こんにちは、阿部純也です。毎週火曜日に『モテオーラ養成講座』を成井裕美、秋葉秀海カウンセラーとともに担当しています。
今週は「別れ話を受け止めよう」をお届けします。
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前提として、おつきあいに至ったならば彼はあなたに何かしらの価値や魅力を感じた、ということになります。
あなたがどんなに自分のことが嫌いでも、自分のどこが好きかわからなくても、自信が全く持てなくても、彼はあなたにOKを出したんです。そこは自信をもちましょうね。彼にとって、あなたは「あり」だったんです。
ところが、そんな彼とうまくいかなくなってしまって「やっぱり、なし」に変わってしまったのだとしたら、そこには何かしらの「理由」があるわけです。
それは、
なんだか楽しくない・もう嫌だ!・正直、疲れた…
(我慢してきた、傷ついてきた、自由が欲しい、愛がない、わかってもらえない…etc)
かもしれないし、
俺には無理だ!・他の男の方がいいと思う・できないよ…
(傷つけてきた、幸せにする自信がない、期待に応えられない、喜ばせられない…etc)
かもしれないし、
ずっと以前からそれらがあって既に浮気になってしまい、他に好きな人ができた、になってしまっている場合もあります。
あなたが彼ともっといい関係を作りたい、別れたくない、やり直したい、のであれば、まずはこの理由、彼が感じていることをちゃんと知って理解しておきたいところです。
そのためには彼とコミュニケーションをとって、彼の気持ちを上手に訊いてあげる必要があるんですよね。
カウンセリングでいうところの「傾聴」というものですが、この「訊く」というのが、慣れていないとなかなか難しかったりもします。
そもそも怖くて聞けないという方も多いですし、自分が当事者になってしまうと、ついつい相手の感じ方に意見を言いたくなってしまうものでもあります。だって、そんな風に思ってないとか、それには理由があるとか、言いたくなってしまうんです。本人ですから。
逆の立場でもよく起こると思います。彼に「それは違うよ」とか「君がそういうなら俺だって」とか「こうすればいいじゃん」とか、感じたことを否定されたり、考えを押し付けられたり話の腰を折られた感じがしたことはないでしょうか?多くの場合、彼に悪気はないんですが、話を聞いてもらえる感じはあまりしないですよね。あれをやってはいけないわけです。
よく「私は話し合いたいんですけど、彼が応じてくれないんです」という話をお聞きしますが、それはひょっとしたら、彼はあなたに「話を訊いてもらえる気がしない、話してもわかってもらえそうにない」と感じているのかもしれません。もちろん、罪悪感を感じて話しにくい、感情的になられるのがイヤ、言葉で表現するのが苦手、という場合もありますよ。
いずれにせよ、まずは彼が安心して話せる場を作ってあげたいところです。
別れ話、は切り出されるとショックで動揺しがちですが、本質的には「もう関係を続けて行く自信がなくなってしまった」という相手の弱音だとも言えます。何よりも、2人がそれまでコミュニケーションできていなかった分野の、彼の本音を訊くチャンスなんですよね。もっと言うと、関係を今まで以上に良くするチャンスでもあります。
だから、あまり怖がらないで。
怖がっていると彼の気持ち、見えなくなっちゃうんです。まずは彼の感じていることを受け止めて、彼の話に耳を傾けてみましょう。
怖がっていると彼の気持ち、見えなくなっちゃうんです。まずは彼の感じていることを受け止めて、彼の話に耳を傾けてみましょう。
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