こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の〈大人の恋愛術〉コラムをお届けしています。
お知らせ!〈大人の恋愛術〉の執筆陣が変わります。
みずがきひろみは9月末日をもってカウンセリングサービスを退会します。長年執筆させていただきました本コラムも、7月いっぱいで降板することになりました。長い間、楽しみに読んでいただき、ありがとうございました。
8月からは、沼田みえ子カウンセラーに、中村陽子カウンセラー、吉村ひろえカウンセラーと、個性豊かでパワフルな二人が執筆陣に加わり、パワーアップして金曜日の〈大人の恋愛術〉コラムをお届けします。どうぞお楽しみに!
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さて、恋愛のカウンセリングでよくいただくご相談事として、
「ラブラブのパートナーシップが欲しいんです。どうしたら『理想のパートナー』を手に入れることができますか?」
というものがあります。
「理想のパートナー」なんていないけれど「ダイヤの原石」ならいる
ぶっちゃけ、初めから「理想のパートナー」なんていません。残念ですけれど。
「理想のパートナー」という完成形はありませんが、ダイヤの原石はいます。
ロマンスの時期に、私たちは、お相手のなりうる「サイコー」を垣間見ることができます。そして、二人がラブラブだとどんなに楽しいかが体験できます。
このヴィジョンを持って、パートナーシップの旅に出ますが、ほどなくお互いにがっかりすることが続き、「ダイヤどころか、河原の石コロだ!」と腹を立てることになります。そんながっかりを超えていくのに、「磨けば、ダイヤ!」と自分を奮い立たせるヴィジョンがあると助かりますね。
「私のパートナーはつまらない」と思っていらっしゃるとしたら、ご自分の手の中の「ダイヤの原石」を磨くのを諦めてしまったのかもしれません。
そんなあなたには、過去記事ですが、『「彼(女)を変えたい!」って思ってしまうときがあります』も合わせてご覧くださいね。
「ダイヤの原石」の見極め方
「ダイヤの原石」なのか、その辺の石ころなのか、どう見極めたらいいですか?と聞かれそうですね。
出会いの最初の段階では、学歴や職業、見た目、家族など、わかりやすいプロフィールで選択肢を絞り込むというのは、昔も今も、よくあることなのではないでしょうか。
ただ、いくらプロフィール的には「理想」どおりでも、人柄まではなかなかわかりません。
「会ってみたら、優しい人でよかった」。
「話していると楽しい」。
「真面目で信頼できる人」。
多くの人は、無自覚ながら、自分が「好き」なタイプの人がいて、「楽しい」のがいい人、「安心させてくれる」人がいい人など、外せないポイントがあるようです。
そこがヒットすれば、おつきあいや結婚にも「GO!」が出るのではないかしら?
「自分のパートナー選びに自信がないんです」とこぼす、ダメンズウォーカー(死語か?)を名乗る女性たちには、私は、「ダイヤの原石」を選ぶ基準として、次の3点をお伝えすることが多いです。
- (あなたに対して)誠実であること
- (あなたのために)「変わる」気持ちのある人
- 感覚が合う人
(あなたに対して)誠実であること
人間だから、誰しも欠点はありますし、長い時間の中では必ず「問題」が出てきます。だから、問題があることが問題なのではなくて、それをお互いに伝えられないこと、が1番の問題です。
借金、浮気、病気など、私たちは人にあまり知られたくないことを抱えているものです。でも、それを二人で乗り越えていくためには、お互いがお互いに対して正直になる必要があります。
あなたに対して誠実であるかどうかは、幸せなパートナーシップを育むためのとても大事な条件です。
(あなたのために)「変わる」気持ちのある人
誰かのために「変わろう」と思っても、なかなか難しいですよね。
「変わりたい」と思っても、変われない。そんな苦労をしたことのある人ならば、あなたのために「変わる」気持ちのある人が、どれほどあなたを幸せにしたいと思っているかがわかるのではないでしょうか。
長く続く関係性では、お互いがお互いを許し合い、学び合い、受け入れ合っていくことになりますから、相手のいうことに対して、素直でしなやかでありたいもの。
あなたのために「変わる」気持ちがある、そんな素直さが見えたら、それはぜひ、喜んで受け取っていただきたいです。
感覚が合う人
誠実だし、素直だし、条件的にはぴったりなのに、「生理的に受け付けないものがある」としたら、その関係性はやっぱり難しいかもしれません。
これは相性の問題で、「いい」とか「悪い」という問題ではありませんから。
この感覚的な相性は、どうも安心感と結びついているようで、どんなに喧嘩や問題が多くても、「感覚が合う」とコミュニケーションの間合いが取りやすいからか、安心できて、素直になりやすいです。
「ダイヤの原石」を探すあなたが準備したいこと
あなたにぴったりの「ダイヤの原石」を見出すには、あなたの方も、準備したいことがあります。
「ダイヤの原石」ハンターの心の準備を2つ、お勧めします。
- NOを言えること
- 自分のニーズにOKを出すこと
ちょっと解説が必要かもしれません。
NOを言えること
イヤなことを「イヤだ」と言うのは、そんなに簡単なことではありません。特に、優しい人にとっては、ハードルが高いです。
お断りされると傷つくことが多いので、優しい人は相手の、このちょっとした痛みに敏感で、他人の気持ちや想いを感じてしまうと、それを拒絶できません。
そうすると、いつも誰か他の人に自分が振り回されているような感覚になります。
でも、これでは、自分の気持ちや言動の自由を大切にしたいと思うとパートナーシップはウザイものになってしまいます。
なので、「イヤなものはイヤ」と言えることがとても大事です。
まずは、断られてもどっちでもいいような、ランチのメニューやお散歩のコース決めなどで、自分のこだわりを意識して主張する練習をしておきましょう。
でないと肝心要のところでNOをいきなり言わないとならなくて、パートナーシップそのものを諦めなければならなくなります。
自分のニーズにOKを出すこと
これも優しい人は苦手な人が多いです。
つい、自分の「欲しい」や「やりたい」を後回しにするクセがあるので、抑えることに慣れちゃっていて、わからないことが多いのです。
普通は、我慢をしているとイライラしたり、怒りが込み上げてくるのですが、自分のニーズを抑えたり、誤魔化したりするのに慣れていると、このイライラが数日後になってようやく出てきて気づく、なんてこともあるくらいです。
でも、例えば、あなたがおしゃべりが大好きだけれど、お母さんが頭痛持ちなのを知っていて、お母さんに話したい学校の話とかあるのに我慢していたとします。
そこへいとこが遊びにきて、お母さんの具合の悪さにお構いなく、学校である出来事を逐一、長々とお母さんに聞いてもらっているとします、オモシロイわけがないですよね?
このいとこのことを嫌いになると思いませんか?
パートナーに近づくと、どうしても相手に、自分が自分に禁止したことなどを見つけちゃって、それをシャーシャーとやる相手にうんざりしてしまいます。
こうして幻滅すると、これまでのようにパートナーを目にハートマークを入れて見ることができなくなります。相手は、「あれ?嫌われた?」と思います。
こうして、関係性にヒビが入ることってたくさんあります。
お相手も、人。
だから、お相手にも、ニーズがある。「甘えたい」とか、「甘えたい」とか、「甘えたい」とか。
でも、あなたが「甘えたい」と思っちゃダメと思っていると、お相手の「甘えたい」はウザく見えます。
距離を取りたくなりますよね?
あなたに「甘えたい」のですが、「甘えたい」だけではなくて、他にもあなたへの感謝や、祝福もあるのですが、自分のニーズに厳しすぎると、それも感じられないのです。
「ダイヤの原石」からの誠意ある愛情を受け止められるように、この二つ、今日から意識してみてくださいね。
今日も幸せ。明日も幸せ。ずっと続く幸せを見つけられますように。
love and abundance,
みずがきひろみ
ココロを学んでバージョンアップしたいあなたのために、、、
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