日曜日・恋愛心理学講座を原カウンセラー と隔週で担当しています。
恋愛とは、感情が重要な役割を果たすものです。
つまり、好きとか嫌いといったことは、理屈ではなく、あなたの感情であるわけです。
たとえば、「あんな人、やめといたほうがいいわよ」とだれからも言われ、自分でもいろいろな角度から考えて、「彼とは別れたほうがよさそうだなぁ」と思ったとしても、「どうしても嫌いになれない」というようなことは、恋愛では数え切れないほどあるわけです。
あるいは、お見合い相手として最高の条件の人が現れて、まわりの人たちもこぞってすすめてくれるのだけど、「生理的にムリ!」ということも恋愛ではよくあるわけです。
ここに隠されているポイントは、「頭でわかっている“理性”と、心が感じる“感情”は一致しない」ということです。
理性的なもののすべては、あなたの感情を抑えつけるために存在するといえるかもしれません。
理性は、必ず“恐れ”を土台にして、あなたに「これをやりなさい、あれをやりなさい」、「これをしておかないと、たいへんな目に遭うわよ」と脅します。
そして、あなたは「やらなくてはならないこと」ばかりに支配されるようになるわけです。
恋愛も、恐れが土台にあると、「愛されるために、やらなければならないこと」に支配されるようになってしまいます。
下塗り、上塗り、総仕上げ‥‥。
あっちもこっちも、寄せて、上げる‥‥。
そして、恋愛心理学のブログなんかも、忘れずに読んでおかなければなりません。
要は、「なにもしないでいると、愛されないぞ」と、理性はあなたを脅してくるわけです。
ところが、そんなふうに、いろいろなことを一生懸命、がんばっているあなたほど、赤ちゃんやペットを見たとき、うっかり癒されてしまうのではないでしょうか。
赤ちゃんやペットは、愛されるためになんの努力もしていません。
こびも売らないし、相手に気をつかうこともありません。
そこからは、「愛されるためには、じつはなんの努力もいらない」ということを学ぶこともできますよね。
‥‥なんてことばかり、恋愛心理学ブログには書いてあったりするのですが、すると、あなたの理性はあなたにこう言うわけです。
「そんなたわごとを信頼して、大事なものをなくしたいの?」
ここで、考えてみていただきたいのです。
先ほども書いたように、あなたの行動動機のほとんどは「しなければいけない」というもので、その裏には「それをしないと、たいへんな目に遭う」という恐れがあるわけです。
でも、はたして、ほんとうにほんとうに、そうなのでしょうか?
心理学的な立場から、みなさんにアドバイスしますね。
恋愛において、「しなければいけない」という思いに支配されているとき、あなたが感じている感情は「これをしないと、嫌われるのではないか?」というものです。
そして、感情というものは共鳴しますから、「嫌われるのでは?」という恐れを抱いているあなたを見ると、まわりの人はなぜかちょっぴり、あなたを嫌いたくなったりするのです。
なぜなら、そのときのあなたは、疑い深い目で人を見ながら低い声で「ウーーー」と唸る犬のように見えたりしがちです。
犬はなぜ唸るのかというと、「オレさまのことを、けとばしたりするんじゃないだろうな?」と疑っているからです。
唸られた相手はその恐れに共鳴し、「なんだ、このかんじの悪い犬、けとばしてやろうか?」とも思ったりするわけです。
「自分のことが大好きな人は、人からもモテる」というのは、ある意味、心理学的には正しいといえます。
あなたがいい気分だとしたら、その感情はまわりの人にも伝わります。そして、気分のよさそうなあなたを見て、人は好印象を抱くものだからです。
ということは、「自分で自分のご機嫌をどれだけ上手にとれるか」が、モテるための大事なポイントということだってできるでしょう。
私は離婚にまつわるカウンセリングもとてもたくさんしてきましたが、肉体的なことを理由に離婚しようと考える人はほとんどいらっしゃいません。
つまり、だれもが感情的な理由で離婚を決めているのです。
そのほとんどが、相手の不機嫌によるものです。
アンチエイジングからダイエットまで、肉体的にケアできることはいろいろあります。
でも、そのどれよりもあなたの魅力を高めるのは、あなた自身が「上機嫌である」ということなのかもしれませんよ。
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