毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。
今週は、池尾千里がお贈りします。
結婚は、家族同士の結婚だという方もいらっしゃいますが、ある意味そうかもしれませんね。
パートナーと自分が、そもそも他人なわけですから、そのまた向こう側にいるパートナーの家族との結びつきというのは、不思議なご縁と言わざるを得ません。
しかし、パートナーのご家族だから、という遠慮と同時に、そこにはいろんな思いが錯綜するものです。
男女は、心理的には、親子であろうが、きょうだいであろうが、恋愛関係だと言われています。
「うへぇ~( ;´Д`)」なんて言っている方もいらっしゃるかもしれませんが、小さな子どもたちは、こう言うものです。
「わたしは、パパと結婚するの!」
と娘ちゃんは夢見て、
「ぼくは、ママと結婚したいな!」
と息子くんも夢見る時代があるのです。
これは、説明するまでもなく、パパやママが大好きだったからですよね。
独り占めしたかったわけです。
ブラコン・シスコンの心理
その他にも、お兄ちゃんやお姉ちゃんのことを、喧嘩するくせに、妙に慕っているというのはよくあることです。
慕っているどころか、尊敬しているようなこともあるものです。
いつだって、自分の何歩も先を歩いていたヒーロー・ヒロインなわけですから、弟、妹は、無下な扱いをされていたとしても、どこかで、目標になっていたり、永遠に敵わないライバルだと思っていたり、友だちなんかには、自慢の兄貴・姉貴だったりすることもあります。
ブラコン・シスコンなんていうのも、この辺りの心理をいうのですね。
(ブラザーコンプレックス・シスターコンプレックス)
でも、ただ兄や姉を慕うだけなら問題ありませんが、本当の恋愛になったときに、つい彼と、お兄さんを比べてしまったり、彼女もまた然り。
そんなふうに、パートナーとの距離が近い人に執着されていては、パートナーの入り込む余地がありません。たまったものではありませんよね。
でも、私たちは、外の世界に出るまでは、家族と過ごしていたのですから、家族との距離の方が、他の誰よりも近いということは、まちがいありません。
家族の中の大好きな人や、憧れの人を、引き合いに出して、出会った人と比べてしまったり、コケ落としてしまったりすることがあるのも、やむを得ないかもしれませんね。
パートナー < 実家 ?!
さて、今日は、自分の実家とのことと、夫とのバランスがむずかしいといったケースを見ていきたいと思います。
たとえば、自分の実家と、心理的な距離が近く、仲が非常に良いケースでは、夫や妻をうまく巻き込めないと、パートナーだけが分離してしまうなんてことになりやすいものです。
こんなことがあると、夫婦関係にも影響しますよね。
また、自分の実家とうまくいっていないケースや、実家が問題だらけなんていう場合はどうでしょう。
この場合も、実は似たようなことが起こることがあるのです。
実家で起こるさまざまな問題に、その都度関わって、腹を立てたり、悲しくなったり、一喜一憂している時、パートナーとちゃんと手を組んでいないと、実家問題に携わっていない方が、ひとりぼっちになってしまいます。
パートナーとの関係を基盤(ベース)にすること
さきほども申し上げたように、実家と自分とは、とても関わりが深い間柄なのですね。
たとえ関係が、上手くいっていても、そうでなくてもです。
ご結婚をしている場合、基本的なベースになるのは、パートナーシップです。
親子や、きょうだいではないのです。
ベースというのが何なのかというと、主軸を置いている場所とでもいいましょうか。
錨(いかり)を下ろしている場所のことです。
大きな波がきても、ちゃんと重石(おもし)が効いていて、流されないという感じです。
それは、パートナーとしっかりと手を組んでいれば、実家で起こっている問題に対して、適正な距離を保てたり、うまくいかないことで、我慢が過ぎてしまったり、疲れてしまったり、傷ついたりしたとしても、自分らしく居られる場所へ戻ることができるということです。
必要以上に自分をすり減らしてしまったり、辛い思いをさせ続けてしまうことがないというのは、とても大切なことです。
いくら実家やきょうだいが、問題があって、大変なことになっていたとしても、私たちはいつだって、元気で幸せでなくてはいけません。
身内が辛い思いをしている時、自分ばっかり、のんきにハッピーな顔をしているわけにはいかないと私たちは思うものです。
私たちも辛そうにしていようとします。いい人ですよね。
でも、そのやり方は、ほんの少ししか役に立ちません。
共感してあげることで、ほんの少し彼らは気が休まるかもしれませんが、
「闇の中に一緒にいますよ」
というやり方では、幸せを感じるところまでは、引っ張り上げられないのです。
先に、元気にしあわせになっておく
そのためには、問題に振り回されたり、流されることがないよう、「居場所」にしっかりと錨(いかり)を下ろして、私たちが先に、元気でしあわせであることが必要なのですね。
そうやって、私たちの基盤(ベース)を踏み固め、その上にコツコツと、パートナーとの日常を丁寧に積み重ねていきます。
それが、しあわせになることだと思います。
女性が、母親との葛藤をお持ちのケースは、とても多いです。
母に対する文句が止まらない、怒りが止まらない、物理的な距離を空ける(会わない)ことで、なんとか平静を保っている。
そんな状態の時、私たちは、成熟さを身につけるチャンスを迎えています。
母と娘の関係は、これからももちろん続くものですが、この関係のままだと、私たちは、いつまでも子どもで、母親は、ずっと上のほうにいる権威になったりします。
勝ち目がないのですね。
でも、ここで、母親への文句や批判を止め、一人の女性として、母親を見る時、私たちは、母親と同じ大人になる必要があり、成熟さを身につけていきます。
しかし、腹の立つ相手を理解しようとするのは、とても大変なことなのです。
そして、それをひとりでやるのも。
そんな時こそ、パートナーとつながることに意識を向けましょう。
パートナー「私の居場所」とつながること
話をするようにして、共有事項を増やすことです。
私が何を感じたり、考えたりしているのかを共有し、知っていてもらうことです。
それが、あなたと、パートナーの力になるんですね。
実家と私と夫、 ~私はどっちと手を組んでる?!~
問題と手を組まないことです。
パートナーシップ、夫(妻)とつながりを持ち続け、私にとって、パートナー、また、今の家族こそが、私の「居場所」なのだと思い出してくださいね。
そして、辛い思いをしてる、大切なあの人より先に、あの人のために、元気に幸せになっておいてください。
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
ご案内です
西から東へ、「感謝祭」は開催されていきます。
8月の名古屋感謝祭に引き続きまして、東京感謝祭が開催されます。
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是非、お運びくださいませ。
カウンセリングサービス東京感謝祭は2018年
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池尾昌紀・千里、ふたりのカウンセラーによる『カップルカウンセリング』ご好評いただいております。
おひとりでお越しいただくことはもちろん、お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
男性カウンセラーと女性カウンセラー、双方からのバランスの良いカウンセリングがご提供できます。
ご希望の方は、ご予約の際に「池尾家・カップルカウンセリング」とお申し出くださいませ。
池尾家カップルカウンセリングは、名古屋市の鶴舞にておこなっております。
カップルカウンセリングの料金
1時間 ¥14,500-(税込)
2時間 ¥27,000-(税込)
次週、10月15日(月)は、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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