担当:渡辺晴美
こんにちは。カウンセリングサービスの渡辺晴美です。
毎週土曜日は「婚活」をテーマにお届けしています。
小川カウンセラー と一緒に隔週で担当しています。今週は渡辺が担当です。
いつも御覧頂きありがとうございます。
日本列島を台風が縦断しましたが、皆様の被害はなかったでしょうか。
我が家はそれほどの被害がなく無事に朝を迎えることができました。
その晩は、息子が鼻血をだし、そちらのほうに大慌てをすると言った夜でした。
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~60%の彼と60%の彼女~
自分自身やパートナーに対して、「ここが変わればな。」
なんて思ったことはありませんか?
点数で言うと、70点とか80点で、すごく良い所はあるんだけど・・・。
この、「良い所はあるんだけど・・・」が曲者だったりします。
良い所はあるからこそ、残りの欠点が妙に大きく感じられてしまうんですよね。
気がつかないうちに、相手に完璧さを求めていたりするかもしれません。
では、自分はと言うと、60点、70点・・・。もしかしたらもっと低めに自分の点数をつけている方もいらっしゃるかもしれませんね。
こんなとき、私たちは、否定的な目で自分自身や近しい自分の周りの人を見ている状態になってしまいます。
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婚活の場ではどうかと言うと、2つに分かれるかもしれませんね。
1つは、自分で思っている自分の価値(自己イメージ)に沿った人を選んでしまうタイプ
もうひとつは、自己価値(自己イメージ)を高めてくれるような相手を求めるタイプ
どちらにしても、自己イメージからくる自己価値と、本当の自己価値にギャップがあればあるほど、パートナーシップでは影響が出てきます。
パートナーは、ほとんどが、あなたの真実の価値を見て評価しているんですよね。
でも、自己イメージが低ければ低いほど、価値にギャップが生じてしまいますよね。
そこで無意識に、『私はそんなに素敵な人ではないわ』と相手に嫌われるようなことをしてしまったり、自分からパートナーを嫌って離れてしまうことが生じてしまいます。
時には浮気と言うことで問題が出てきたりもします。
付き合ったらイメージが違ったと言うことを言われた事があったり、なんとなく上手く行きかけたけど、だめになってしまったと言うようなケースの中にこんな問題が隠れていたりします。
自分が魅力がなかったとか、嫌われてしまったと言うことではなく、もしかしたら、自己イメージとのギャップがあるのかもしれません。
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~真の自己イメージを受け取る~
こんなときには、真の自己イメージを受け取りなおすと言うことが大切になってきます。
数十年と生きてくると、上手く行かなかったことなんてたくさんありますよね。
そんな時傷つき、傷つけられ、自己イメージを下げてしまうんですよね。
でも、一度そうだったからと言って、次も、その次もそのまた次も同じとは限らないんですよね。
本当は・・・。
子供時代にはできていたのですが、再びトライして失敗する痛みにいつしか耐えられなくなって失敗するよりは、何もしないことを選んでしまうこともあります。
せっかく勇気を出してトライしても、やっぱり失敗した・・・。
そんなこともあるかもしれません。
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ここでは、かつて傷ついて下げてしまった自己価値が影響しているんですよね。
「私なんて幸せになれるはずがない」
「誰かが好きになってくれるはずがない」
傷つくたびに、そんな言葉が何度も何度も心の中をめぐって自分を傷つけしまいます。
そして悲しいことですが、いつしかそれが真実だったと思い込んでしまい、努力した分だけ二度と変えられないんだと思ってしまうのかもしれませんね・・・。
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「やっぱりダメだった」
そんなことを感じたときには、実はチャンスなんです!
『ダメだと感じている自分を手放すことができますよ』と言うメッセージでもあるんですね。
これは、ひとつのやり方ですが、自分の感情のルーツを探って行くと言うやり方があります。
・自分がどう「ダメ」だと考えていたんでしょうか?
ちょっとしんどいかもしれませんので、あまりいやな気分になったら無理にはしないでくださいね。
・どんなダメな自分って感じていたのでしょうか?
・どんな風にダメで拒絶(否定)されると感じていたのでしょうか?
そして、そんな風に感じたのはいつからだったのでしょうか?
どうして、そのときそんな風に感じたのでしょうか?
長い間こんな感情を感じてきたのかもしれません。
1つの大きな辛い出来事をずっと感じてきたのかもしれません。
自分で自分を否定し続けることは、どれほど辛く苦しいことでしょうか。
どんなに、自分を攻撃し、傷つけ、打ちのされてきたことでしょう。
自分が幸せになるために、自分を愛してあげても、もう良いのではないでしょうか?
そんなにダメだったとか、それほど悪い自分だったのでしょうか。
そんなことはないと思いますよ。
あの時、自分を否定し、「価値が低い自分なんだ」と思ってしまったかもしれませんが、
今日は、その自分を認め、もう一度受け止めて、優しくしてみてくださいね。
もしかしたら、世界中であなたのことを一番否定しているのはあなたなのかもしれません。
「愛されるに値しない人だって」一番否定し続けているのは、自分自身かもしれません。
例え、周りの人がそんな態度をしていたとしても、だからと言って、あなた自身までもが自分を否定する必要はないんですよね。
周りの人が愛を注げないほど問題を抱えていたのかもしれません。(当時はそうは見えなかったかもしれませんが)
だからと言ってあなたが愛される価値がないということではないんですよね。
周りの人もあなたと同じように自分を嫌い、自分から離れてほしいと感じて、そんな態度をあなたに取ったのかもしれませんよね。
色んな否定する気持ちや、怒りなどが出てくるかもしれませんが、今日はネガティブな気持ちを選択するのではなく、
自分が愛されるにふさわしいと言うことを受け取ろうと言う方を選択してみてくださいね。

自分を否定し、ダメ出しする気持ちよりも、
自分の価値を受け取ることを選択してみてくださいね。
