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こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の〈大人の恋愛術コラム〉をお届けしております。
ここから3ヶ月、自己愛強化キャンペーンを張りましょう。
恋愛でも、仕事でも、どんな対人関係においても、幸せでありたかったら、「自己愛」を養いましょう。←コレ、今や耳タコと言ってもいいくらい聞いていらして、皆さん、ご存知ですよね。
でも、言うが易し、成り難し。そう簡単に上がらないと感じておられる方もいらっしゃるでしょう。真面目に取り組まれた方ほど、なかなか敵となる「エゴ」って手強い、と思われたはず。
目に見えないものの世界に惹かれて、心理学や心の癒しを突っ込んで学ばれたマニアの方は、ご自分の気づきも鍛えていらっしゃいますが、同時に「エゴ」も変化するウィルスよろしく賢くなっちゃって、思いがけないリクツを使って正当化してくるので、めっちゃ罠に気づきにくくなっていることもあります、ね。
ここからの新しい時代は、今まで以上に自己愛を持てるかどうかが大事みたいなのです。「わがまま」とか「自己中心的」ではない、「大きな自己」を生きる力が試されます。それは、「みんな」とつながって生きることが、とても、とても必要だから、薄っぺらいme主義ではなくて、「自分を大切にして、他人も大切にできる」自己愛が欲しいのです。
もちろん、これまでもそうでしたけれど、ここからますます加速度的に、です。
〈大人の恋愛術〉も、そんな視点から、パートナーシップに役立ちそうなポイントを発信していきますね。
どうぞお楽しみに。
1. ストレスに気づきましょう
この2ヶ月ちょっと自粛期間、「案外楽に過ごせてよかったわ」と思う人でも、ストレスを溜め込んでいる可能性があります。私たちは、「外に出てはいけない」「近づいてはいけない」と強制されると、意思に反して抑え込まれたと感じて、それがストレスになります。
また、その抑圧が、新型コロナというよくわからない感染症への恐れによるものなので、今でも、気持ちが晴れるわけではありません。神経のどこかがずっと緊張状態にあります。
人は、緊張がちょっと緩んで安心したところで、はじめて感情を感じられるので、このあたりから、これまであまり感じなかった鬱屈した恐れや抑え込まれた怒りが、反射的に出やすい状況になります。
すでに、差別や政治的な主張を通して、恐れや怒りを表現する事件も起きています。
みんな、いつもよりも感情に振り回されやすいかもしれない、と思っておきましょう。エキサイトしやすい状況だからこそ、「遠慮のない関係の人にこそ丁寧に」と思うとちょうどいいのかもしれません。
今は、みんなに、ストレスがかかっているんです。
2. インスピレーションに「騙し」があるかもーすぐに決めないことが大事
いつもは、「もっと感情や感覚を開いて生きましょうよ」と言う私ですが、今の時期は、感情や感覚も大事だけれど、冷静に考えるのも大事だからね、と言いたい感じなのです。
世界的に、鬱屈した恐れと怒りのエネルギーがあるのに、それは必ずしも個人として自覚できるものではなくて、しかも、感染症がなくなったわけでも、ワクチンができたわけでもありませんから、みんな無自覚に神経戦を戦っているような悶々とした状況にいます。
そんなときのインスピレーションは、あまり信用できないのです。
さっさと恐い気持ちを吐き出したい、このイライラ、悶々を解消したいという欲求が強くなると、それを正当化できることを「思いつく」んです!
「本音トークで感情のリスクをとるコミュニケーションをするとデッドゾーンを超えられる、って言うから」
と、思いのたけを語ると、相手を糾弾するようなことしか言えなくて、自分が自爆テロを仕掛けたような気持ちになる危険性大!なのですよ。
相手も、無自覚に神経戦を戦っているので、それを「大きな愛」で受け止める余裕はないかもしれません。
「感情のリスクをとるコミュニケーション」が必要だと思うのであれば、十分に時間をかけて考え抜いて、準備に準備を重ねるつもりで、ね。
こういうときは、対人関係も、コンサバでいいんです。
インスピレーションは大事。インスピレーションを行動に移せると、万馬券を当てたようにスムーズにいいことが続くことは多いものです。
でも、今は、いつもよりちょっとだけ慎重になりましょう。
インスピレーションにも「騙し」はありますから。
何か、決めなければならないのでしたら、できれば一晩以上、寝かせてみましょう。それで行動に移せなくなるようなアイディアならば、どちらにしてもうまくいかなかったでしょうから。
反論したくなるようなことも、いったんは、飲み込んでみてください。
「申し訳ないけれど、わからないから、頭を冷やして考えさせてください」
でいいですから。
できるだけ、自分の方に時間を引っ張ってみてください。
3.「正しさ」は恐い。「優しさ」の中に知恵があるかも。
「自分は正しいのに!」って思うようなら、自分の気持ちを疑ってみてください。
私たちって、自分の気持ちに自信がないときほど、正しくあろうとします。
正しく生きるのは、いいことなんですけれどね。でも、「正しさ」で他人、特に、パートナーを論破したくなったら、要注意です。
本気で愛しているときは、自他共にそれを感じられるから、愛を証明する必要などありません。
でも、絆が揺らいでいるときは、ことさらに、「相手のため」だとか、「二人のため」だとか、「常識だから」とか、「正しいあり方は、、、だから」とか、話が「正しく」、「難しく」なります。
そんな「正しさ」は、どんなに正しくても、相手を追い詰めることにしかなりませんから、恐い、恐い。
こんなときは、いつも以上に「優しさ」はポイント高いです。まず、優しくなれる、という時点で、人間が大きい。なので、相手から尊敬されやすいです。
もし、競争心やあてつけがあるようなら、「どれだけ正しいか」ではなくて、「どれだけ優しくなれるか」で競争したいですもの。
黒のものを白と言うのではありません。黒ならば黒と言うのも「優しさ」です。ただ、相手の気持ちを察する「優しさ」や「知恵」がそこにあるかどうかなのです。
パートナーにどう「優しく」なれるか、知恵を働かすことが自分の自信につながりますから、頑張りたいです。
犠牲をするのではなく、「優しく」する。一人の人として、相手を最大限尊重する、そんなチャレンジは、誰よりも自分の心を育ててくれます。
今日も、幸せ。明日も、幸せ。そんな、ずっと続く幸せを見つけられますように。Image may be NSFW.
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love and abundance,
みずがきひろみ
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