まだまだ暑さが続いていますが、そんな中でも、都内では、少し涼しくなってきたような気がします。皆さんの感覚ではいかがでしょうか。少しでも過ごしやすくなると、暑さが厳しい時に溜められた疲れが現れてくるようですので、自分を優しく扱ってあげて下さいね。
さて、今回もライバルをテーマにしてみました。
◆男女関係で必ず登場するライバル
先週もお伝えしましたが、恋愛や男女関係で出会いを求めていくと、職場や婚活での場、友人関係等、恋愛や結婚等、出会いがありそうな場で、お目当ての人と出会い少しずつ仲良くなっていく経験に遭遇することがあると思います。
職場や友人関係なら数か月や数年かかって仲良くなる場合もありますし、婚活の場なら数時間の間に話が弾んで仲良くなっていく場合もありますね。
このように、異性との関係が少しずつ進んで行く場面で、ある程度いいところまで進むと、魅力的な同性のライバルが現れて、なぜか邪魔をされるような場面が登場することがあります。職場ならモテそうな同期や先輩後輩、友人関係や婚活等でも、異性の扱いが上手な人等です。
このような場面について、前回は母親の存在でしたが、別の場合を考えていきたいと思います。
◆兄弟姉妹の存在
こういう問題が発生する時、子供時代の家族との関係をみつめていくと、兄弟姉妹の存在が影響している場合も多くあります。
例えば、子供であるあなたが父親と仲良くしていると、まだ幼い妹さんが泣いてわがままを言い始めます。父親が妹さんをかまいはじめるのですが、お姉さんであるあなたは、自分も父親にかまってもらいたいという気持ちがあるのだけれどガマンして、むしろ妹さんのお世話をする、良いお姉さんにならざるをえない、という状況。
または、子供であるあなたが父親と仲良くしていると、お姉さんがやってきて、上手に父親の気を引くので、結局はあなたが父親とお姉さんから取り残されて、悔しい思いをするという状況です。
親からの愛は、兄弟姉妹にどうしても分散してしまうので、仕方がないことなのですが、このような体験が現在の男女関係に現れていると、捉えられる場面は意外と多いものです。
◆どうしたらいいの？
まずは、理解からはじめてみましょう。現在の男女関係でのライバルとの関係に、兄弟姉妹と親と自分との関係があてはまりそうなら、家族の中の誰が、現実の誰とあてはまっているのか、自分が感じている感情に似たようなところがあるか考えてみましょう。
例えば、職場で先輩（男性）と仲良くし始めたら、間に入ってきた後輩（女性）がいて、後輩（女性）に先輩（男性）がとられてしまいそう・・・。職場だから何も気にしていない態度はしているけれど、内心、不安になったり焦りを感じたり、イライラしたりしているとしたら、これは妹と父親との間に感じていた感情に似ているかもと理解してみるのです。
理解をしたら、本当は、過去の家族との状況についても、現在の男女関係の状況についても、自分だけに注目してもらいたいとか、関わってもらいたい、優しくしてもらいたいという気持ちが心の中にないだろうか？と考えてみます。
そのような感情があっても、傷ついていてあきらめていたり、ガマンする癖がついていて、あきらめやガマンが当たり前になっていれば、好きな男性がライバルにとられてしまいそうな目の前にいても、ライバルのことをむしろサポートする側になってしまったり（良いお姉さんの立場）、どうせライバルに奪われてしまうんだと、何も出来事が起こる前からあきらめてしまったり、ライバルをライバルと思わなかったり、ライバルに奪われたことに気づかないフリをしてしまったりということがあるかもしれません。
本当は自分だけを愛してほしいという気持ちをもっていることがわかって、その気持ちを無理せず自然に感じたり認めることができるならば、その感情にふさわしい言動をとることができるようになります。つまり自分が先輩（男性）から愛されやすくするようなコミュニケーションや行動をとることができて、その結果、先輩（男性）との関係をより仲の良いものに進めていきやすくなります。
本当は自分が望んでいないような方向に現実が進んでしまう前に、自分が今、どんな気持ちをもっていて、どうしたいのか気づくことができれば、ストーリーの方向を自分がハッピーになる方向へ変える余地が生まれるのです。
◆終わりに
今回は恋愛で登場するライバルに、子供時代の家族の中での兄弟姉妹や親との関係が現れている場合を扱ってみました。ヒントにして下さいね。あなたの男女関係が幸せでありますよう祈っています。
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