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いつから本音を言わなくなったんだろう

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毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀池尾千里、夫婦でさせていただいています。

 

今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。

お読みいただけたらと思います。

 

 

おねがい  ニコニコ  爆  笑


 

すれ違うパートナーとの間には、当然、なかなか本音を持ち込めないものです。

そもそも、コミュニケーションが不足しているから、距離が空いてしまうわけですから、思いを伝えることさえも難しいと思います。

 

今日は、「パートナーに本音を言わない」ということについて、いろいろ考えてみたいと思います。

 

 

■パートナーとは、事務連絡のみ?!

 

パートナーとのLINEを見ると、短い上に、いつも決まったような事務連絡みたいなことになっていたりします。

 

 

何時に帰る?

 

 9時。

 

ご飯いる?

 

 いる。

 

 

みたいな。スタンプのみとか。

今、便利な言葉の入ったスタンプいっぱいありますもんね。

 

LINEは、やりとりをパパッとするには、とても便利ですが、「行間」のようなものも、当然発生しやすくなります。用事は、簡単に済みますが、パートナーの気持ちを汲むには、なかなか難しいツールともいえるでしょう。

 

でも、それだけ、気を使わなくて済む、気楽な関係になっているとも言えますよね。

「家族」とは、よくもわるくも、そんな距離になりやすいものです。

 

 

■どうして本音を言わないの?

 

本音とタテマエなどと言うように、大人になると思ったことをそのまま言うことは、リスキーなことにもなりますから、私たちは、自分の発言に影響力を感じるようになり、注意深くなります。

 

すると、本音を隠しておいたほうがいい場面があったり、本音とは違う意見のほうに、結果、加担することになったりする場面も、うまく乗り切れるようになるわけです。

 

しかし、仕事上、会社の方針を背負ってするそれと、パートナーとの関わりは、違うものです。

思い通りにならないというストレスは同じでも、全く質の違うものになります。

 

パートナーとの間は、信頼や安心感をベースに、本来は、受け入れて欲しいし、受け入れてあげたい関係ですから、事務連絡のような殺伐としたやりとりでは、いくら「家族になったら、そんなもんだよ」なんて思ってみたとしても、良い気分ではないはずです。

 

タテマエがあるということは、本音を言わないことで良いことがあるからです。

 

パートナーにタテマエを使うかどうかは別として、本当の気持ちを隠すのにも、何かしらのメリットがあるようです。

 

 

■もう二度と傷つかないために

 

私たちは、いつだってリスクを避けたいと思っています。怖いことや、嫌なことが起こらないように、それによって、私が傷ついたり、嫌な思いをしないように、とても注意しています。

 

本音をそのまま言ったりしないようにするのも、誰かを傷つけないように、だったり、誰かから批判されないようにだったり、さまざまなリスクを避けようとしている部分もあるんですね。

 

そこには、過去に傷ついた経験があり、あんな思いをするのは、もう二度と嫌だと思うから、それを避けるやり方をするんですね。

 

「パートナーへの本音を言わない」理由には、本音を言ったことで、パートナーとの関係で、傷ついたことがあった可能性が高そうです。

 

だから、そうならないようにするには、「本音を言わない」「深入りしない」「話をしない」といったやり方で、パートナーから距離を取るのが一番手っ取り早い方法になってしまうのですね。

 

 

■「熟年離婚」で起こっていること

 

男性と女性は、まったく違うと、みんな感じているし、知ってはいるんですが、男女がお互いに腹を立てたり、すれ違う、大きな理由のひとつに、「それでも、人間同士なんだから、わかるだろう」という期待があります。

 

男女は、あまりにも違うので、本当はわかり合うことは、思っているよりもずっと難しいのです。

「国際結婚」と、私は呼んでいるくらいです。

 

「熟年離婚」という言葉がありますが、まさにこれです。

調べたことはありませんが、「熟年離婚」の言い出しっぺは、主に女性でしょう。熟年になってから、やっと言えた本音が「離婚」だったということでしょう。

 

すると、いったいどのくらいの夫が、妻の「熟年離婚」宣言を、納得して受け入れているのか。

考えただけでも、それぞれに気の毒な気持ちになります。

 

妻が夫に対して、悲しい思いをしていたことに、夫は気づけなかったのでしょう。しかも、ここまでくるには、1度や2度ではなかったはずです。

 

そして、妻は、夫に理解してもらうことや、受け入れてもらうことをすっかり諦めてしまっていたようです。

その代わり「未来(夫の定年後)の自由」を手に入れようとしたのですね。

 

妻のことを何も気づくことができなかった夫、夫に対するあらゆることをあきらめてしまった妻、どちらにも悲しみがあり、今となっては、取り返しのつかない無念さがあります。

 

 

■男性と女性の感じ方のちがい

 

男性が、仕事モードの時、パートナーのことを考えたり、自分の気持ちについて感じたりすることは、とても難しいのです。これを男性性といいますが、女性でも、ものすごく忙しくしている時は、男性性が優位になりますから、似たような状態になります。

 

自分の気持ちに意識が向いたり、心が揺れるいろんな気持ちを感じる、女性性と言われるものは、男性性の真逆のものとして、お互いにバランスを取っているんです。

 

どちらがよいわるいではなく、両方がバランス良くあることが生きていく上で、必要なんですね。

 

先述した「熟年離婚」でも、仕事モードで生きてきた夫が、妻の悲しみや寂しさを理解できなかったり、気づけなかったことが、すれ違いの大きな原因になりました。

 

男性と女性のちがいは、悪いことばかりうむのでしょうか。

 

 

■もう一歩、理解を深める機会

 

問題が起こる時、問題とまでいかなくても、自分にとって、いい気持ちでないことが起こった時。

それが、パートナーとの間に起こったことだと、最初は、ま、ごちゃごちゃ言ってもね、なんて気にしないようにしたかもしれません。ほんとに気にならなかったのかもしれません。

 

でも、何度か同じようなことが起こって、腹が立ってきたり、悲しくなったりするようになったら、気が付いていただきたいのです。

 

そこには、知らず知らず、遠慮や我慢があること。

 

遠慮も、我慢も、実は、一つの愛情のかたちです。

動機は、相手のためにしている、優しさなんですよね。

 

でも、今、それがあなたを苦しめているとしたら、それは、もう同じような遠慮や我慢で、受け止めるのは難しくなってきましたよという合図です。

 

「もう一歩、理解を深めましょう」というタイミングが来ています。

 

こんなこと言ったら、気を悪くしないかしら。

相手が起こり始めるんじゃないかな。

 

私たちの過去の痛みが、リスキーだよと騒ぎ始めるでしょう。黙っておこうよと。

しかし、ここは、理解を深めることのできるチャンスでもあります。

 

怒りや悲しみで、冷静になれなくなってからのあなたの言葉を、パートナーが理解するのは、今よりずっと難しくなります。

 

今が、チャンスです。

本音を、優しい言葉で伝えられるのは、今です。

わかってもらうためには、伝えることが必要なんですね。

 

お互いの理解を深めるチャンス。

 

今がベストなタイミングですよ。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

お役に立てれば嬉しいです。

 

 

池尾千里

 

 

次週、来年3月2日(月)は、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。 

 

 

池尾昌紀のプロフィール&ブログ

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