2週に1回、渡辺カウンセラー と一緒に「婚活」を担当しております、小川のりこです。ここんとこ6歳の息子が、今から30年以上前に流行った、堺正章さん主演ドラマ 「西遊記」 にドハマり中です。たまたまビデオショップで彼が扮する 孫悟空 に目を奪われた我が息子。
その日から西遊記ごっこが始まります。たっちゃんが悪さをしたときは、三蔵法師役のわたくしが、孫悟空が悪さをしたとき、あるお経を唱えると、彼の頭のわっかが締まって、彼を懲らしめると同じように、息子に向かって唱えます。
指を二本、顔の前にたてて祈る格好をしながら、「むにょむにょ・・・」と言うわたくし。
息子：「いでででで・・・・！！！」
悪さをすると、「むにょむにょ・・・」
息子：「いでででで・・・・！！！」
めちゃんこ楽しいです。はっはっは・・・。
では、今回の記事です。
私が恋愛下手だった頃、私にはいろんな問題がありました。
●大好きな男性に、自分の気持ちを話せない。
●相手がどう思うかばかりが気になる。
●自分の期待通りに動いてもらえない時、愛されていないと思ってしまう。
●他の女性とわずかでも彼が関わることに、極度な不安、怒りと恐怖を感じる。
恋愛依存でもあった私は、自分が愛していなくても、愛して欲しい欲求が強かったんです。相手に求めるものが多いから、自分の思うようにしてもらえない男性に怒りを覚え、同時に離れていく恐怖感におびえていました。
楽しいはずの恋愛なのに、私にとって、苦しいことでもあったんですね。
何十年もそういう生き方をしていて、自分に向き合っていくうちに、私と同じではなくとも、多くの方が似たような経験を持って、しんどさを抱えていることを知りました。そして、
相手の男性ではなく、いつも自分自身なのだ。
という、難しいけれど大切なことを学びました。
そしてそれは、
女性である自分に、そこまで自身がなくて、ちっぽけに扱っている自分がいる
ということでもあると知りました。
いつも思っていたんです。
彼は私を愛していない。
彼は私を大切にしてくれない。
彼は私を都合よく扱っている。
と。
そしてそんな考えは、どんどん大きく広がっていきました。
誰も私を愛さない。
誰も私を大切にはしない。
誰もが私を利用する。
でも実際は違っていました。
私が自分を愛してなかったし、
私が自分を大切にしようとしてなかったし、
私が彼（男性）を、自分の寂しさを紛らすために、使っていたに過ぎませんでした。
自分が長い長い間、そんな生き方しか出来なかったから、今多くのお客様から聴かせていただきます、恋愛でのしんどさが痛いほどよく伝わります。それでも多くの方が、愛することをこれからも続けていくようです。とても素敵で魅力的な女性たちだと、お話をお聴きするたび思います。
私は極端な子でしたが、自分のこころの傷によって、恋愛が上手くいかない場合って本当に多いんだということを、私はこのカウンセリングで知りました。でもそれは、ご自身の悲しさによって、視野が狭くなってしまっていたり、自分の痛みに捕らわれてしまって、上手くいかないだけなので、その人の性格上の問題などでは決してありません。だからどんな男女間の問題であっても、
相手に焦点をおくのではなく、常に自分に焦点を当てて欲しい
んですね。
ここで、誤解しないようにして欲しいのは、
自分が間違っているから、自分が変わらなきゃいけないのだ。
ではなく、
彼のことを考える強い気持ちを、”彼”ではなく”自分”に向けて欲しい。
ということなんです。
こんなにも魅力的な女性が多いのに。
こんなにも素直で可愛い女性が多いのに。
自分を叱咤して、責めて、どんどん自信がなくなっていくのは、あまりにも辛すぎます。
その生き方は、経験上仕方のないことかもしれません。
褒められなかった。
愛されていると感じられなかった。
叱られてばかりだった。
だまされたと思うばかりだった。
そういう傷がある人は、確かに自信はなくなって行きます。だからこそ、
自分は誰よりも自分を支え、愛してあげて欲しい。
んです。人はね。
自分で自分のことを愛し、信じ、
こんな私だけど、それでも一生懸命私は今を生きているのだ。
と支えてあげないと、人から愛されても信頼はなかなか出来ないものなんです。
褒められても。
認められても。
すごい賞賛をあびたとしても、
少し経つと、また欲しくなるんです。
何度も何度も、永遠におかわりを求めてしまうの。
でもそれに延々と付き合ってくれる人はなかなかいません。
それは、その女性にそこまでされる価値がない・・・のでは決してなく、
誰だって自分も褒めて欲しいし、認めて欲しいものだから。
自分も認め、他人にも認められ、それでこそ人の絆は深まるし信頼しあえるんです。
私がやっていたような恋愛はね。
戦争
だったんです。
どちらが折れるか。
どちらがひくか。
どちらが先に謝るか。
そして、
どちらがいつも上でいつも下なのか。
いつも連絡を待っていた私にとって、私は常に惚れた側であって、追いかけている側であって、負けている側であって、下に見られているように感じていたんですね。
だからいつも、自分が上でいたかったんです。
相手が自分の思うようにしてくれると、そこでようやく愛されていると感じられたんです。だから、
我慢しているのは私。
合わせているのは私。
折れているのは私。
と、自分がしていることしか見えていなかったんです。
相手も頑張っているということ。
相手もちゃんと考えてくれているということ。
相手も我慢しているということ。
相手は相手のやり方で、愛してくれているということ。
自分の傷がありすぎて、
理解したくない。
だったと思います。
今、私と同じように感じる女性も多いかもしれません。
でもね。
それはそれで、仕方がなかったことだと思います。それにそんな状態の自分に 「相手も大変なのだと理解しなさいよ。」と叱咤したとしても、きっとぼろぼろで、やはり理解したくなかったし苦しいだけだったと思います。
だから、皆さんの中で、自分を叱咤していたり、責めてばかりいるような方がおられたら、今の「理解なんかしたくない！」と思う自分のことを、許してあげてくださいね。
自分の気持ちを甘やかせてあげることって、多くの人が抵抗感があるようですが、とてもとても必要で、大事なことです。
そして自分が楽になると、そこで初めて理解出来るんです。
自分が折れてあげた方が、愛されるということ。
自分が一歩引いてあげた方が、自分が成長出来るということ。
自分が先に謝った方が、女の株が上がるということ。
得になることしかないのに、長く、カウンセリングで向き合っていても、それが負けたような気がして、相手をうぬぼれさせて調子に乗らせるだけのような感じがして、自分の価値を下げることをしていかなきゃいけない気がして、本当になかなか出来なかったです。
でも愛しているもの同士のはずなのに、戦っているのは明らかに辛いです。
いつも相手がどう出るかを気にして、その対策を練っているなんて、何一つプラスにはなりません。
こういった勝ち負けから抜けるにはね。
自分のこころを、まず平和にしてあげることが最優先です。
彼は関係ありません。
他人は関係ありません。
あなた自身を見てあげてください。
ぼろぼろになっている自分をよく見てあげて。
多くの方がね、あちこち怪我して傷だらけなのに、そんな自分の治療を全くせず、気にかけることもなく、彼のことを考えているの。
私はこんなに傷だらけだけど、私はあなたを愛しているの
って。
でもね。
傷だらけのあなたに、彼が思うのは、
俺には今以上、何もしてやれないんだ・・・。ごめんな。
俺は彼女にとって、役立たずな男なんだ・・・。ごめんな。
という罪悪感なの。
男性は自分のことを日々考えて、何かしようとしてくれるよりも、自分がそばにいることで気持ちが安定し、今を楽しそうにしている女性の方がずっと楽なんです。特に仕事が忙しい人はね。
だからあなたのために生きてください
彼でなく、他人のためでなく、親兄弟のためでなく、
あなたの人生を、あなたが自分のために生きてください。
それが、あなたの抱える問題を全て楽にしてくれるきっかけとなります。
あなたの中に争いがなくなります。
どっちが先に謝るか、どっちが先に折れるか・・・。
そんなこと、どうでもよくなります。
今の恋愛だけではなく、これからの人間関係、結婚、出産後、ママ友達や子供との関わり全てに関係することです。
理屈はわかっても、こころで理解していくのは時間がかかるかもしれませんが、覚えていて下さいね♪
自分の今を支持し、認めてあげられる女性が、一人でも多くなりますように・・・。
この記事がお役に立てれば幸いです。
～～～～～ 
お知らせ ～～～～～
2週に1度の「婚活」担当、
小川のりこが、みなさんのご相談にお答えいたします
小川に回答してほしいご相談がある方は、メッセージでご相談をお送りください。
なお、件名に「小川のりこへの相談」と明記してください。
いただいたご相談の中から、1～2ヵ月に1件のご相談を採用させていただきます。
ご相談をお送りいただいたみなさんに回答できない場合や、回答までに日数がかかる場合があることをご了承ください。
メッセージは、1,000文字が上限となりますので、ご相談内容は1,000文字以内にまとめてください。
なお、採用させていただいたご相談内容は、ブログ上で回答とともに公開させていただきますので、文中のお名前等を含め、公開されてもよい内容でお送りください。（IDは公開いたしません）
みなさんのご相談をお待ちしています！