こんばんは清水三季央（しみずみきお）です。有名人や一般の方での自殺される方が増えており、非常に残念に感じています。特定の方の理由はもちろんわかりかねますので触れませんが、一般的に多くの方が苦しまされているであろう完璧主義について改めてお伝えしたいと思います。
◆完璧主義とは
物事を完璧にしなければならないと考え、自分自身の心や体でのできる範囲を超えて、がんばりすぎてしまう、心のあり方を指しています。ちゃんとやらなくちゃと思いすぎてしまうことです。
コロナやそれに伴う経済などの問題があって、人生が今までのようにスムーズに完璧に続けられないとき、完璧主義があると、心は柔軟に持ちこたえられず、心がポキンと折れたようにうつ状態なったり、キレてしまったり、自暴自棄になったりと不安定になりやすいです。
これはもう20年近く何度もお伝えしている、人が心にストレスを感じて、生きにくさを感じる原因ですが、改めて考えると、今の時代になると、むしろ完璧主義を突き通すことは不可能な時代になっていると感じます。なぜなら現代人はやるべきことが多すぎるからです。
◆やることが多すぎる現代人
具体的には、SNS１つをとりあげても、インスタ、ツイッター、ライン、それぞれに複数アカウントがあったり、複数グループに入っていて、それぞれに友達がいてコミュニケーションしたり、投稿するだけですでにやることが多いです。
SNSはツールとして、恋活、婚活、妊活、子育てなど人生のあらゆるジャンルで、また各季節の年間行事にもついてまわりますね。それら以外にもキャリア・ファイナンス・美容・ダイエット・健康・料理・家事・掃除・ライフスタイルなどその他のジャンルも含めて、検索するとたくさんの情報やノウハウがあって読み切れないですし、知った情報をすべて実行するとしたら、その作業量と時間も多くなりますよ。またそのとりくんだプロセスや成果にSNSの作業がついてまわります。細かいところをとりいれすぎると、もはや完璧に生きられない時代だともいえます。
多くの方はそれを日常的にさらっとできて大変なことをしているという意識は少ない場合もありますが、数カ月数年単位の時間差で後から心や体への負担を実感する場合もあるようです。
◆さらにコロナ
もともと、現代人はやることが多いところ、さらに、今年は、コロナという未知の感染症への対応作業が、日常の中へ追加されました。自分自身への対処でも大変ですが、仕事、家族やお子さん、高齢者など、守るべき人がいればなおさら、心配や対応作業は増え、心や体への負担も確実に増えたことでしょう。だからといって、命に関することは、完璧にしないわけにいかないので、重要ではないジャンルで完璧主義を控えて心にゆとりをつくらなければ、誰もが限界に到達しておかしくないと思います。
◆完璧主義をやめる
完璧にすると、ある意味ではきちんと感が感じられて気持ちがいいです、さらにSNSなど他人からの承認もセットになっていればなおさら気持ちがいいものです。表面的なこの感覚にとらわれてしまって、本質的に自分がどうしたいのかという心の奥の気持ちよさや本質的に大切なことかどうかを見極めることを見失ってしまわないようにするところがポイントになります。
といってすぐに自分の気持ちはわかりにくいですから、まずはあきらかに重要ではなさそうなジャンルの作業量を減らしてゆとりのある時間を少しでもつくるところからはじめるとやりやすいです。
◆終わりに
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。コロナの感染者数が減り社会の緊迫感が減り、夏の暑さも終わり涼しくなり、急に心や体の疲れが出るタイミングでもあります。意図して今のうちに心や体のケアを行っていただきたいと思います。ご興味がある方は、遠慮なくカウンセリングを使っていただいて早く心のゆとりをとりもどしましょう。
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