抗した感情面を緩めるのは、女性の方が上手なのですね。
◆女性の偉大なる天性
ここで、冒頭の東洋哲学に戻るのですが
『男性が生み出してくれたそれらから、女性は ”勝手に”
楽しみを受取り』
とあります。
女性は、楽しみを受け取る天性を持っている、ということだと思うのですね。
創造力豊かで、楽しみ上手。
これって、偉大な才能だと思うのです。
そして、この性分を使わない手はない、と思うのですよ。
心理学でも、同じことをお伝えすることがあります。
目の前にあるものを受け取って、創意工夫しながら楽しんでいること自体が、男性に既に、活力やバイタリティを与えている、ということになる。
これが、受け取ると与えるは同義語、といわれる所以です。
多くの男性は心理的にも
「僕の彼女がゴキゲンでいてくれさえいたら、なにも言うことはない」
というほどに、女性が満たされていることに安心感や満足感を覚えるのです。
男性は ”自分が用意したもので、パートナーを幸せにしている” と感じられることで
・自分は役に立っている
・自分の存在を認めることが出来る
・自分を評価している
と自分の存在意義を見出せる、といわれます。
それくらい、男性は自分というものが心許なく、繊細なのかもしれません。
もしもあなたが今、ピーンと張った綱を握っている手があるなら、それを少し緩めてみましょう。
その手を、創造や自分を楽しませることに使ってみましょう。
とはいえ、いくら女性が天性の受け取り上手や楽しみ上手な性分を備えているといっても、仕事や家事育児に疲れることもあるかと思います。
しかし、そんなときも、自分をダメだと責めずに
「どこか、美味しいものでも食べに行こう~♪」
と、いかにラクをするかを考えるといいですよ笑
あなたの笑顔が、彼の癒しです。
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少々おっかないタイトルですが、よかったらご覧になってみてください
お役に立てれば幸いです