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こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の【大人の恋愛術】をお届けしています。
夕方になると風が涼しいと感じるこの数日の東京です。静かに季節は移り変わっているんですよね。落ち着くと疲れが溶け出してくるものです。どうぞご自愛くださいませ。
まずは、お知らせです。
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Clik here to view.9/23(日)開催!癒やしのCS1DAYワークショップ(東京)で、バージョンアップしてネクストステージに立ちましょう!本気のあなたを応援するワークショップです。
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さて、本題。
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私に離婚経験があるからか、「私、夫を愛せないんです。もう、この人とはムリだから別れたいんです」とおっしゃってカウンセリングにいらしていただく方は多いです。
傍目からは、どんなにステキに見える人とパートナーシップを持ったとしても、人と人の距離が近づくにつれて、お互いに甘えが出ますから、「ええっ?コレ、引き受けるの、ムリなんですけれど、、、」という面に出くわすことがあります。
一般的に、私たちは、人の中の、「自分にはない」と思っているところに憧れを持ち、惹かれます。
恋に落ちたばかりの、ロマンスの時代は、この「自分にはない」ところが、「すごーい!」「ステキ〜」「私にはムリだけれど、こういう人がそばにいてくれたら嬉しいー」と思って、素直に、お目目キラキラImage may be NSFW.
Clik here to view.で相手を見ることができます。そういう時って楽しいじゃないですか。実は、自分が〈そう思えること〉がすごく楽しいんです。Image may be NSFW.
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ところが、しばらくすると、「優しい〜」が「なんて優柔不断なの!」になりますし、「意思が強くてカッコイイ!」と思ったところが、「なんて頑固なの!」「なぜ私の言うことを聞いてくれないの!」になります。
恋愛心理学には、「惹かれたところが、ケンカのタネになる」という法則があります。
ということは、「この人のココがもう我慢できないから別れたい!」と思ったところが、実は、もともとあなたが惹かれた要素だった「かも」、なんです。
ま・さ・かーーー!!!
と思いますよね、今となっては。
「そんなことはありませんか?」とお聞きしますと、大概のお客さまは、
「ひょっとしたら、私、最初からこの人のことを好きじゃなかったのかもしれません。」とおっしゃいます。
わかります、わかります。「今」のイヤさ加減からすると、そのイヤなところに惹かれたかもしれない、という考え方自体、「あり得ません!」って思います。
私自身が離婚を経験していますから、「離婚」を否定するわけではありません。それが、その人が幸せになるために必要なこともあるでしょう。
別れるのって、すごくエネルギーがいりますよね。すごく悲しいし、欲しくて手に入らなかったものを思えば怒りが噴き出しますし、やりたくてできなかったことが思い出されると悔しさに歯ぎしりします。Image may be NSFW.
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その大変さから、「こんな思いをしなければならないなんて、なぜ出会ってしまったんだろう」って思います。
だからこそ、どんな出会いにも意味があって、どんな出会いからも学ぶところがあって、大事なのは、そこから学んで幸せになることなのだ、と考えられるとイイと思うのです。
そして、そういう見方をした時、あなたが今、「もうムリ」と思っている人とご縁を持ったのは、いったい何を学びたかったのかしら、と考えられるのではないかしら。
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すべての性質には、「いい」面と「不都合」な面があります。
それをどちらに感じるかは、「自分にとって」都合がいいか、不都合か、なわけで、性質そのものに、本来は、善も悪もありません。
それが社会にとって適合性があるか、不適切かはあります。同じように、あなたにとって「優しい」か、「酷い」かはあります。
Aさんは、ご主人のストレスを抱えては塞ぎ込み、自分の世界に入り込んでしまうこと不満を持っていました。彼女はとても共感力や包容力のある女性で、彼を支えたいと思って家を守ってきましたが、そのことが、彼には見えていないように思えて、寂しく、悲しく感じていました。
そんな彼女の愚痴を優しく聞いてくれて、想いを受け止めてくれた昔の同級生の男性に相談を繰り返すうちに、恋心が芽生えて、自然と不倫関係になりました。
お互いに家庭のある二人でしたし、二人ともが離婚をして、再婚することは考えていませんでした。でも、夫が塞ぎ込むたびに心が凍るようで、その彼の存在に慰めてもらわないと自分がどこかにいってしまうように感じていました。この彼への恋心が、毎日の生活を回すためには必要な「救い」のようでした。
と同時に、ついつい彼を気持ちの上で追いかけてしまう自分を後ろめたくも思っていて、そんな自分の気持ちを持て余していて、もう限界、と感じていました。
でも、ある時、不倫相手の彼が仕事をせずにウジウジと言い訳をしているのを聞いていて気づいたのだそうです。
「私は、ずっと夫が私の気持ちをわかってくれないことが不満でした。でも、考えてみたら、夫は、どんなに自分がしんどくてイライラしていても、『仕事に行かない』とは言わなかったんです。自分が働くことで家族を守る、という姿勢は貫いてくれていたんです。彼のように優しい言葉はくれないけれど、行動で私を守ろうとしてくれていたんだ、って思えたんです」とAさん。
「彼が仕事をせずに、私にこんな風に甘えているのを見た時、彼が私の気持ちをわかったような優しい言葉を言ってくれても、それって何?って思っちゃいました。自分の奥様や子供に対してこの人は優しいのだろうか?って考えちゃったんです」。
Aさんは、とても賢い方で、ご自分が「優しさ」と感じたものは、彼女がものすごく欲しかったもので、自分がすごく欲しいものを簡単にくれた相手を、実体以上に「素晴らしい人」と見てしまった、と気づかれたのです。
そして、もともとストイックなご主人の男らしさに惹かれたはずだったのが、あまりに自分に助けさせてくれないものだから、自分は必要がないんだと傷ついてしまい、男性からの「優しい言葉」に、今度は大きな価値を見てしまった、と説明して下さいました。
「何だか目が覚めた心地がします」と締めくくってくださいました。(お客さまにご了承をいただいてご紹介しています。)
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自分に無い(少ない)所に憧れて好きになったはいいものの、つきあいが深まるにつれて、お互いに自分に無いところは、コンプレックスを刺激するので、遠ざけたい気持ちになります。
なかなか気づきにくいですけれど、「どうして私のようにできないの?」と、相手に自分がするであろう対応を求めてしまいがちです。そして、相手がそれをスルーすると、自分が軽く見られたように感じて、激しい怒りを感じます。
でも、これは、二人ともが、成長するプロセスでどうしてもくぐり抜ける必要のあるところ、だったりします。
彼が、もっと男性らしく、実力を発揮するために。彼女がもっと女性らしく、共感力、受容力を発揮するために。
そして、彼女が、彼が必死で守ろうと頑張っている「気持ち」に気づけた時、そして、もがいている彼の心の奥底にある「愛」に光を当てることができた時、彼も、緩むことができたことは、想像できますね。
「もうこの人とはムリだから別れたい」と思ったときこそ、自分最高の自分を、もう一度差し出してみるとき、なのもしれません。あなたが誰かから「欲しい」と思う、その資質、それが「優しさ」であれ、「信頼」であれ、「献身」であれ、「慈愛」であれ、「理解」であれ、あなたが「欲しい」と思う「そのもの」を相手に与えてみませんか。
それであなたの素晴らしさに気づけない相手ならば、別れたとしても、あなたも悔いがないでしょう。あなたの最高を更新できたのなら、その関係性は卒業なのかもしれません。
私は、そんな土壇場で、あなたが変わった分、相手も変われたケースをたくさん見てきました。
あなたが、真実だと思える関係性を紡げますように。
love and abundance,
みずがきひろみ
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Clik here to view.9/23(日)に東京で【癒しの1DAYワークショップ】を開催します。
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