こんにちは、成井です。
今日もご覧いただきありがとうございます(^^♪
火曜日更新の「モテオーラ養成講座」では、魅力アップの為の秘訣や、ココロの仕組みや在り方についてお話しています。
第1週を野村香英が担当し、第2・4・5週を那賀まき、第3週を私、成井が担当させていただいております。
7/19(金)母校の神戸メンタルサービスで講座を担当します
・19/7/19(金) 19:00~20:50 神戸国際会館
恋愛心理学講座『”私は愛されてもいい”を受け取ろう~あなた自身をギフトとして扱う~』
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ケンカの最中、まだ言いたいことを最後まで言えてないし、何の解決の糸口も見つかってないのに
「もういい!」
「話にならない!」
と一方的に彼が話を打ち切り、その場から去ってしまう。
そして私は不完全燃焼・・・。
そんな経験ありませんか?
確かにケンカはお互いにエネルギーが要りますし、時にはお互いを傷つけあう事にもなります。
声も大きくなれば、言葉使いもきつくなり、
時には物が宙を飛びかう、なんて事もあるでしょう。
ケンカ別れなんて言う最大のリスクもあります。
それでも、どうして私達がケンカをするのか?と言えば
『それくらいのリスクを犯しても、
それくらいの大きなエネルギーを使ってでも、
相手に分かって欲しい想いがある』
からですよね?
にも関わらず、ケンカがピークになる前に彼が席を立ってしまう。。。
「彼はきっと、真剣に私達のこと考えてないんです・・・。」
「彼がきちんと私に向きあってくれないんです・・・。
そんな風にカウンセリングの中で悲しみを話してくださる方は、実は結構多いのです。
ケンカの最中に一方的に会話を打ち切る85%は、「男性」というアメリカでの調査結果があります。。
しかしそれは、別に男性がケンカが嫌で避けているとか、相手と真剣に向きあっていないという訳ではないのです。
彼を席を立つまで追い詰めた女性が悪いという話でもありません。
(もちろん、コミュニケーションの方法を学ぶことは大事ですが)
実はケンカの最中、男性と女性の体では全く違う反応が起きているらしいのです。
ワシントン州立大学のジョン・ゴットマン博士は長年に渡り「夫婦のすれ違う原因」を研究してこられました。
そして博士は、
”すれ違いの最大の理由は「会話」のパターン”であり、
15分の会話を調査するだけでその夫婦が4年以内に離婚するかどうか?が分かる。
というのです。
(ケンカの最中に一方的に会話を打ち切る85%は男性だ、と言う数値も彼の研究の成果です)
研究では日ごろ感じている不満を2人だけで15分間話してもらう実験を行います。
そこで、2人の指には心拍数モニターを付け、別室のモニターで観察するのです。
不満を上手に伝え合う事ができず、お互いにダメ出しをし合うという口論に発展した時、
夫婦の心拍数に男女間で大きな違いが出ている事が分かったのです。
男性の場合は口論のエスカレートと共に心拍数も上昇し、明らかに口論がストレスとなっていました。
しかし女性の場合、激しい口論になっても、心拍数はあまり変化がなかったのです。
女性はホルモンの働きによって、気持ちを落ち着かせる能力(ストレス耐性)が高いと言われています。
また、心拍数が上がっても男性に比べ女性の方が早く下がる事も実験で分かっています。
(※もちろんこれは、相対的な実験結果なので、男性でもストレス耐性の高い人もいらっしゃいます)
男性に心拍数を上昇させ続ける変化が多く見られるのは、大昔に人が猿から少し進化した時代に、狩りを担当していた男性は、小さなキッカケでも心拍数をあげ「戦闘モード」になる必要があったからではないか?と考えられています。
そして心拍数がどんどん上昇し、戦闘モードになり理性的に振る舞えなくなる手前で、男性は衝突を避ける為に本能的に会話を打ち切るのではないか?と言われています。
なかには、口論で負けを認めたくない心理から会話を打ち切る場合もありますが、いずれにせよ「自己防衛本能」が働いているのです。
そのため、席を立つ彼に対しては、彼の防衛本能が働かない様に、
あなたが感じている不満や不安を、批判や否定ではなく
”お願い”や”要望”という形に変換してあげると、
彼のハートに届きやすくなることでしょう。
お互いの"違い"を理解するだけで、コニュニケーションはもっとより良くなります。
そしてこれは、パートナーシップでのケンカでだけ起こることでは決してありません。
あなたがもし「どうして相手は私の話をいつも最後まで聞いてくれないのだろう?」と誰かとのコミュニケーションの中で感じることがあるならば、
・ついつい相手を責める言い方になっていないかな?
・自分の不安から、相手を問い詰める聞き方になっていないかな?
・私はきちんと「お願い」という形で相手に伝えられているかな?
・私はこう感じるよ、とちゃんと主語を「私」にできているかな?
を振り返ってみると、より相手に自分の思いが届くコミュニケーションができるかもしれませんね。
せっかく勇気を出してケンカするわけですから(ケンカを推奨するわけではないですが)、
そのあなたの想いが届くといいですよね
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