Quantcast
Channel: 恋愛テクニック
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4744

「助けたい」と思ったら要注意!?

$
0
0

mizugaki

こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の〈大人の恋愛術〉コラムを担当しています。

 

関東地方は梅雨明け宣言が出た、と思ったら今週は大雨。なかなか読めないものですね。晴れていても、土砂降りでもご機嫌でいられる心の器がもてたらいいのにな、と思いながら滝のような雨音を聞いています。雨

 

まずは、お知らせから。

 

ベル7月22日(日)は、変容真っ只中のあなたのための、ネクストステージへの準備をする4時間・2時間の2本立てワークショップ。詳しくはこちら>>>>>>>

 

ベル8月26日(日)は、名古屋感謝祭!トップバッターで講演します!「魔法の言葉」を聞きにきてくださいね。

みずがきの講演テーマについてはこちら>>>>>>>

 

さて、本題。

 

雨

 

大事な人がふさぎこんでいたら、あなたはどうしますか?

 

なんとか「助けたい」と思いませんか?とても自然な感情でだと思います。大好きな人がしんどい思いをしているのを、そばで見ているのは、とても辛いです。1日でも早く、笑顔が見たいと思いますよね。

 

逆に、自分がしんどい思いをしていたら、誰かに助けてほしい、と思います。「助けてほしい」と言えるかどうかは別にして。そして、本当に欲しい援助がもらえたら、すごく嬉しいものです。

 

そんな「助け合える」関係性を持てたら、遠慮なく「助け合える」絆をつくれたら、どれほど人生は楽になるでしょう。

 

にもかかわらず、「助けたい」という気持ちは、〈要注意〉だったりします。

 

なぜでしょうか?

 

それは、「助ける」という言葉や行為の中に、どこか「強い」ものが「弱い」ものを救うようなニュアンスがあるから、です。

 

とても自立的な男性が、身体的にも、精神的にも依存的な女性を献身的に守り支えていたり、いわゆるダメンズウォーカーのしっかり女子たちが、「私がいなければこの人はもたないのよ」とばかりに、経済的な負担を背負い込んだり、心身ともに暴力的な扱いに甘んじているような状況では、この「助けたい」が大義名分であることが多いです。

 

ところが、助け続けることで、パートナーが問題を起こし続けることが多いのもまた事実です。

 

すごく献身的にサポートしているにもかかわらず、困った状況や問題行動がなくならないのは、受け止めにくいことですけれど、この〈問題〉があることで、二人の関係性が変わらなくてすむから、なのかもしれないのです。

 

 

雨   雨

 

どの関係性も、「面倒を見る側」と「面倒を見てもらう側」になるものですが、それがシーゾーのように、その時々で、入れ替わるならば、「お互い様」と笑い合えます。

 

でも、いつも「助ける側」と「助けられる側」が決まっているとしたら、お互いに、その役割に固執していて、自分が慣れている役割を取り続けられるように、協力し合っている、とも見れるのです。

 

よくアルコール中毒の人のそばには、それを許し、援助する人(エネイブラー)がいる、なんて言います。

 

本当は、パートナーがアルコールへの依存をあきらめられるように「助けたい」はずが、依存し続けることを援助してしまうとしたら、それは残念な話ですよね。

 

そんな不本意なことになってしまうのは、二人ともが、その関係性を使って、「罪悪感」や「無価値感」、「無力感」を感じることが目的になっているからです。

 

問題を起こす人が「罪悪感」や「無価値感」、「無力感」を感じているのはわかりやすいです。「助ける」人は、「いい人」で、「罪悪感」や「無価値感」はもちろん、「無力感」なんか無縁のように見えますが、パートナーを「助ける」ことで、自己価値を感じられているとしたら、それをしなければいったいどれだけ自分は価値がなくて力もない、と思っているのでしょう。

 

パートナーは鏡だ、といいます。感じている感情の質量はいっしょだ、ともいいます。

 

助ける側も助けられる側も、同じくらい罪悪感や無価値感、無力感を感じているのです。

 

それを「表現する」役割と、「隠す」役割があるだけ、なのです。

 

 

雨   雨   雨

 

「助ける」か、「助けられる」かは、役割の違いにすぎない、と知っていたら、パートナーを、

 

「助けたい」

 

と思ったときは、〈要注意!〉ということがわかります。

 

自分では気がついていないかもしれないけれど、「助けてほしい」と思うほど困っていて、疲れているかもしれないのです。本当は、誰よりも自分が助けて欲しいのかもしれません。でも、その「助けて!」が言えなくて、パートナーが「助け」が必要な人、に見えているのかもしれないのです。

 

パートナーを「助ける」ことで、本当は自分を助けたいのかもしれません。

 

「そんなのいやらしいじゃない!上から目線だし、そうはしたくないから、私は人を助けたくないの」

 

と言いたくなる方もいらっしゃるでしょう。

 

それも一つの考え方ですけれど、「助けない!」と心の扉を閉めるより、二人ともが同じくらい抱えている罪悪感や無価値感、無力感を手放したい、と思うこともできます。

 

そのためには、まず、自分にもパートナーと同じくらい罪悪感や無価値感があることを認めましょう。それがすごく嫌なのです。でも、「自分なんてチッポケだ」という気持ちがあることを受け入れましょう。

 

そして、パートナーが「助ける」チャンスをくれていることも認めちゃいましょう。

 

もし、そのことに、「助けさせてくれてありがとう」と感謝できたら、二人の関係性は、「申し訳ない」という罪悪感の押し付け合いではなく、感謝しあうものに変質します。

 

二人の間の「お願い」と「ありがとう」がぐっと軽やかになるのを感じられますよ。

 

罪悪感を手放せるなら、もう問題を作る必要はありません。ゆっくり、静かに、いつの間にか、問題が終息していることに、ある日、ふと気づくでしょう。

 

そんな心の平和を手に入れられますように。

 

 

love and abundance,

みずがきひろみ

 

 

ベル7月22日(日)は、変容真っ只中のあなたのための、ネクストステージへの準備をする4時間・2時間の2本立てワークショップ。詳しくはこちら>>>>>>>

 

 

ベルカウンセリングサービス・名古屋感謝祭2018

現役心理カウンセラーによる9講演を柱に、20分のミニカウンセリングが体験できるワンポイント相談会、景品付クイズ大会や、公開カウンセリング等、盛りだくさんな1日。カウンセリングや心理学を身近に感じていただけるイベントです。

 

日 時:2018年8月26日(日) 10:00~19:30(受付9:30~)

場 所:愛知産業労働センター ウィンクあいち 名古屋駅徒歩5分

    総合受付904号室にお越しください

料 金:¥3,240-(税込)  出入り自由のフリーパス制

 

※打ち上げに参加される場合は、別途ご用意ください。

※参加条件:18歳以上の方。

 2歳未満のお子様に限り、お一人様まで、無料でご参加頂けます。

 お子様の待機スペースなどはございませんのでご了承ください。
 

20180826Nagoya-Thanksgiving-640x459

 







 お申し込みは、こちら
to_register

 

 

 

 

 

 ココロを学んでバージョンアップしたいあなたのために、、、


ラブラブ個別の面談・電話によるカウンセリング
あなた仕様のセラピーであなたの人生をサポートします。カウンセリングは前月の1日から、ご予約をお受けしています。ご希望の日時を

カウンセリング予約センター(06-6190-5131)

までお問い合わせくださいませ。

 

みずがきひろみのカウンセリングの詳細はこちら

 


ラブラブ心理学講座・ワークショップで学び、癒す
みんなで学び、癒し合うグループセラピーは、関係性を豊かにするヒントがいっぱい!あなたにピッタリのテーマをお選びくださいませ。

カウンセリングサービスの心理学ワークショップのページ

 


ラブラブ講演や講座をおウチで聴く

心理学講座や講演の音声配信サービス「きくまる」にアクセスして、おウチでゆっくりとくつろぎながらカウンセラーの話を聴くことができます。

「きくまる」のホームページはこちら

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4744

Trending Articles