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失恋の痛みの裏にあるモノ(その2)

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こんにちは

カウンセリングサービス近藤あきとしです。

 
「魅力UP術」のテーマで、2週間に1度ずつ小川のりこカウンセラーと交代で執筆しております。どうぞよろしくお願いします。

 

 

 
●失恋の痛みの裏にあるモノ(その2)

 

今日は前回からの続きをお届けいたします。

2017/4/29「失恋の痛みの裏にあるモノ(その1)」

>>http://ameblo.jp/love-counseling/entry-12269893512.html

 

前回の記事では、自立した生き方をしてきた分だけ合理的な思考に偏りがちになり、失恋の「痛み」に気づきにくくなってしまうことがあるのです、というお話をしました。

私たちは大切な人を失う経験をすると、気分の浮き沈みを繰り返しながらも、徐々に起こったことを受け入れて、立ち直っていくプロセスを辿るものですが、

時にその痛みから目をそらしたり、誤魔化したりしているうちに、感情が本来の動きを失っていき、心を閉ざしてしまうことがあります。

そうして心がずっと動かないでいると、まるで時計の針が止まったかのように、心が「大切なモノを失ったその日」から進まないままでいようとしてしまうんですね。

これまでなら仕事や遊びに燃えてスッキリと気持ちを切り替えていた人が、つらい気持ちを感じないようにすることで、かえってしんどさを引きずってしまうケースは珍しくないのです。

今回はそんな状況を抜け出すためには、どんなことを大切にしていけば良いのかについてお伝えしていきますね。



止まってしまった心の時計を動かすには、

あなたの心が本当に感じていた気持ちに気づくこと、抑えこんできた感情を取り戻していくことが必要です。

こんな時、カウンセリングでは当時のパートナーへ抱いていた「本当の気持ち」、言いたいけど言えなかった「本音」を心の奥から掬い上げて、あらためて感じてみたり表現してみるという、いわゆる「向き合う」ことに取り組んでいきます。

「ずっと一緒にいたかった」
「二人でやり遂げたいことがまだあったのに」
「こんなことになって悔しい」
「できることがあったのに後回しにしたことが本当に情けない」


などなど、無かったことにしてしまった気持ちを、もう一度見つめ直してみます。

惨めだったり、寂しかったり、罪悪感が出てきたり、認めたくなかった「痛み」が少しずつ浮かび上がってきます。(だからこそ無かったことにしてきたわけですが・・・)

痛みと向き合うということは、ただただ「つらくて悲しい」という気持ちを受け入れていくことです。そして、たくさん涙を流すことです。

私たちの心は24時間休みなく感情を感じています。でも、自然に感じるはずの感情を抑圧したり切り離して無かったことにしてしまうと、何も感じないような麻痺した状態になることもあるんです。

もしそうなったら、

つらいけど、悲しいけど、もう一度その気持ちに向き合い、受け入れてあげると、私たちの心は動き出してまた息を吹き返すことができるんですね。

「どうしてこんなに泣けてしまうんでしょうね?もう大丈夫だと思っていたのに。」

そんな言葉をクライアントさんから聞くことも良くあります。

つまり、それくらい彼(彼女)が好きだったってことなんですよね。



どうしてかと言うと、私たちの感じる心の『痛み』の裏には、いつも『愛』があるからなんですね。

パートナーが大好きで、愛していたからこそ、その大きさの分だけ心は痛みを感じるのです。
(どうでもイイ相手だったら、さっさと忘れて、とっとと次に行ってますからね。)

もし痛みを無かったことにしてしまったら、あなたの中の愛も無かったことにしてしまうでしょう。私たちにとって一番つらいのは、そこなのかもかもしれません。

私たちの心はどれだけ感情を抑えても、麻痺しても、消えて無くなってしまうことはありません。

どんな状態になってもまた次の一歩を踏み出せるように、私たちに必要な助けになり支えになり、守ってくれている存在です。そしてどんな痛みも受け止める強さを持っています。

今この瞬間瞬間に感じる感情は、じつは心が送ってくれるメッセージだとするなら、それを受ける私たちがメッセージを受け取り拒否していたら、本当に大切なことをずっと見逃し続けているということになりますよね。

何か月前、何年前の痛みであっても、今のあなたに影響があるのなら、それは今も感じている感情だということです。

だからちょっと痛いし、しんどいけど、あなたが感情を取り戻せるように私たちカウンセラーはサポートしていくのです。

しんどい感情は「受け取り拒否・否定」したくもなりますが、大切なのは「受け入れること・受容」することなんですね。

「今の感情と向き合ってみましょう。そしてただ、今の感情を感じてみましょう」と言うのはこういった理由があるからなのです。


感情ともう一度向き合うこと、痛みと向き合うことは、あなたの中の愛に気づくことだとも言えます。

すると、嫌な気持ち、ネガティブな感情ばかりでなく、その奥にある

「つらいこともあったけど、パートナーが与えてくれた良いモノもあった」

「わたしけっこう頑張ってたな」

「あの出逢いで気づけたこと、感謝できることもある」

という前向きな気持ちに気づくことができるのです。

そうして本来の心の動きを取り戻した分だけ、イキイキした本来のあなたが動き出しますからね。



失恋はできれば経験したくないモノですが、私たちが変化を求められるとき、今以上の自分に成長するときには、何かを失うという体験がそのきっかけになることは少なくないようです。

 

そして痛みを受け入れることで私たちの心は少しずつ癒されていくんですね。

きっと癒すというプロセスが、丁寧に繊細に感情と向き合う経験となり、心の深い部分にある「本来の自分」「こうありたいと願う自分」と出会うことができるからなのでしょうね。

どんな失恋であったとしても、今の痛みと悲しみをただただ感じてみる時間と環境を自分に与えてあげることが、あなたの痛みと傷が癒える為の一番のお薬になります。

そして心の本来の動きを取り戻すことが、「本来のあなた自身」を取り戻すことになります。そこから、あらためて次の幸せに進むためのステップが始まるんですね。

 

そんなあなたになれるよう、心から応援しています。

 

 

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

次回もお楽しみに。
 

 

それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!

 
心理カウンセラー  
近藤あきとし

 

★近藤のブログはこちらから

 

 

 

 

最後までお読みくださいましてありがとうございました。次回の登場は5月27日(土)です!お楽しみに^^  来週は小川のり子カウンセラーが執筆いたします。

 

※バックナンバーで⇒まとめて記事を読めます

 

★【好評です】超自立タイプの男性との恋愛シリーズ

 
読者さまからステキな感想をいただきました。  
http://blog.livedoor.jp/cs_akitoshi/archives/65897069.html

 

 

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