こんにちは。
カウンセリングサービスの原裕輝です。
当社の平準司と隔週交代で日曜日に恋愛心理学を執筆しています。
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コミットするという考え方
〜あなたの持ち札の一つとしていかが?〜
文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)
●コミットという考え方
コミットという言葉を最近、雑誌で見たり、テレビで耳にすることが増えたように思います。
パーソナルトレーニングジムをしているライザップさんは「結果にコミットする」というキャッチコピーのCMを放映していますね。
ライザップさんのCMでコミットという言葉を耳にしたことがある人も多いんじゃないかと思います。
コミットを辞書で調べると、“目標に対して責任を持って深くかかわるという意味”とのことです。
このコミットという考え方をカウンセリングでも使うことがあります。
●二つの思いの中で揺れる
例えば、
パートナーとの関係で、最近喧嘩が多くて悩んでいるA子さんという方がいたとします。
「もうちょっと喧嘩を少なくして仲良くやってきたいと思うんだけど、どうすればいいのかなぁ・・・」
と悩んでいるとします。
喧嘩になる要因を見ていくと・・・
彼はネガティブな性格でA子さんによく愚痴をこぼすします。
A子さんは最初はその愚痴を聞くのですが聞いてるうちにイライラしてしまい彼に
「いつまでグチグチと同じこと言ってるの」
と、きつい口調で言ってしまいます。
彼は彼でそのイライラするA子さんの態度に思いやりがないと腹を立てて喧嘩になることが多いとします。
仲良くやっていくためには、
・A子さんが愚痴を言う彼を受け止めてあげれるようなA子さんに成長する。
・彼がもうちょっとポジティブに考えることができるように成長する。
というテーマが問題改善のテーマとして考えやすいです。
しかし、A子さんは、
「いつも私から歩み寄るとか、私から問題解決に向けて頑張るとかばっかりでシャクだなぁ。
今回は私からではなく、彼から変わって欲しい!彼が変わったら私も変わることを考えなくもない」
と思っていました。
その一方で、
「彼から変わりだすというのは望みが薄いし、早く喧嘩を少なくして仲良くしていきた。そのためには私から変わったほうがいいのかな?でもそれはやっぱりシャクだな」
とも思っていました。
そんな2つの思いの中でで揺れ動いて3ヶ月・・・。
状況は何も変わらないまま時が経ってしまいました。
●葛藤している時は心のエネルギー効率が悪い
これは例え話ですが、
私から歩み寄るのはシャクだ。
私から変わるというのはシャクだ。
相手のほうから歩み寄ったり、変わったりしてほしいというお話はよくよくあったりします。
そのお気持ちはわかる気がします。
このA子さんの場合、
2つの思いで揺れている時間は、
自分から変わろうか、それとも相手が変わるのかを待つのかを決めかねている葛藤状態と言えます。
仮に、
自分から変わろうという思いが50%
自分からは変わりたくない相手が変わろうとする態度があれば私も変わることを考えなくもないという思いが50%
の葛藤状態であったとします。
図にすると、こんな形。
↓
+++
変わろう 変わりたくない
50%←--・--→50%
+++
すると、
50:50の綱引きが行われているようなもので、どちらにも進まない状態になってしまいます。
仮にこれが、
自分から変わろうという思いが60%
自分からは変わりたくない相手が変わろうとする態度があれば私も変わることを考えなくもないという思いが40%だったとします。
図にすると、こんな形。
↓
+++
変わろう 変わりたくない
60%←---・--→40%
+++
60:40の綱引きで、20の力でしから変わろうという方向に進まないことになってしまいます。
悩んで心のエネルギー使ったり、悩むのに時間を使ったりするのですが20の力しか変わろうという方向に使えていないです。
こういうふうに考えてみると、
しかし、A子さんは、
「いつも私から歩み寄るとか、私から問題解決に向けて頑張るとかばっかりでシャクだなぁ。
今回は私からではなく、彼から変わって欲しい!彼が変わったら私も変わることを考えなくもない」
と思っていました。
その一方で、
「彼から変わりだすというのは望みが薄いし、早く喧嘩を少なくして仲良くしていきた。そのためには私から変わったほうがいいのかな?でもそれはやっぱりシャクだな」
とも思っていました。
そんな2つの思いの中でで揺れ動いて3ヶ月・・・。
状況は何も変わらないまま時が経ってしまいました。
●葛藤している時は心のエネルギー効率が悪い
これは例え話ですが、
私から歩み寄るのはシャクだ。
私から変わるというのはシャクだ。
相手のほうから歩み寄ったり、変わったりしてほしいというお話はよくよくあったりします。
そのお気持ちはわかる気がします。
このA子さんの場合、
2つの思いで揺れている時間は、
自分から変わろうか、それとも相手が変わるのかを待つのかを決めかねている葛藤状態と言えます。
仮に、
自分から変わろうという思いが50%
自分からは変わりたくない相手が変わろうとする態度があれば私も変わることを考えなくもないという思いが50%
の葛藤状態であったとします。
図にすると、こんな形。
↓
+++
変わろう 変わりたくない
50%←--・--→50%
+++
すると、
50:50の綱引きが行われているようなもので、どちらにも進まない状態になってしまいます。
仮にこれが、
自分から変わろうという思いが60%
自分からは変わりたくない相手が変わろうとする態度があれば私も変わることを考えなくもないという思いが40%だったとします。
図にすると、こんな形。
↓
+++
変わろう 変わりたくない
60%←---・--→40%
+++
60:40の綱引きで、20の力でしから変わろうという方向に進まないことになってしまいます。
悩んで心のエネルギー使ったり、悩むのに時間を使ったりするのですが20の力しか変わろうという方向に使えていないです。
こういうふうに考えてみると、
葛藤状態の時は心のエネルギー効率が良いとは言えなさそうですね。
あと、葛藤している時は、葛藤することだけで(何か行動を起こしたり、相手と関わったりしなくとも)心が疲れてしまいます。
しんどいです。![ショボーン]()
●コミットの利点は心のエネルギー効率が良くなること
こういう時に、
コミットとするという考え方を使うことがあります。
この例え話のA子さん場合は、彼と仲良くやっていきたいというのが目標なわけですから、
彼と仲良くやっていくことにコミットするわけですね。
コミットの部分を日本語に訳して記してみると・・・
あと、葛藤している時は、葛藤することだけで(何か行動を起こしたり、相手と関わったりしなくとも)心が疲れてしまいます。
しんどいです。

●コミットの利点は心のエネルギー効率が良くなること
こういう時に、
コミットとするという考え方を使うことがあります。
この例え話のA子さん場合は、彼と仲良くやっていきたいというのが目標なわけですから、
彼と仲良くやっていくことにコミットするわけですね。
コミットの部分を日本語に訳して記してみると・・・
“彼と仲良くやっていくという目標に向かって責任を持って深くかかわる“
ということになります。
その為に、自分のできることをやっていくと決めていくのです。
“彼と仲良くやっていくという目標に向かって責任を持って深くかかわる“
その為に、自分のできることをやっていくと決めていくわけですから、その為にできることとして、自分から変わっていこうということになります。
すると・・・
図にすると、こんな形になります。
↓
+++
変わろう 変わりたくない
100%←———-・0%
+++
綱引き状態がなくなり、問題の改善の為に自分から変わっていこうという方向性に100の心のエネルギーを使っていくことになります。
コミット前は、葛藤をすることに心のエネルギーをずいぶんと使っていた状態だったのが、コミットをすることにより、その目標に向かっていくのに何をしていくと良いのかということに心のエネルギーを注ぎ込む状態に変わることになります。
コミットすることの利点は心のエネルギー効率が良くなることと言えます。
また、葛藤状態の時はしんどいです。
コミットすると、問題は解消されていないしんどさはあるものの、葛藤のしんどさからは解放されるというのもコミットの利点の一つになります。
●あなたの持ち札として持っておく
状況や心情によって、この考え方が使いやすいシーンの方、この考え方が使いにくいシーンの方はいらっしゃると思うんです。
仮に今すぐ役立つ考え方では無くとも、
”心のエネルギーを効率よく使ったり、葛藤から解放されるために、コミットという考え方もある”
ということになります。
その為に、自分のできることをやっていくと決めていくのです。
“彼と仲良くやっていくという目標に向かって責任を持って深くかかわる“
その為に、自分のできることをやっていくと決めていくわけですから、その為にできることとして、自分から変わっていこうということになります。
すると・・・
図にすると、こんな形になります。
↓
+++
変わろう 変わりたくない
100%←———-・0%
+++
綱引き状態がなくなり、問題の改善の為に自分から変わっていこうという方向性に100の心のエネルギーを使っていくことになります。
コミット前は、葛藤をすることに心のエネルギーをずいぶんと使っていた状態だったのが、コミットをすることにより、その目標に向かっていくのに何をしていくと良いのかということに心のエネルギーを注ぎ込む状態に変わることになります。
コミットすることの利点は心のエネルギー効率が良くなることと言えます。
また、葛藤状態の時はしんどいです。
コミットすると、問題は解消されていないしんどさはあるものの、葛藤のしんどさからは解放されるというのもコミットの利点の一つになります。
●あなたの持ち札として持っておく
状況や心情によって、この考え方が使いやすいシーンの方、この考え方が使いにくいシーンの方はいらっしゃると思うんです。
仮に今すぐ役立つ考え方では無くとも、
”心のエネルギーを効率よく使ったり、葛藤から解放されるために、コミットという考え方もある”
と、
あなたの問題解決の為のカードの一つとして持っておくと、この考え方が使えるシーンがきた時に、あなたの打てる手が一つ増えますね。![トランプスペード]()

(持っておくだけなら損することはないですね

もしよかったら、あなたの持ち札の一つとして、この考え方も持っておいてはいかがでしょう?
いつか使える日がくるかもしれませんから。
何かのヒントになれば幸いです。
今回も読んでいただいてありがとうございました。
原裕輝の本あります
感情をひとやすみ。(王様文庫)三笠書房
『感情をひとやすみ。』という本がでました。
自分を大切にできる43のヒントが書いています。
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