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こんにちは秋葉秀海です。恋愛心理学火曜日を成井裕美カウンセラー、阿部純也カウンセラーと担当しています。四月からイチ連載で帰ってきたモテ男・モテ女の作り方。今年最後の担当回は、誰もが知ってるこの物語からお話を始めてみたいと思います。
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女王の憂鬱と鏡の中の白雪姫
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰だい?」グリム童話「 白雪姫」より
美しい姫と、嫉妬心から彼女を殺してしまおうとする継母の物語「白雪姫」は、ディズニー映画にもなっている童話の定番。「鏡よ鏡…」という冒頭のセリフは、世界で最も有名な問い掛けと言えるかもしれません。
日毎に美しさを増していく娘を受け容れらず嫉妬に燃える女王は、まず猟師に姫を殺すように命じ、失敗すると様々な方法を試みた末に毒リンゴを食べさせようと老婆に化けて姫を訪ねます。
いっぽう、猟師に命を助けられ七人の小人達と暮らしていた白雪姫は訪ねてきた老婆に貰ったリンゴを食べて命を落としてしまいます。
嘆き悲しむ小人たちの前に表れた隣国の王子が姫に心を奪われて、くちづけをすると…白雪姫は目を覚まし王子と結婚。
幸せに包まれる姫とは対象的に、世界一の美しさに囚われた女王は失意のまま生涯を終える。
いつまでも美しく魅力的でありたい。
そう願うのはいいけれど、誰かと比べる気持ちは嫉妬を育み、過ぎた嫉妬は災厄をもたらす。
多くのお伽噺がそうであるように白雪姫にもまた、そんな教訓が込められているのもしれません。
ではこの物語をモテオーラという観点から私たちの物語として当てはめてみたら?
鏡に向かって憂鬱な顔をしている女王は自信を失くした私たち。鏡の中に映し出される白雪姫は私たちに劣等感を抱かせる「誰か」。もしくは、私たちが届かないと感じている「理想的な自分」なのかもしれません。
うぬぼれ醸造器と自慢の消毒器
以前、鏡について面白い記述をしている本を読んだことがあります。(※)
それによると、鏡というのは「うぬぼれ」を育む醸造器であるとともに、「自慢」を消し去る消毒器だそうです。なるほど。鏡の自分を過度に評価すれば自惚れやすく、クールに見つめれば自慢や自惚れも鎮まります。
どんなに美人やカッコいい人であっても自惚れが強い人というのはあまり魅力的ではありませんよね?いっぽう、メイクやスタイル、表情に自分らしさのある人というのはそれだけでもずいぶん魅力的に見えるものです。
鏡というのはうまく利用すれば行き過ぎた自惚れを抑制して魅力的な自分らしさを演出するツールになるようです。
けれどこんな経験はないでしょうか?
新しいヘアスタイルにチャレンジした後しばらく、鏡を見るたび「イケてないんじゃ?」と不安な気持ちになる。
ちょっと太ったかも?という時、気がつけば身体の輪郭をみないように鏡から目を逸らしている。
鏡というのは時に、私たちから自信を奪っていくものでもあります。
まして白雪姫の継母のように、そこに映るのが思い描いた理想の自分でなかったら?
嫉妬と劣等感から時に自尊心さえ損なわれてしまうかもしれません。
鏡に向かって心を整える
本来、鏡に映っているのは左右対象の自分でしかありません。
それ以上でも、それ以下でもないのですが、私たちはそこに様々なものを投影しては、自惚れたり、自信を無くしたり、時に傷ついたりするのです。
それは、鏡に映った現実の自分を見ているというよりも、心の中にいる自分の姿を鏡を通して見ているようです。
鏡に映った自分を見る。
「超完璧で超可愛い‼」もちろんそれもオッケーですが、自惚れ屋さんと思われないように少しクールダウンが必要かもしれません。
「サイテー、サイアク、大嫌い」そんな時、まず見直すべきはそう感じる心の方かもしれません。
私たちの心は不揃いに思えたり違和感を感じるものに囚われ易いものです。
その特性を知っておけば鏡に映っている問題が本当は、ルックスではなくその捉え方の問題であることが分かるでしょう。
そして嫉妬や劣等感を生み出しているほとんどすべてが、私たち自身で創り出した比較であることにも気づくかもしれません。
自分の顔や体型、性格に好きなところもあれば嫌いなところもある、それが普通で自然なことです。
ところが好きなところにだけにフォーカスするから時に自惚れ屋で傲慢にさえ見えてしまう。また嫌なところにばかりフォーカスするから自信をなくして自分が嫌いになってしまう。
鏡に向かって身だしなみを整える。そのとき一緒に心も整えてみましょう。
自惚れるではなく。
自信なさげでもなく。
自然な自分らしさを表現できている人というのは魅力的ですからね。
そして鏡に問い掛けてみます。
「鏡よ鏡、私は私らしくありますか?」
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先日、姿勢専門のトレーナーと話をする機会がありました。
彼いわく、「痩せてキレイになりたい」と言っている人のほとんどは、胸を張って背筋を伸ばすだけで今よりずっとキレイでカッコ良く見えるそうです。寒い季節、気がつけば前屈みになり易い時期だからこそ、姿勢を正してカッコ良く歩いて行きたいものです。
少し早いですが、今年も一年アメブロ「恋愛テクニック」をご愛読いただきありがとうございました。
次回、秋葉秀海の登場は新年1月1日(火)です。それでは今年も残すところあとわずか、風邪などひかれませんように、どうぞ良いお歳をお迎えください!
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2012年最後の心理学ワークショップ開催!
12月15日(土)五反田ゆうぽうとにて、今年最後の心理学ワークショップを開催します!
テーマは『人生が変わる心の使い方講座』
永年付き合ってきた問題を手放してこれまでと違った人生を生きていくための心の使い方について学んでいくワークショップです。あなたが今『解決したい』と考えている問題について考えていきますので、来年こそは何とかしたいテーマをひとつご用意のいただくとより効果的に講座を受講できます。
日時:12/15(土)13:30-15:30
会場:五反田・ゆうぽうと 5F カルチャープラザ
聴いて学ぶ心理学『きくまるダウンロードサービス』から秋葉秀海の講演が発売中!
「心の取扱い説明書」(2012年名古屋感謝祭・講演より)
流されやすくてコロコロ変わる。それでいてわがままで頑固。
そんな、心の取り扱い方についてお話をしています。自分の、他人の心の扱い方について知りたい人は必聴です。
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