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私はいつも間違っていて彼がいつも正しい

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ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-大門昌代

木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。

担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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「最初は私が彼に怒っていたのに、だんだんと私が悪いのかも?と思うようになってきた」
ということは、ないでしょうか?
 
もちろんお互いの意見が違い、話しをしているあいだに、「あっ私が間違っていたな」と気付くこともあります。
 
でも今回は、毎回毎回「私が間違っているのだ」「私が悪いのだ」と思ってしまう案件についてです。

こういった場合そのうちに、「私はすべて間違っているのだ」「彼が正しいのだ」と思うようになり、自分の意見がもてなくなってしまうこともあります。
 
例えば、彼が職場の同僚と食事に行くと言っていたのに、後日女性と二人で食事に行っていたことが発覚したとしましょう。

彼女としては、「どうして嘘をつくのよ」「女性と二人で食事って怪しいじゃないの」と思うかもしれませんね。

そこで彼に「同僚と食事に行くって嘘を言って、女性と二人で食事に行ったことを謝ってほしい」と言ったとしましょう。
 
彼が言うのです。

「どうして君に、僕のスケジュールを事細かに説明しなくちゃいけないんだ?」

「付き合っているといっても、二人は別々の人間なんだから、君にスケジュールを伝える義務は僕にはないよね?」

「君に疑われて、僕は傷ついたよ」

「だいたい君は、いつも僕の行動に口出しするけど、君は僕に何をしてくれているっていうの?」

「僕が仕事で悩み事を抱えているってこと君は知ってるの?」

「彼女だったら、もっと僕のことを大切に扱ってくれてもいいんじゃないかな」
 
毎回、こんな調子だったとしたら、そのうち「私の言っていることは、間違っているのかもしれない」「私が悪いのだ」と思うようになってきてしまいます。

もちろん、全員がそうなるわけではないのですが、自信がない人ほど、この罠に引っかかってしまうようです。
 
「君の言っていることはおかしいよ」
「君の言っていることは間違っているよ」
人間ですから、間違っていることもあります。
でも、毎回毎回ではないはずです。
 
どちらが正しいのかという論点にたつと、彼の言っていることは正しいのかもしれません。(だからといって彼女側が言っていることが間違っているわけではありませんよ)

「私が間違っているのだ」と思ったときに、一呼吸おいて考えてみてくださいね。
 
正しい間違っているという論点からではなく、あなたの気持ちを理解しようとしてくれている人ですか?
 
「私が間違っているのだ」と思うということは、その時点であなたも正しい間違っているという視点で物事を図っているということになります。

人間関係は、正しいか間違っているかのどちらかに分類しようとすると、競争になり、勝者と敗者ができあがってしまいます。
競争があり、勝者と敗者がいる状態は、二人にとって幸せな状態でしょうか?
 
もし「私はすべて間違っているのだ」「彼がいつも正しいのだ」と思って、自分の意見がもてなくなってしまっているようでしたら、正しい間違っているという視点ではなく、「いま私は幸せだろうか?」という視点をもってみてください。
 
あなたの意見が正しいと言っているのではないのです。
あなたの意見も、彼の意見も、正しい間違っているではなく、二人が幸せかという視点をもつようにしてくださいね。
 
 
 

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