「完璧じゃない自分」にダメ出ししがちなあなたへ　

こんにちは

カウンセリングサービスの那賀まきです。

野村香英（第1週）
成井裕美 （第3週）と交代で、
火曜日の「モテオーラ養成講座」（第2・4・5週）を担当しています。

どうぞよろしくお願いします。

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以前、心理学の先生に
「君は、ヒルトンやリッツカールトンみたいな高級ホテルに泊まっても、飾ってある絵の裏側についてる、ほんのわずかな埃を見つけて、『な～んだ、やっぱり埃が残ってるじゃない』と思うような人生を歩いているんだよ。」と言われたことがありました。

当時、「大阪や神戸にある高級ホテルに泊まって、そのサービスをしっかり受け取る」という宿題をもらっていたので、そういうたとえを使ったのだと思いますが・・・。

実際に何度か宿泊していたわたしは

「いくらなんでも、そんなことしませんっっっ！！」と即、反論。

「でも、自分のアラ探しは、そんな感じでやってるように見えるけどなぁ・・」と、いたずらっ子のような顔で反論され返されたんですよね～。

高級ホテルとは、すばらしい場所の例。

つまり、

どんなに美しい場所、

すばらしい場所に行っても、

美しい景色や素晴らしさを味わうのではなく、

無理矢理「美しくないところ」「すばらしくないところ」を探して、

「美しさ」や「すばらしさ」には目を向けようとしていない、ということを伝えたかったようなんですね。

「投影」というものの見方を使うと、わたしたちが、自分以外のものに対して感じていることは、自分に対して感じていることだいえます。

ということは

どんなにすばらしい場所であっても、

素晴らしさでなく

「だめなところ」を探してしまうように、

どんなにがんばっても、

どんなにほめられても、

どんなにいいところがあっても、

そんなところには目もくれず、

「自分のダメなところ」ばかり探してしまっている

ということなんですね。

「完璧」以外を認められない、

と言い換えることもできるかもしれません。

「完璧であること」を重要視しすぎると、今手にしているものの素晴らしさや自分の価値を受け取れなくなってしまい、自己嫌悪や自己否定ばかりをしてしまいます。

まるで「完璧」という罠にかかってもがいているような感じです。

「完璧主義」の罠にはまると、自分にも他人にも「厳しく」なってしまい、「完璧さ」を求めてしまいます。

（完璧な自分でありたいと思うあまり、自分が他人に「厳しい」ということに対しても、「なんでもっと寛容になれないんだ～。」と自分を責める材料にする場合もあるくらいです。）

「完璧でありたい」と思うこと自体は悪いことではないのですが、「完璧でないとだめだ！」と感じると、生きづらさを感じやすくなります。

だって、

世の中は「完璧である人」「完璧であるもの」だけで構成されているわけではありませんからね。

「完璧主義」の人は「完璧主義はよくないらしい」と知ると、今度は「完璧に『完璧主義を手放さねば・・』」と思ってしまいがちです。

そんな馬鹿な～という話ですが、「手放せねば」と思っているときは、まだ「完璧主義」は手放していませんから、「手放すことを完璧にしなくっちゃ」と思ってしまうんですね。

これだと、余計に生きづらくなる、と思いませんか？

◆完璧主義を手放すために

①　美しいもの、すばらしいもの、心地よく心が動かされるものを味わってみる

美しい夕焼け、

空、

心地よい風、

かわいい雑貨、

おいしいコーヒー

自分の心にフィットする「ステキなもの」「これいいな」と感じることがあったら、そこに意識を集中して「味わって」みましょう。

心のセンサーを「心地よさを味わう」に向けていくと、ちっぽけな欠点が気にならなくなりやすいですからね。

②　他人からの承認賞賛を受け取ってみようと心がける

○○さんって、気が利くね、

面白いね、

がんばりやさんだね
そういった言葉を「そんなことないです」と拒否せずに

「そんなふうに見てもらってありがたい、うれしい」と受け取ってみましょう。

たとえ自分はちっともできていないと感じていたとしても、すごいなぁ、すばらしいなぁと感じている人もいるかもしれません。

その人が見ている「あなたのすばらしさ」を否定しないということは、あなたの価値を見てくれている人の存在を認めることでもあります。

自分を「ダメだ」と思いたい心より、自分の価値を見てくれている人への感謝を優先させてみましょう。

感謝という感情を感じている間は、自分へのダメ出しはせずにすみますからね。

このようにして、「自分のよさ」「がんばり」を受け入れやすい心の状態を作ってみましょう・。

「完璧主義」になっているときは、自分のよさよりダメなところに意識が向きやすくなるので、できるだけ「自分を責めたくなる気持ち」を感じないところから始めるのが、コツです。

◆「完璧じゃない」から「変化」「成長」できる

こんなこともできていない
こんな自分はダメだ
そう感じた時
「だから、まだ変われる」
「だから、もっとステキになれる」
と付け加えてみてください。

「完璧」じゃないから、

もっとステキに変化できるっ！！

そう感じられる今のあなたもステキだと、わたしは思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました！

来週5/2（火）「モテオーラ講座」は野村香英が担当です。
どうぞ、お楽しみに～

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