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2週に1回、近藤あきとし一緒に記事を担当しております、小川のりこでございます。
11歳の愛息子、たっちゃん（龍月：たつき）が、吠えます。
たっちゃん：「つりの季節やああああ！ ママ行くで。朝からがっつり行くからね！」
そう言えば。
来年は釣り道具を一式（←高え）買ってあげるなどと、勢いで旦那様がぬかしていたが、仕方なく最近購入いたしました。
そのお道具箱は、息子にとっては宝の山です。
カラフルでいろんな疑似餌に、綺麗な浮き。
月曜日の祝日。多分行ってます。
朝早くからで、親はねむねむです～。
それでも早朝の海は気持ちがよい♪
お弁当持って行き、今日はいっぱい釣れるでしょうか。
では、今回の記事です。
今日は、ある一人の女性、A子さんのお話しから始めます。
彼女には職場に大好きな男性がいて、その人もA子さんに興味を持ち、食事に行くことがきっかけで仲良くなっていきます。でも彼はA子さんに気持ちを伝えたことはありません。彼女はそれが引っかかりつつも彼への想いを止められず、いつしか男女関係に…。
大好きな人と一緒に過ごす夜は、すごく嬉しくて楽しいはず…。
でもA子さんは、その頃から彼への気持ちがどんどん強くなり、毎日のように、自分から連絡するようになりました。でも彼からは来ることはほとんどなく、そこから一気に不安になって行きます。
職場恋愛で、会社では平気なふりをすることも苦しくなって来ます。なぜなら人気のあった彼が、他の女性と話すことへのいら立ちを止められなくなって来たからです。
そのうち、 A子さんはある気持ちに捕らわれてしまいます。
自分は遊ばれていただけかもしれない・・・。
彼はすごい遊び人で、女性なら誰でもいいのかもしれない・・・。
私は騙しやすかったのかもしれない・・・。
そしてその気持ちから、彼女は執拗に彼を責めるようになります。
「こんなにあなたが好きなのにどうして分かってくれないの？」
それを何度も伝えます。
そして、彼に嫌われないように、高価なプレゼントを送ります。毎日手紙を書きます。頻繁に彼の家の近くで待ちます。
でも頑張れば頑張る程に彼は彼女から遠のいて行こうとします。
プレゼントも受け取りません。手紙も読んでもらえなくなります。
家の前で待ち続けていた時は、「さすがに重すぎるわ。」と言われ、A子さんの存在をなかったように会社でも振る舞われるようになりました。
何年経っていたでしょうか。彼女はこの恋愛を楽しむことも出来ず、彼から離れることも出来ず、ただ苦しんで、泣いて泣いて、結局、自分は遊ばれて捨てられたと考え、苦しみから逃れるように、長年勤めていた会社を辞めて、この恋は終わってしまいました。
それでも彼女はそこから数年、彼を忘れられずに苦しみました。
A子さんに何が起こってしまったのでしょうか。
彼女は本当に遊ばれただけだったのでしょうか。
その頃A子さんは、これでもかという程に、自分の気持ちを伝えていました。その気持ちとは、
あなたのことが大好きだから、私は何でも出来る。だから、あなたもこうしてよ。でなければ私は苦しくてたまらない！
って言う ”怒り” だったんです。
じゃあ、誰に怒っていたのでしょう。
「だって私は、両親にも”愛されていた”という記憶がないから。だから、あなたくらいはちゃんと私の方を誰よりも見ていてよ！」
ご自身のお父さんとお母さんにすごく怒っていたんです。
事実はどうであれ、本人が、”愛された記憶がない。”と私たちは考えてしまうと、誰かを愛すること、愛されるということが、自然体で出来なくなってしまうんですね。
彼女は彼に、幼少から ”ずっと私を見て！ 私のことだけを考えて！ もっと優しくして！ 私を愛して！” と抑え続けていた悲しみや怒りをなかなか誰にも話すことが出来ず、初めて声をかけてくれたその男性に、ようやく分かってもらえるんだと、ものすごく期待をしてしまったんです。
ずっと愛されていなかったという思いが強いと、私たちは何とかして愛し続けてもらおうという、飢餓感でいっぱいになるの。
彼女の愛し方は、まさにそうで、卑屈な形になってしまっていた愛だったのね。
「あなたのためにこうするから、愛してよ！」という感じです。
何かしたら愛してくれるよね。
ここまでしたんだから、当然いっぱい愛情くれるよね。
しないと何処かに行っちゃうの？
私のこと捨てる？
嫌わないで、お願い！何でもするから！！
そこまで飢餓感が強かったんです。
だから、初めは何の問題もなかったのに、A子さんは不安を募らせてしまって、彼の行動すべてをネガティブな意味でしか捉えられなくなって行ったんです。
小川的な考え方なのですが、私たちのこころの中には、いわば、
”ネガティブ変換器”
というようなモノが存在していると私は思っています。
それは、男性よりも女性の方が敏感で、高性能なんですよね(^^;
その理由は女性の方が感受性豊かだからです。男性は感情については社会的に生きすぎていて少々鈍感なので、女性のように、こうじゃないか、ああじゃないかという不安は、あまりありません。
でもこの”ネガティブ変換器（ネガ器）”があるからこそ、女性は現実的に、しっかり地に足を付けて生きていけるものなので、大事にしたいものでもあるのですが、こと恋愛となると、感受性豊かな女性の気持ちにそって、発動しやすくなるんですね。
特にA子さんのように、”過去の傷み” というのが解消されず、ずっと見ないようにして、日々頑張っていると、その痛みはいつか出口を欲するものです。
なので、好きな相手になると、比較的気持ちを出してもいい人と見ますから、痛みを通して相手を見てしまいます。すると、
彼自身
をしっかり見ることが出来ません。
A子さんの好きな人は、実際には、ただ恥ずかしがり屋で心優しく、精一杯何年もの間、彼女の「こうしてよ！」という気持ちに出来る限り応えていました。でも彼女の方は、彼のその優しさにほとんど気付けなかったんです。痛みを通してネガ器が頻繁に発動してしまって、彼の自然な行動を、全部自分を傷つけるだけの解釈に変えてしまったんですね。
それに気づいたA子さんは、徹底的に、昔の痛みを向き合って、あの頃の親の痛みや自分の傷みを理解していきました。彼に対しても、優しい男性だったと分かるようになりました。なのに、自分が悪い男性へと替えてしまったのだと、一時はひどく自分を責めていましたが、今は、あの恋愛がなければ、ここまで自分に向き合うことがなかったと、もう出会うことはない彼に非常に感謝しています。
こころにある不安感というのは、決して悪ではありません。
不安が自分を守り、時に危険を回避することもあります。
ただ、こころの中に痛みを抱えている場合は、不安があり得ない考えを引き起こし、あり得ない苦しみを自分に与えてしまうことはあります。特に感情一本勝負の恋愛では不安は出てきやすいものなんですね。
例えば、彼が言います。
彼： キミに迷惑ばかりかけて、一緒に居ていいのかなって思う。
○不安により、ネガ器発動！
「私と別れたいってこと！？」
彼： ちょっといろいろ忙しくて、連絡出来なくなってる。
○不安により、ネガ器発動！
「いろいろ忙しいって何？？ 彼女出来たってこと！？ 他の人とのデートで忙しいってわけ？？」
彼： ごめんなさい。やっぱり仕事抜けられない。
○不安により、ネガ器発動！
「これって、悪者になりたくなくて、私に”これだけ連絡してないねんから、俺がうっとうしいと思ってることに気づけよ。”って遠回しに伝えてるの！？」
ちゃうちゃうちゃいまんがな。
そんなことございませんて(-ω-)/
特に３つ目。多くの女性からもよく聞くお話しですが、悪者になりたくないなら、こんな遠回しで悪い印象のまま別れるようなことはしません。余計悪者になりますし(^^;
それに、こんなこと思いながらあえて無視するほどの男性はほとんどいませんよ。そういうえげつない男性なら、皆さんきっと、はなっから好きになってないでしょうしね♪
ネガティブ変換器は、あなたの痛みから頑丈に、敏感に高性能に育ちます(ーー;) これは何とかしたいもの。
それには、このネガ器が発動した時に、
「これは彼ではなく、私のこころの傷みからの解釈なんだ。だから、ついつい自分を傷つけるようなことしちゃうんだなぁ・・・。」
と感じながら、自分の胸の少し下、中央の部分を、両手で優しく触ってあげて、そこを温めてあげて下さい。
そして、大きく 深呼吸 すること。
私のカウンセリングでは、よく呼吸の話をしますが、人は、ネガティブに考え始めたり、自分をいじめだしたりすると、呼吸が浅くなり、血流が滞るため、肩や首、頭痛などに影響するほか、息苦しさも感じやすくなるので、ちゃんと深呼吸はしてあげて下さいね。
この痛みを彼に向けていると、いつまでも苦しさはなくならないの。
自分の傷みだからね。誰よりも自分が一番に、自分の傷みや気持ちを優しく扱ってあげて欲しいと思います。
この文章が、皆さんのこころの痛みを少しでも楽に出来ることがあれば、小川は嬉しく思います(*^^*)
＊ちなみに、このA子さんのお話しは小川のOL時代の実話です。いやぁ、非常に非常にお恥ずかしいお話しでございました(;^_^A 。
ちゃんちゃん(｀０´)ノ
●●●● お知らせでございます ●●●●
次回は、
１１月３日
に担当いたします。
よろしくお願いいたします。
♪小川のプロフィールでございます～♪
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