カウンセラーの清水三季央(しみずみきお)です。最近、涼しくなり寒い位になっていますね、季節の変化によって体調を崩している方も多いようですので気を付けて下さいね。
さて、今回は、前回にも扱った抵抗感について、もう少し細かくお伝えしていきたいと思います。
◆変化への抵抗感とは?
これまでも何か問題が起こった時の原因としてよく取り上げてきたものが、変化への抵抗感でした。
心というのは変化を望んでいるところがある反面、変化することを嫌がる気持ちがあるんですね。この嫌がる気持ちを抵抗感とか抵抗と呼んでいます。
例えば、彼がいない方が、彼がほしいと望むところはある反面、婚活とか飲み会とか出会いアプリとか、出会いがありそうな行動をとるのは億劫な気持ちになることは多くあります。この億劫さも変化への抵抗感や抵抗に当たります。
前回の例のように、婚約している方が、いざ結婚をするという手前にも、本当にこのまま結婚して大丈夫なのだろうかと気が進まないような気持ちになる時も、変化への抵抗感からくる場合があります。
夫婦の関係も、倦怠期に陥っているとしたら、ご主人との関係が、今までにないよりよい関係に変化してステップアップすることへの抵抗感が出ていることは多いです。その抵抗感は人によっては何十年と続く場合もあります。(この先にステップアップがあるとも思わずに夫婦とはこんなものだとあきらめの境地に至っている場合ですね)
◆変化への抵抗感があるとどうなるの?
変化への抵抗感は、ある程度、心について学ぶと、あ、今自分は(変化に)抵抗している、などと感じとったり気づくことができますが、普通はあまり実感を持ちにくいところがあります。
なぜかというと、感情として抵抗感を感じている時には、頭ではネガティブな思考が支配していて、その思考にとらわれてしまうことが多いからです。
例えば 出会いを求めて行動した方がよいのはわかっているけれど、出会いアプリは、怪しいからやめておこうとか、飲み会に来る男子はチャラいだけだからよくないとか、ネガティブな考えが思い浮かんで、その考えのせいで行動しない方がよいかのような結論に至ってしまうことが多いです。考えのストーリーの中では正しい結論に着地したように捉えられていますが、実際にはその背後で抵抗感が影響していることは多いのです。
子供が勉強すれば学力が変化して成長するのだけれど、その変化への抵抗感が強いと、勉強したくなくなります。勉強したくない時に、自分は英語の先生になりたいから数学は勉強しなくていい、これは正しい考えだと捉えてしまうのと似ています。
実際に、出会いアプリの中には危険なものもあるかもしれませんが、上手に情報を得て探すと、まともなアプリもありますし、アプリでメッセージをやりとりしたり、出会ってからの様子で相手を見極めることが大切であったりします。飲み会に来る男性が全員チャラいかというとチャラい方もいるかもしれませんが、普通の方も飲み会位はしますよね。あまり現実と合っていない考えでも抵抗感が影響していると、正しい考えのように感じてしまうことがあるのです。
◆変化への抵抗感をとりはらうには?
変化への抵抗感をとりはらうためには、時間が経てば、自然に心が変化して抵抗感がとりはらわれるタイミングがやってくる場合もあります。けれども、時間を待つだけでは時間がかかりますし、時間だけでとりはらわれない場合もあります。
少しずつ変化させていくと、時間を節約して変化への抵抗感をとりはらいやすくなります。そのためには前回も婚活を例にしてお伝えしましたように、これから変化していくその先の現実についてよく考えるとよいです。その先の現実について考えるだけで、考えに影響されて心が少しずつ変化していくからです。
例えば、出会いを求めている方ならばどんな人に出会いたいのか、出会ったらどんな会話やメッセージのやりとりをしたいかとか、どんなデートがしたいかを考えます。妄想みたいなものでいいですし、妄想でもより具体的に考えてみると心によりよい影響を与えます。
結婚したい方や、夫婦の関係をやり直したい方は、パートナーと幸せな暮らしをしている様子について考えてみるとよいですね。これも妄想のようなものでもよいですし、より具体的に考えてみるとよりよいです。
例えば、何か簡単な料理でも作ろうとして冷蔵庫を開けて、食品等を見渡す時に、何が作れるかなと考えを巡らせることってあると思います。考えてみて、これとこれを使えば、これが作れるな、で食べたとして・・・とゴールまで考えて、あ、美味しそうかも!となると、料理しようという意欲がより増えることってあると思いますが、これも自然に料理を作って、空腹な状態から、美味しい食事をいただいている状態へ変化することへの抵抗感をとりはらっている様子と言えます。(抵抗感があった方は抵抗感を減らし、抵抗感がなく意欲があった方ならば、意欲ややる気が少しでも増えている様子です)というわけで皆さんも日常の中で自然にやっていることだと思います。
◆終わりに
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。男女関係だけでなく、キャリアアップ、受験、ライフワーク、お掃除、趣味等、多くのジャンルで変化への抵抗感が人生の邪魔をしてくることがありますので、ぜひヒントにして下さいね。
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