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私の顔は私が決める!

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ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-渡辺晴美

担当:渡辺晴美


こんにちは。カウンセリングサービスの渡辺晴美です。

毎週土曜日は「婚活」をテーマにお届けしています。

小川カウンセラー と一緒に隔週で担当しています。今週は渡辺が担当です。


いつもたくさんのコメントやメッセージ本当にありがとうございます。


今日は皆既月食が所によって見られるかもしれないみたいですね。

私は一度も見たことがありませんが、今夜はチャンスが訪れるのでしょうか。

楽しみですね。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

~自分の持っているパターン~



自分はどんな顔だと思っているでしょうか?


と言っても、本当の自分の顔のお話ではなくて、心の看板みたいなものでしょうか。

自分はこんな人」だと思っている自己概念の部分ですね。



今回見て行きたい部分は、ネガティブだと感じている自己概念についてなんです。

出来れば他の人からは隠しておきたい。と感じている自分の部分です。


「こんな自分は愛されない」

「こんな自分は嫌われてしまう」

「こんな自分は拒絶されてしまう」


そんな風に感じている自分の部分についてです。


ネガティブな自己概念を持っていると、それに近い事実を見つけ出して自分の中に取り入れていくようになります


人は誰でも、自分が思っている通りの自分に見られて扱われる方がストレスが少ないですから。



ネガティブな自己イメージを取り入れていくのは、最初のたった1つのきっかけだったり、小さな出来事だったりします。


例えば、小学生が、テストで90点を取って家に帰ってきたとします。

90点ですから、多くの子供は親に褒めてもらおうって思って帰宅しますよね。


ところが、その子供の親はテストを見るなりこう言いました。

「90点しか取れなかったの?後10点取れなかったのね・・・」



そんな場面に出くわしたら、



「90点じゃダメなんだ。今の自分じゃダメなんだ」


多くの人が、自分のことをそう感じてしまうかもしれません。


これ以降は、今の自分ではダメなんだ。そういう出来事に出会うたびに、「自分がダメである」と言う意識を強化してしまうことになってしまいます。


ここにネガティブな自己概念を作り出すパターンが出来てしまうんですよね。


もちろん、親の反応として、90点を素晴らしいと思って伝えてあげられれば良いんですよね。

がんばってきた親御さんの中には、90点と言う点数が、もう少し取れたんだろうと言う目線を持ってしまう方もいるかもしれません。


でも、


「90点だったんだね。○○ならもっと取れたかもしれないね。」

そんな言い方だったらもう少し違った印象を受けたかもしれません。


そして、自分自身でも、


90点も取れたんだ、だから今度は100点取れるかもしれない。



と、自分の今を承認できて、次への希望につなげられる事へとつなげることができたら、ネガティブなパターンを回避できるのかもしれませんね。



*



~あなたの持っているフィルター~



ネガティブな自己概念が出来上がると、後は、『ネガティブな自己概念』と言うフィルターを通して世の中を見ていくようになります


人は自分が思っている事つじつまが合うように、現実に起きていることを解釈していくんですね。


例えば、こんな風に。



昨日借りてきたビデオを見ていたら、うっかり徹夜になってしまった。

気がつけば出勤時間。シャワーを浴びる時間もない。


しょうがないから、とりあえず出かけたとします。


今は冬ですけど、これが夏だったとしたら・・・。


私、臭くないかしら?

って気になりますよね。


そんな時に、電車の中で女子高生が、「何か臭わない?」

なんて言っていたら、すごく気になって、自分のことかな?って思ってしまいますよね。


実際は、女子高生の話題は、友達が付けていた香水の匂いだったかもしれません。

でも、自分が気にしていた分、自分のことかなって思ってしまいますよね。



こんな風に、人は、自分が気にしているもの自分が気にしているように取り入れてしまうんですよね。

電車の中で女子高生の会話で誤解が解ければ良いですが、そのまま電車を降りてしまったら・・・。


誤解はそのまま続いていきます。


これは、お風呂に入れば解決する問題です。


でも、自分が愛されない存在であると言うような自分自身に関する問題だったら、ずっと続いていきますよね。


自分自身をゆがませて映し出して、苦しく感じさせているフィルターは本当は必要ないものなんですよね。


*



~パターンを回避する~



ネガティブな自己概念だけでなく、ポジティブな自己概念も同じように作られていきます。

でも、ポジティブなことの多くに関しては、その原因を自分に起因しないんですね


たまたまだ。


とか


他の人が助けてくれたから。


と言うように、自分以外のところに何かがあったから、それが生じたと感じやすいんです。

ネガティブなことは、自分がダメだからって受け取ってしまうんですけどね・・・。


ネガティブな思考は、ネガティブな自己概念を基に作られていきますが、このパターンを回避するためには、


自分の持っているネガティブな思考パターンに気がつくこと


ネガティブな思考パターンを変えていくこと


が必要になってきます。



ここで少しだけ(激しく落ち込まない程度に)、自分がどんな時に傷ついて、どんな時に、自分を嫌いになるか思い出してみてくださいね。


例えば、


周りがすごく幸せそうに見えるときに、悲しい気持ちになる

自分より周りの方が出来るように見えるとき落ち込んでしまう

自分には何もないように感じるとき、全てを否定したくなる


と言うように、どんな時に痛みを感じるか考えてみてくださいね。


そして、そういった感情のルーツはどんなことだったんだろう?

と考えてみるとどうでしょうか?


何か具体的なことを思い出すこともあるかもしれませんが、何も思い浮かばないこともあるかもしれませんね。


具体的なことがあれば、それについて誤解を解いていく言うことはとても、有効な手段でもあります。

でも、思い浮かばないからと言って何もできないと言うこともありません。


まずは、自分がこう言ったことを起爆剤として落ち込むんだ言うことを知っているだけでも、落ち込むワナから早く抜け出すきっかけになることもありますから。


そして、そのネガティブなパターンが本当にそうなのかを検証してみても良いと思います。

(これは一人では難しいかもしれませんので、信頼できる他の方とやったほうがいいかもしれません。)



例えば、


私は何をやってもダメ



と感じているとしたら、本当に何をやってもダメなのかを確かめてみます。


何がダメだったのか徹底的にあげていきます。



テストの時に、名前書き忘れたでしょ

告白しようとして、呼び出したけど、相手が来てくれなかったでしょ

仕事のときに、データ全部消しちゃったでしょ


とダメなところはいっぱい出てきそうですよね。


そして、とことん出してみてくださいね。

出し尽くしたところで、うまくいってきたことを探してみるんです。


う~ん。う~ん。

・・・・・

あっ、そう言えば!

習字の時に1回だけ先生に、背筋が良いって褒められたかも


どんなことでも良いんです!

こんな風に、ずどこかに、うまくいっているところがあるんですよね

この時、自分で見つけられればいいのですが、ダメだというモードに入りやすいので他社のサポートとポジティブなことを見つけてくれる目が必要になるかと思います。



こんな風に自分が長い間思い込んできたことが真実なのか心の中で繰り返されることが本当の自分のことなのか、違うのかを見極めてあげて自分の意識を変えていってあげる事にチャレンジしてみてもいいかと思います。

自分の持っていた自己概念が変えようのない真実ではないということに気がつけると変えていこうって思えますよね。



そして、パターンに気がついたら、パターンを変えていくと言うことが必要になってきますよね。

人は自分がネガティブなパターンに入ってしまっているとき、ネガティブに自分を傷つける言葉を心の中で繰り返してしまいます


どうせ私は・・・

私はダメなんだ・・・

何やっても浮かばれない・・・


無意識的にそのシーンを繰り返し思い出し、こんな言葉が自分の頭の中を繰り返し流れて自分の心を何重にも傷つけてしまっているんです。


まずは、このリピートする自分を傷つける言葉を止めることが最優先になります。

自分で意識して止められればいいのですが、こんなやり方もあります。



一昨日の晩御飯は何だったでしょうか?


384-246=を計算してみてください。


好きな芸能人の名前をさかさまに言ってみてください。



ネガティブなパターンにはまっていると気がついたときに、こんな事をやってみると、思考って止まるんです。

気持ちをそらすということなんですね。


でも、止めたままだと、また同じ事を考え始めてしまいますから、ここからが次の課題になりますね。


自分で、ポジティブなことを自分の中に入れていくと言うことが大切になってきます。


*


~自分にはない物を手に入れる~



ポジティブなことを考えろっていわれても、出来たら苦労はしないですよね。


でも、実はポジティブなものには皆さん関心があるんです。


それは、「自分にはないな」「あの人は良いな」「羨ましいな」と思っていることなんです。


羨ましいけど、自分には持てない→だから自分は幸せにはなれない


と言う構図を、


羨ましい、私も欲しい→私はあれが欲しかったんだ→それが手に入るとしたらどうやるんだろう?




例えば、幸せな結婚がしたいんだとしたら、こんな構図にしてみてはいかがでしょうか


幸せな結婚をしたい→でも私は手に入らない・・・・。  だって、今まで誰にも好きになってもらえなかったし・・・・。


と言うような、自分が欲しいものを手に入れないための言葉なら、いくらでも浮かんできますよね。


でも、今日からは、


幸せな結婚をしたい→私はすご~くそれが欲しい→手に入らないって思って傷ついてきたけど、もし手に入るとしたらどうするだろう?(どうしたらいいだろう?)


そんな質問を自分にすることを習慣にしてみてくださいね。


そして、幸せな結婚をしているという新しい自分に近い感覚を感じたら、それを大切に感じてみてください。


周りに優しさを感じた

心がウキウキした

もっときれいになりたいと思った

部屋を片付けたくなった

料理をしたくなった

体を鍛えたくなった


どんなことでも、あなたが欲しいと思っていることに結びつくものや、こうなりたいと思っている自分にちょっとでも近いものがあれば意識してみてくださいね。


かつてネガティブな自己概念が自分の心を支配したように、今度はポジティブなものがあなたを幸せに近づけて行ってくれると思いますよ。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


ネガティブな自己概念は、最初のきっかけはありましたが、自分が作り出し強化してきたものがほとんどです。

でも、そのネガティブな自己概念をいつまでも持ち続ける必要もありませんよね。


自分が強化して感じてきたのであれば、それを手放して変えていってあげることは可能なんです。



自分でネガティブな自己概念という顔を付けていたのであれば、自分の顔は自分の意識しだいで変えることは出来るんですよね。


自分こうなりたいと思う部分の1%でもやっていたら、そこに注目して行ってあげる新しい自己概念は強化され、自分のものとなっていきます。


ネガティブな自己概念パターンを手放して、新しい自己概念パターンに変えてみてくださいね。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~










あなたは、どんな顔を持っていないと思っているでしょうか?

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