こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で、金曜日に《大人の恋愛術》コラムをお届けしています。
2017年【心理学サロン】最終回は12月21日(木)13:00から。『心の自由を手にいれる〜どんな「私」でもOK〜』。自分のあらゆる側面にOKを出すことで、もっと楽に魅力的になれます。ゲーム感覚で自己肯定感を上げるミニワークショップをやります。詳しくは、こちら、から。
さて、本日のテーマは、この「謎」な法則の話です。
心理学を学ぶようになって、いくつかのびっくりな法則と出会いました。
今日の、『「欲しい」ものは、人に「あげる」と手に入る』もその一つです。
そのまま読むと、訳がわからない、意味不明、ではありませんか?
私の最初の反応もそうでした。「何、それ?」。
でも、今や、「マイ・ハウツー本」の中でもお気に入りの法則の一つになっています。つまり、ものすごく「効果」があるってこと。
心の法則は、私たちの一般常識の逆であることが多いのですが、この法則も「あべこべ」なのです。なので、知らないとなかなか実行できません。
ですから「知っている」ことにとても意味があるし、「知っている」ことで「使える」ものになります。
モノは、「あげる」と自分のものではなくなります。目に見えるものはそういうものなので、私たちの一般常識は、「あげると無くなる」です。
ところが、心のレベルでは、「あげると増える」というのです。
例えば、「私」が「怒る」とします。それを誰かにぶつけた(「あげた」)とします。すっきりするかと思えば、そうなりません。
問題が必ずしも解決しないうえに、怒りを誰かにぶつけた自分は「すてきな人」と思えないので、私は、やっぱり不機嫌です。私が「怒り」を投げつけた相手も、いい気分ではいられなくなりますから、世界に「怒り」が「増えた」ことになります。
同様に、「私」が「優しさ」をもって誰かに接した(「あげる」)とします。
私が優しくした「誰か」も、優しい気持ちになりますが、私の「優しさ」がそれで「減る」わけではありません。世界がもっと優しくなるだけなんです。
「感情」のような「心」は、「あげれば、あげるほどに増える」もの、なのです。
恋愛って、面白いもので、最初の出会ったばかりの頃は、
「相手に何を言ってあげたらいいかしら?」
「相手は、どうしたら喜ぶかしら?」
って一生懸命に考えますよね?
どれだけ「優しく」できるか?
どれだけ「助けて」あげられるか?
男性も、女性も、自然とそう思います。ですから、男性は、「彼女が何を欲しそうにしているか、ジーっと見ていて、それを差し出そうとしますし、女性の方は、いきなり自分の好きなアーティストのコンサートチケットが出てきたりすると、涙目で喜んだりします。そんな彼女の、「あなたって最高のヒーローだわ!」と叫んでいる涙目に、また感動して、、、なんて楽しいやりとりになるわけです。
「あげた」から「増える」。
ところが、いつの間にか「あげて」いるのに、喜んでもらえない。喜んでもらえないから「楽しくない」。
「あげても増えないじゃないか!」
「ひょっとして愛されていないのかも?」と不安になるので、
「もらおう」としてしまいます。
いえ、「もらおう」として「あげよう」とするんです。
だって、「あげると増える」という成功法則を経験済みですから。
でも、そういうときって、雰囲気というか(それがメールやラインの言葉であったとしても)、エネルギーが「ちょーだい!」になっていることが多くて、
「また、取りにきた」と相手も感じてしまい、反応したくなくなります。
あげても、あげても、疲れるだけ〜。
「犠牲」といいますね、こういうの。
え?「あげる」と「増える」という話をしているんではないの?
そうなんです。
自覚があるかどうかはともかく、「もらおう」という気持ちが1%でも混じると、「あげた」ものの純度が下がるんです。
99%「優しさ」や「愛」をあげているんだけれど、そこに1%の、
「あなた、最近、私に優しさや愛をくれていないわよ!ココロがないわよ!」
という「怒り」が混じるんです。
そして、この「怒り」も、
「あげる」と「増える」から、相手の「怒り」と共鳴して、二人の間の「怒り」の感情が増えてしまいます。
残念ながら、私たちが「あげた」ものが「増える」んです。
楽しくない、としたら、「楽しさ」を「あげていない」ということなんですね。
「LINEが既読にならないんです」。
それは、相手は何かで取り込み中だということ。不安な気持ちになるのは、「私」が「相手からの反応」を「もらおう」としているから。
「そうはいっても、どうしても『欲しい』気持ちがあれば、『もらおう』という気持ちが混じってしまいませんか?」。
その通りなんです。
『「欲しい」ものは、人に「あげる」と手に入る』んでしょう?
そうなんです。でも、ここにはちょっとしたカラクリがあるんです。
私たちは、「この人に愛されたい!」って思うと、その人には「あげる」んです。「欲しい」から。
でも、前述のように、この「欲しい」気持ちが混じる分、「重く」なることも多いです。
では、「軽く」するにはどうしたらいいのでしょう?
「私が、彼(女)からのLINEの返事を待ちわびているように、私からの『便り』を待ちわびている人がいるとしたら、それは誰かしら?」
が、鍵になる、マジッククエスチョン、です。(わぁ、講座のネタ、教えてしまった、、、)。
お母さんですか?
お父さんですか?
兄弟姉妹の誰かですか?
お友達の誰か、ですか?
あなたが、心の隅に追いやり、普段、あまり意識していない誰か、もしくは、気になっているけれど、つい後回しにしている誰か。あなたが、「重い」と感じて、少し距離を置いている誰か、かもしれません。
「元気?」の一言でいいんです。
もし、あなたがその「誰か」に気づけて、その一言をLINEで送る勇気がもてたとしたら、そのモンモンとした感情、スッキリする可能性、大、です。
そして、あなたが待ちわびている誰かさんからの返事がどうでもよくなり、不思議と、どうでもよくなった頃に、スマホがチャリンと着信を知らせてくれたりするんですよね。
何、それ?
どうしてそうなるの?
それは、講座やワークショップでじっくりとお話をさせてくださいね。
まずは、お試しあれ。
もし、「軽く」なるなぁ、とお気づきになられたら、使い倒せるように、私たちの講座やワークショップをお役立てくださいね。
2017年【心理学サロン】最終回は12月21日(木)13:00から。『心の自由を手にいれる〜どんな「私」でもOK〜』。自分のあらゆる側面にOKを出すことで、もっと楽に魅力的になれます。ゲーム感覚で自己肯定感を上げるミニワークショップをやります。詳しくは、こちら、から。
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