こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと金曜日の【大人の恋愛術】をお届けしています。
大寒の、一番寒い頃に、梅の花がほころび、桜の蕾がふくらみ、スノードロップやムスカリが土を割って芽を伸ばします。もうすぐ春ー。
さて、本題です。
素直になれないのは「恥ずかしい」から、らしい。
あなたは、大好きな人に、素直に「大好き!」って言えますか?
言えるには言えるけれど、それは、ちょっと茶化した、ジョーダンっぽい「大好き」だったり、相手の立場や置かれている状況も見ずにいきなりパンチを繰り出すような「大好き」で、あなたの一途な想いが伝わりにくいものになっている、なんてことはありませんか?
「ツンデレ」は、ひょっとしたら今では死語かもしれませんが、大好きな人にほど「悪い」態度で突っかかったり、逆に冷え冷えの態度になる方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
大好きな人に近づけない。近づき過ぎては、いざとなると逃げ出したり、と「いい」距離をとれずに、自分で恋愛を壊してしまっているらしいという自覚のある方もおいででしょう。
こういう、客観的に動画にでもしたら、「何やってんだか、、、」とツッコミたくなる方が手こずっていらっしゃる感情は、ズバリ、「恥ずかしさ」です。
それも、「いい」自分、「ステキ」な自分を見せることへの、消えて無くなってしまいそうな「恥ずかしさ」なのです。
誰にとっても、心の一番のスィートスポットは、めっちゃ柔らかくて、キラキラするほど透き通ったピュアさがある、繊細で美しい宝物ですから、そう簡単に傷つけられてはたまったものではありません。「死にそう」って思います。
なので、必死に守ります。鎧で固めます。そのうち、自分でもあったかどうかを忘れてしまうくらい大事にしまい込んでいます。
心の鎧は、フツーは、「愛」で溶けるのですが、ココを守りきるために「恥ずかしさ」という感情を使うのではないかと思うくらいに、「愛」を感じたときに「恥ずかしさ」は全開になります。
だから厄介、なんですよね。
「恥ずかしい」は「大人になれない」症候群かも。
小さなお嬢さんがいらっしゃるお友達の家にお邪魔したときのことです。
まだ3歳にもならないお嬢さんが、タッタッタと走ってきて、ソファに飛び乗り、両足を大きく開いて座り、テレビを見はじめました。それを見た彼女のお母さんは、思わず、
「みほちゃん、それは恥ずかしい」、
とお嬢さんに声をかけ、お行儀よく座り直させました。
それを私は微笑ましく見ていたのですが、このとき「恥ずかしい」思いをしたのは、お母さんの方で、お嬢さんではありませんでした。お嬢さんは、まったく無邪気だったのですから。
性的に、身体が成熟しなければ「大人」になれないのですが、そのこと自体が知られたくないほど「恥ずかしい」と私たちは感じます。そして、大きな変容が起きていることを、とにかく隠したいと思ってしまいます。
「大好き」という恋する感情は、そんな身体の成熟と切っても切れない関係がある気持ちなので、子供の頃は、素直に表現できていた、
「パパ、だーい好き!大人になったらパパのお嫁さんになるゥ」も、
「ママ、だーい好き!ずっとそばにいるー」も、
もうおくびにも出せません。
思春期を境に、冷静沈着で平静を装い、いつも同じ態度でいる人に安心を感じるくらい、「だーい好き」という感情に(同じ理由で、だーい嫌いにも)恐れすら感じるようになってしまった私たち。身体だけではなく、心までイチジクの葉っぱで隠さなければならなくなりました。
でも、自分の成熟した身体を恥ずかしいと思う中学2年生、否、小学5年生のように、「愛する気持ち」が恥ずかしくて受け入れられないとしたら、私たちは、どこか「大人になりきれない」心を引きずっているのかもしれません。
「大人になる」ことが「優しくなる」ことだなんて知らなかった
ここまで読んで、ご自分が「恥ずかしい」と感じることを「恥ずかしい」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ご自分が感じる感情を、「いい」「悪い」と判断なさらないでくださいね。どんな感情にも、存在理由がありますから。
「恥ずかしい」という感情を感じるといてもたってもいられなくなって、逃げ出したくなりますが、そこをちょっとこらえて「恥ずかしい」気持ちを受け入れてみましょうか。
顔が真っ赤になったり、心臓がばくばく言ったりするかもしれませんね。そんな風に怖がっている自分もOKと受け入れてみましょう。
これも、「自分」なんです。「見られること」や、「だーい好き」になってもらうことが、とても怖いんです。
それは、ずっと昔、きっとまだ小さな子供の頃に、「愛される」ことをあきらめようと頑張ったのではないでしょうか。
「見てもらわなくても大丈夫」。
「だーい好きになってもらわなくても平気」。
そう自分に思い込ませたことがあったのではないでしょうか。
本当は、とても欲しかったものなのに、「欲しくない」ことにしたのではないでしょうか。
あきらめようとすごく頑張ったのに、今になって、「もらえそうだから、欲しいって言ってみてよ」と言われても、どう欲しがったらいいのかわかりません。
うっかり「欲しい」なんて思っちゃったら、喉から手が出てくるのがバレちゃいそうで、それこそコワイ。
恥ずかしがり屋さんは、「愛される」のがめちゃ恐いんです。だから、愛されそうになると、逃げるか怒るか、の二択になってしまいがちです。
でも、そんな恐さの中でも、相手を「愛したい」と思ってみましょうか。相手から愛されることを許そう、と思ってみましょうか。すると、恐さと混じりながら、とんでもなく優しく温かいものが心に入ってくるのがわかります。
この優しいエネルギーが、別名、セクシャルエネルギーです。
子供でいれば「愛される」とどこかで勘違いをしていたのかもしれません。だから、大人になることが怖かったのかもしれません。でも、覚悟を決めて、愛すること、愛されることを自分に許してみませんか。
こんなに「優しい」気持ちになれるのか、ときっとびっくりされますよ。
love and abundance,
みずがきひろみ
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