みなさん、こんにちは。カウンセリングサービスの大野愛子です。
木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに、大門昌代・大塚統子と共にお送りしております。
今週は、大野が担当させて頂きます。
愛されることに慣れていない人が陥りやすい恋愛パターンがあります。3つほど取り上げてみます。
◆ケース1
好きになった人が既婚者でした。このままではいけないと思い、私から別れたんです。
なのに、彼がたまに連絡をしてきます。このままだとまた会ってしまいそうでこわいんです。
◆ケース2
彼とは付き合って一年ほどなんですけど、まだ元彼女と連絡を取っているみたいなんです。
コソコソとたまに会っているみたいで、ヨリが戻っているのかもしれません。
先がないのなら別れるか、新しい出会いを探そうと思うのですが、なかなか決められなくて。
◆ケース3
お付き合いしている彼が「自分は結婚願望がない。誰とも結婚しない。」というんです。それでもいつか変わってくれるかもしれないと思ってもう10年近く付き合ってきたんですけれども、やはり彼は結婚するつもりがないようなんです…。
ここに登場している女性にはある共通点があります。
なんだかわかりますか?
それはいつも二番目、セカンドのポジションになってしまう。
彼にとって一番目にしてもらえないという悲しみをもつ女性達です。
彼にとっての一番目は、妻であったり、元彼女であったり、仕事(ハードワーク)というケースもあります。なかには彼の実家や彼の母親というケースもあります。
でも、いつも自分の存在は後回しにされてしまう。
このポジションに甘んじる女性達の多くは、とても自己価値の低い方が多いのが特徴です。
とくに不倫というのは、世間的には「人のもの手を出すなんてどれだけずうずうしいんだ」という見方が主流です。たしかに「奥さんを裏切ってでも私を選んでくれている」ということに優越感を感じる人もいるのでしょう。
※不倫については倫理ではなく、心理的な側面からのお話になりますことをどうかご理解くださいませ。
ですが、その反面で「こんな私を好きになってくれたのは、彼しかいないんです。」と感じている人も多いのです。
「こんな私を好きになってくれた人=彼」ですから、やっと手に入れたものを失いたくないという思いが強くなります。
二番目の女であっても、自分を必要とされることに存在価値を感じるぐらいに、「愛されることに慣れていない人が多い」のも事実です。
愛されることに慣れていないから、彼への執着も強くなります。
執着が強いからこそ、都合の良いオンナ、待つオンナになっても耐えることができたりもします。
読んでいてつらくなってしまった方がいたら、ごめんなさいね。
もしつらく感じるのならば、「このままでは、幸せではない」と、どこかでちゃんと気がついているからなんです。
「このままでは、幸せではない」と認めることは、とても苦しいこと。
無理して笑ってきたかもしれないけれど、あなたの心は傷ついているのです。
そんな時、あなたが卒業しなければいけないのは、「こんな私を好きになる人はいない」「彼しか愛してくれる人なんていない」という思い込みかもしれません。
自分の存在価値が見えなくなっている時に、なぜだか一番にしてもらえないポジションに入りやすいのです。
そんな時は、ちょっと思い出してみて欲しいんですね。
あなたの幸せを願ってくれる人達や、応援してくれる人達のこと。
自己価値の低い人というのは、自分のために幸せになろうと考えても、あまり意欲がわきません。そもそも、自分を大切にしようと思う発想があまり持てないからです。
自分を大切にしようという発想が持てないゆえに、自分を大切にしてくれない人、大切にされない関係を引き寄せてしまうと言い換えることもできます。
でも、あなたを大切に思う人がいます。
今日はそんな人達の力を借りてみてはどうでしょうか?
「私が幸せになったとき、誰が喜んでくれるだろう?」
そんな人を5人ほど浮かべてみてください。
そんな人なんていないと思うのであれば、ご先祖様でも、神様でも、今はもう会えないおじいちゃんおばあちゃんでも構いません。
あなたを大切に思う人から目を背けずに、「私が幸せになった時に、どれほど喜んでくれるのだろうか?」と想像した時に、今まで見えなかったものが見えてくるはずです。
なぜそんなことをするのかって??
だって、あなたはいつも自分を大切に思わない人にばかり目を向けているからです。
あなたを思う人の“愛”と繋がってみてください。
あなたを思う人に目を向けることが、セカンドやつらい卒業する大きな一歩目になるでしょう。
あなたにとっての5人は誰でしたか?
よかったら教えてくださいね。
<自己肯定感が低いと思う方へ>
これは自己肯定感の低い人にとっても、とても大切なワークになります。あなたが幸せになったときに喜んでくれる人は誰だろうって考えてみてくださいね。
そして、その人達はあなたが幸せになったときになんて言ってくれるでしょうか?
自分にはそれを受け取るだけの価値があると感じてみてくださいね。
私達は自分で自分を見てもあまり良いものだとは思えないのです。ですが、誰かの目を通して自分を見たときにはじめて自分の価値を感じることができます。
30代からのうまくいかない恋愛と40代からのこじれた男女関係に。婚活・失恋・復縁・不倫など、恋愛についていろいろ書いています。
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