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依存嫌いの彼との関わり方について考えてみた

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浅野

カウンセリングサービス心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

 

それでは今日のコラムです。よろしければどうぞ。

 

***

 

人一倍努力家で、仕事はきっちりやらないと気がすまないタイプ。

 

仲間やに困っていそうな人がいれば、声をかける。オフィスでは人の悩みに寄り添い、周りの人を励ましているムードメーカーであり、どこかリーダー的存在。

 

そんな彼に惹かれて、近づいて、実際にお付き合いすることになった。

 

だけど、最近の彼は仕事ばかりで彼がめっちゃ冷たい。連絡ないし、デートも週イチもないし、アイシテルとか好きだよとか(もちろん)言ってくれない。

 

でも、オフィスの彼は超カッコいい。そんな彼の冷たい部分を知っているのは私だけ。

 

・・・え、これって私にだけ冷たいってこと?

 

 

そんなお気持ちを抱えてカウンセリングルームに飛び込んでくださる方がいらっしゃいます。

 

「彼って私のこと、どう思っているんでしょうか」が本当にお聞きになりたいことなのかな、と思うんですけど。

 

そこで僕もお話をじっくり伺って、お二人の関係に大きなトラブルや僕が気になる出来事がなかった、としたならば

 

「あぁ、その彼さんは、あなたのことが嫌いではないんじゃないかな。そもそもあなたにだけ冷たいわけじゃないと思いますよ」

 

そうお伝えしてしまうことも少なくないのです。

 

もちろん「じゃ、どうして彼はこんなに冷たいんです?」というご質問が飛んでくるのですけどね。

 

そこで「それって彼がニーズ嫌いってことなんじゃないでしょうか」とお伝えするのです。

 

ということで、今日は「ニーズ嫌い」な男性についてのコラムです。

 

 

さて、いきなりですがこのような恋愛をより良い方向に向けることを考えるならば

 

・自分自身の愛情を疑わないようにする

・自立男性の心理についてもう少し深く知る

 

この両面が必要かな、と僕は思うのです。

 

多く僕のもとにご相談に来てくださる女性の皆さんは、本当に彼のことが好きで大切というスイッチがオンになっておられる方が多いです。

 

だから、彼の態度で不安になるし、自分自身の言動に気を使いすぎてしまう状態になっている場合も少なくないとか。

 

が、僕はその不安は僕なりに受け止めさせていただいた上で「そこまで気を使わなくていいのではないですか?」と思ってしまうカウンセラーです。

 

なぜなら、あなたの好きにケチをつけようなんてないですから。

 

もちろん寂しさや不安から相手にあーだこーだ言いつづけてしまうと、そりゃそれで問題になるのですが、基本普通につき合っていて、恋愛のルール違反をしていないなら、彼がそっけなかったり冷たい理由は「彼」にあると考えたほうが筋が通ると思うからです。

 

 

そこで登場するのがニーズ嫌いの男性の心理です。

 

ニーズ嫌いとは、依存嫌い。つまり、自分の依存心をめっちゃ嫌っている男性ってことなんです。

 

人の依存は拾うし、人のために頑張る。でも、依存心はいいものだとは思っていない、という部分がミソですね。

 

だから、彼はオフィスで人の役に立つ側に回っているし、それが自分のやりたいことの一部なんですよね。

 

もちろん人の役に立つことは素晴らしいことですが、中には別のパターンというものがありまして、自分のニーズ(依存心)を誰にも悟られたくないから、人の役に立つ側に回り続けている人もいます。

 

ニーズが嫌いな男性とは、このパターンである場合って少なくないんですよね。

 

 

一般的に、誰にでも依存心があって、甘えたい、愛されたい、頼りたいと思うもので、それ自体は自然なことです。

 

ただ、依存の立場にいる人には、選択肢がないというデメリットがあるんですね。誰かに愛される、甘えられる人がいる、という自分の外側の条件が整わないと、自分の望みはかなわない、ということなんです。

 

だから、「いくら待っていたってね、自分の思い通りになんてならない。だから一人で頑張ればいいんだ」と思い自立する人が多いのです。

 

ここには依存時代の傷や不満というものがあって、だから「人をアテにしたっていい思いをしないよ」と思いこんじゃうこともあるわけですね。

 

ただ、だからといって自分自身の依存心がなくなったのかというとそうではないわけです。誰にでもあるものですから。

 

すると、自分から誰かのために役に立つことの「喜び」を使って世の中を渡っていこうとするんです。実際に、そうすることで人の役にたてますし、自由さも感じますし、成功した度合いだけ自信もつきますよ。

 

問題になりやすいのは「依存自体を嫌い、隠す」という部分が残っちゃうこと、ですね。

 

これが恋愛の中でモロに出てきちゃうんです。

 

恋愛関係となると、どうしても感情を扱わなきゃいけません。しかし、自分の「依存」を隠している人ほど、自分の感情を上手に受け止められないのです。

 

ここで、自分で受け止められない感情を誰かに引き受けてもらいたい、と思う人もあるでしょう。

 

ただ、もしこのタイプ彼がこう思うとしたら、彼は彼女の前で自分でも引いちゃうほど依存的になる、となるわけで、これこそニーズ嫌いの彼には耐え難いことなんです。

 

そもそも彼は自分の依存心を扱えない。それを彼女に扱ってもらう?

 

・・・無理無理無理。絶対に無理。そんなのありえないし怖すぎる。そもそもどう扱われるかわからないし。

 

男性によっては「そういえば、昔好きになった彼女にちょっとニーズを見せたら重いとか言われたし、好きだって言ってもうまくいかなかったし」という過去を持っていて、それゆえに自分の感情を見せること自体嫌がっている男性もいますよ。

 

だから、僕は「あなたが恋愛のルールを破ったり、自分の依存心だけで突っ走っていないなら、あなたの好きにケチをつけようなんてない」と考えているのです。

 

だから人によっては「オレのことは放っておいて」と言いたくなるわけですね。

 

そういった男性ほど、積極的に関わろうとする女性を内心「ウザい」と感じていて、それが男性の罪悪感の種になっていることもあるのですけど、実際は「男性の中の依存心がウザい」と感じているわけですわねぇ。

 

 

さて、もしこのニーズ嫌いの自立男性との関係をより良いモノにすることを考えるならば、お互いが「いい感情を感じる時間」を増やすことがポイントになりそうですね。

 

え?そんなの当たり前すぎない?と思われるかもしれませんが、これこそ大切なことだと僕は思っています。

 

 

そもそも大人の恋愛って、「必要とされる関係」というより、「お互いが喜びだ」と感じられる関係になることが理想、といわれています。

 

だから、まず「お互いに必要とされたい」と思うのは「自分の(不安などの)事情」と理解することがポイントになります。それがダメってことでもないんですけどね。

 

そしてなにより、自分自身の愛情の価値はしっかり見つめておいてください。これが今からお伝えする話の前提となる部分です。

 

 

さて、彼は自分のニーズ嫌いの影響から、自分の依存心は誰の役にも立たないと思いこんでいる可能性は非常に高いでしょう。

 

だからその投影の影響で、他人のニーズはおろか、彼女の好きという気持ちですら、いいものだと感じられない。だから恋愛となるとつめた~い態度をとるのです。

 

ここが、多くの女性が「意味分かんない」とおっしゃる部分なのですが、これは「依存的な自分では役に立てない、必要とされない」が彼の怖れ、ということを意味してます。

 

ならば、あなたが彼の怖れをゆっくり解消するヒントを提供できればいいですよね。

 

 

まず、彼の外側であろうと、内側であろうと、なんでもいいのではじめは褒めてみてください。特に恋愛初期だと有効です。また、彼と向き合っていることを喜んでみてほしいのです。

 

次に、「彼の発想」を少し変化させるような言葉を投げかけてみると、彼の反応が変わることがあるのです。

 

例えばこんな感じ。

 

「あなたっていつも職場の人を支えているじゃない、スゴいよね。きっとあなたのことを周りの人は信頼していると思うよ。でもさ、誰かに頼る方、信じる方も勇気がいるって思わない?

 

私も仕事で誰かに頼りたいなって思うときあるけど、もし嫌われたら、手伝ってもらえなかったらとか思うと、いくら相手と親しくしていても申し訳ないなって思ったり、いいのかなって、つい信じられないこともあるよ。

 

だから、自分が役に立つって、誰かが信じてくれるからできることなんだな、って私は思うんだよね。」

 

 

ここ、自分自身と彼の日常を想定した、一般的な話がベターです。このような「前フリ」がとても大切ですね。お互いさま、支え合いというイメージを作れるか、なんですけどね。

 

その上で、「私はあなたのことを信じてるよ。でもあなたはどう?私のコト信じてくれてる?」といったニュアンスで切り込んでみてもいいかもしれません。

 

この話は一つの例ですが、意識してもらえるといいかなと思うのは、この前フリがあるかないかで、最後の「信じてる」の言葉の意味が違う形で彼に伝わる、という部分です。

 

特にニーズ嫌いの彼にとって「自分から役に立つ」はいいのですが、「ただお願いされる」ということが嫌なんですよ。だから言葉の意味を変えることであったり、新しい考え方や発想を伝えることができると、彼の反応も次第にいい感じになっていくこともあります。

 

もちろんすぐに彼が変化するとも限りません。僕の臨床経験ではゆっくり変わることが多いのですけどね。ここは焦らず時間をかけて、という感じがいいのではないでしょうか。

 

これも一つの心理を使ったテクニックと思っていただいて、なにか参考にしていただけたらと思っています。

 

 

今回は以上です。最後までご覧いただきましてありがとうございました。

 

 

 

【この記事を書いた人】


心理カウンセラー 浅野寿和(あさのひさお)

カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪・福岡地区担当」

 

「恋愛」「結婚」「ご夫婦の問題」などを男性・女性の心理面からバランス良く分析し解決に導く人気カウンセラー。明快な分析と的確なヒーリングセッションは目からウロコと評され、なりたい自分になれると人気。屈託のない人柄・語り口から「話すと元気になる・安心できる」と好評をいただく。20代〜40代のみなさんにリピーターが多い、年間約400件の個人面談を行う、ちょっとだけ予約が取りにくいカウンセラー。

 


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