木曜日担当、カウンセリングサービス の大門昌代 です。
木曜日「不倫と浮気」は大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。 />
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カウンセリングで、『パートナーから浮気を告白されました』というご相談を、お受けすることがあります。
浮気を告白されて、別れ話になり、何とか関係性をやり直したいというご相談もあるのですが、ご相談に来て下さった方が、『いったい、どういう事なのかわからないんです』という、お話しになることがあります。
ご相談者の方が、どういうことか理解できないとおっしゃるには、訳があります。
パートナーから浮気をカミングアウトされ、別れ話になるのかと思いきや、『君とは別れたくない』と言われるのです。
そして、『浮気はもう、終わったことなので、これからも、仲良くやっていこう』などと言われるのです。
わざわざ終わった浮気を告白?
じゃ何の為に、告白するのだ?
浮気をされていて、知らないままでいることが、幸せであるという人もいますし、知らないままなんて絶対に嫌だという人もいます。
今回は、どちらが良いかというのは、横に置いて、『なぜ、別れる気もないのに、浮気をわざわざ自ら告白するのか?』について、お話しさせてもらいますね。
『僕は今、浮気をしています』と、堂々とパートナーに宣言する人は少ないでしょう。
でも、浮気がパートナーにバレなかったのを良いことに、自分で勝手に時効を設けて、『もう時効だから言うけど、3年前に俺浮気してたんだよ』なんて、しれっと告白しちゃう人っているのです。
言われた側は、たまりません。
今の今まで、浮気を疑ったこともなく、結構二人はうまくいっていると思っていたのに、そうじゃなかったのか!!私はだまされていたのだ!!と、混乱し始めます。
ずっと信頼してきた相手なだけに、そのショックは大きいものです。
ところが、浮気を告白した側は、『もう昔の話だよ。俺もどうかしてたんだ』などと、まるでお菓子を内緒で食べた事を告白するぐらいの軽さで言うのです。
その軽さが、浮気を告白された側には、たまりません。
『もう昔の事だから、笑ってすませろとでも言うのだろうか』と思いますね。
もちろん、笑って済ませられるような話ではありません。
浮気を告白した側に、説明を求めるでしょう。
そうすると、これまたしれっと言うのです。
『もういいじゃないか。終わった話なんだから』
殺意が芽生えてしまうかもしれませんね。
浮気を告白された側にすれば、告白された瞬間から、パートナーの浮気問題に向き合うことになるのです。
ずっと気付けなかったこと、仲良くやっていると思っていたのに、その間に浮気していたショック、悔しさ、悲しみ、怒り・・・
様々な感情が、告白された瞬間からやってくるのです。
ところが、告白した側は、告白したことで、浮気問題に終止符を打ったつもりになっているのです。
この時間差は大きいですね。
なぜ、パートナーと別れる気もなく、仲良くやっていきたいと思っているのに、わざわざ過去の浮気を告白するのでしょうか。
それは、『浮気問題に終止符を打ちたい』という気持ちが、大きく影響しているようです。
浮気をしている側は、浮気がバレていなくても、後ろめたさや、罪の意識を感じています。
例え楽しそうに浮気していたとしても、浮気相手とデレデレした顔で、写真に収まっていたとしても、後ろめたさや、罪の意識を感じているのです。
もし、後ろめたさや、罪の意識を感じていないのだとしたら、浮気を隠すことはないでしょう。
何も悪いことをしていない場合、人間は堂々としていますからね。
ずっと抱えてきた後ろめたさや、罪の意識というのは、重い荷物を背負っているように、心の負担になります。
もちろん、自分が蒔いた種ですから、仕方ないことです。
でも、一生背負い続けるのが、つらくなってしまった場合、そして、パートナーが自分の全てを受け入れてくれるであろうと思った場合に、自ら浮気を告白してしまうようです。
一種の、懺悔です。
もちろん、パートナーと別れたいという場合も、自ら浮気を告白することはあります。
でも今回は、浮気を告白しておきながら、パートナーと別れたくないという場合のお話しですので、あしからず。
では、過去の浮気を告白され、それが罪の意識からくるものなのだとしたら、告白された側は、許さなくてはいけないのか?
そんなことはありません。
いくら過去の話しであっても、告白された側からすれば、たった今始まったのと同じなわけです。
『昔のことだから』と無理に、許す必要はありません。
でも残念ながら、浮気を告白してきたのは、自分のパートナーなわけです。
ですので、浮気問題に、たった今から向き合わねばなりません。
それがいくら過去のことであったとしても、告白された側は、今から向き合うのです。
浮気をしたパートナーと、これからもやっていくのか、それとも、別れて別々の道を歩いていくのか、ゆっくり考えてよいと思います。
告白した側は、『浮気してしまったけど、パートナーとこれからもやっていきたい』と先に自分の答えを出しています。
だからと言って、その答えに合わせなくてはいけない訳ではありません。
『もう過去のことだから』と、相手に言われたとしても、自分自身にとっては、過去のことではないのですから、無理矢理に過去にする必要はありません。
その話を聞いて『今、私はどうしたいのだろうか?』と考えてみるといいでしょうね。
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※7月1日に、大阪江坂にて『癒しの1DAYワークショップ』を開催いたします。ぜひ、ご参加下さいね。
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『癒しの1DAYワークショップ』
講師(トレーナー):大門昌代
日時:2012/7/1(日) 10:00~20:00
会場:江坂・ホテルパークサイド
料金:¥21,000-(税込み)
※人数限定での開催となりますので、必ず事前予約をお願いいたします。
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(※通常のお申込フォームと異なります!ご注意下さい。)
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