こんばんは。
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
子ども時代の私たちは、欲しいものがもらえなかったり、自分の思い通りに行かないことがあったりすると、ひどく傷つき、そして、泣きわめいたものです。
そのとき生じる感情は、ほとんどが「期待を裏切られた」というものです。
そして、そんな経験をしながら成長していくと、「期待しない」ことで、自分が傷つかないようにするということをだんだん覚えていきます。
恋愛も同じで、10代の初々しいころにだれかのことをものすごく好きになり、そして、大きく傷ついた経験がある人は、「惚れるからこんなに傷つくのだ。惚れさせればよい」と考えることがあります。
すると、自分の心がときめく相手には、危険なイメージをもつわけです。で、さほどときめかず、自分の心がコントロールしやすい相手とばかり恋をするようになったりします。
たしかに、この恋愛はとても安全でしょう。しかし、当然のことながら、相手にのめりこむようなことはありませんし、胸がキュンキュンと苦しくなるような経験もしません。
するとやがて、恋愛に対して妙にクールなあなたがいたりするわけです。「どうせ、恋愛なんかしても‥‥」とか、「恋なんて、若いうちの迷いごとさ。フフフ」というように。
一方、理系の男性に多いのですが、やらねばならないお勉強、成し遂げねばならない仕事あるので、心ときめくようなことには近づかないし、無関心を貫くというパターンをもつ人もいます。
このタイプの人は、たえず頭の中で「なにをすべきか」ということを考えています。
それは、概ね正しいことであるのですが、「なにをすると、心が喜ぶのか」ということを考えることはめったにありません。そして、「心が喜ぶこと」と、「頭が考えるなすべきこと」は、どうも一致しないことが多いようです。
たとえば、遠距離恋愛をしている場合、夜行バスで遠路はるばる彼の暮らす町に行き、一日、デートして、夜はまた夜行バスで帰るというような人がいます。
それはもう、翌日の仕事に支障が出るようなハードワークだったりするのですが、うれしいし、楽しいし、生きている実感が感じられたりするわけですね。
ところが、クールな頭脳派の人には、自分のペースを乱されることをよしとしないことも多いので、そうした行動をとる人を「ワケわからない」と言う場合もあるわけです。
ただし、そう言いながらも、クールなタイプの男性や女性は、感情表現が豊富な異性にはまる傾向が強いともいわれます。
自分が感情的になることを禁止していますので、表面的には感情的であることを評価することはありません。
が、“相補性”というのですが、人間は「自分のもっていないものをもつ人に惹かれる」という法則があります
ですので、「感情一つコントロールできないなんて、子どもだな」などと思いながらも、なぜか「しょうがないなぁ‥‥」と受け入れてしまうことも多いようなのです。
では、もしもあなたの好きな人が、クールで感情表現をしないタイプだったとしたら、どうするとよいのでしょうか
一つの手は、あなたがパートナーの分まで喜怒哀楽を表現してあげることです。
クールなタイプは、とくに「行為を表現する」ということが恥ずかしくて苦手です。
そこで、あなたがそのリーダーシップをとってみせるのです。
すると、自分がいちばん苦手にしていることを上手に表現するあなたに、クールな人はいっそう惹かれてしまう‥‥。
そんなことも少なくないようですよ。
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