別れた方がいいと思っているけれど決められない

木曜日に大門昌代・大野愛子とともに｢うまくいかない恋の処方箋」をテーマに書いています。今回は大塚が担当です。

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・「幸せな恋愛をしている」と胸を張って言えない。
・「別れた方がいいだろうな」とは思っているけれど、踏ん切りがつかない。
・一緒に居るのに、「さびしい」・「むなしい」と感じる自分の気持ちに気がついている。
・本当は望んでいる状態ではないけれど、思い切って動き出せない。

「別れた方がいいのだろうけど…」といった恋愛のご相談、多くあります。

ご自分でも感じているのでしょう。
「このままでいてもなぁ…。」って。

でも、情もあるし、これまでの二人の歴史もあるし、これから新しい恋がうまくいく保証があるわけでもありませんから、離れるのには不安があったりします。

「彼のことが好き」と「彼のことがキライ」の両方の気持ちが入り混じって、気持ちが整理しにくくなっているのではないでしょうか。

決めようと思っても、日替わりで逆のことを考えたりすることだってあるでしょう。

人の気持ちは理屈でわりきれるものではありませんが、「別れた方がいいかも」と考えるとき、別れも選択肢にあがってきているのかもしれませんね。

○二人の気持ちを時系列で整理する

恋愛が始まるとき、運命のようなものを感じたり、ロマンティックな出来事があったり、何かしら好印象があったでしょう。

しかし、残念ながら、時間を経ていくうちに、人の気持ちは変わっていく場合があります。

ロマンティックな出来事・ショックな出来事、時系列に並べると、気持ちの変化が客観的にとらえやすくなります。

いわば、ざっくりとした二人の年表みたいなものを、その時の私の気持ち・彼の言動と一緒に書き出してみるといいかもしれません。

恋の始まり頃の彼と、今の彼が別人のようになっているなど、辛いけれども、その現実に気がつくのも大事なことでしょう。

現実をうけいれると、別れる決断や、今の状況を変えるために彼と向き合う決断がしやすくなるでしょう。

○心から望む関係性は？

「私を愛してくれた人だから、彼を悪く思いたくない。」「私が選んだ人がヒドイ人だとは思いたくない。」など、心は現状維持をしようと、いろいろなセキュリティを作動させてきます。

特別な気持ちをもった相手を自分から否定するのは避けたいから、「別れた方がいい」と思うところで止まっているというのも理由にあるのではないでしょうか。

今の彼のことをいったん横に置いて、「恋愛に望んでいるもの」「パートナーに望むもの」を考えてみてはいかがでしょう。

誰かに話すものではありませんから、「私がこんなものを望んでも…」といった遠慮は不要です。

とにかく自由に書き出してみましょう。

いつも考えていることはもちろん、「あ、こんなこと思っていたんだ」と気がつけたらいいですね。

例えば、
誠実な関係がいい。
結婚がしたい。
子供を産みたい。
お互いを大事にできる関係がいい。
話を聴いてくれるパートナーがいい。
などなど。

「彼とどうするか」から考えると、あなたの心が本当に望んでいることが後回しになってしまうことがあります。

いったん、心が望むままに書き出してみましょう。

そして、後から、心が望んでいることが今の彼とでどのくらい実現できるのか、当てはめて考えてみるのも一つの方法です。

彼といることと、望みの実現と、どちらが自分にとって優先なのかが見えてくるかもしれません。

また、もし幸せな関係を望む気持ちになれないのだとしたら、「自分が幸せを望んでいい」と思えていないのかもしれません。

その場合、癒しや許しなどで、自分にかけた呪いを解くのが先かもしれません。

あなたは幸せになっていい人です。
そして、あなたが幸せを感じる方法は、必ずあるはずです。