毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
夫婦の在り方
パートナーシップとは
昔、こういう言葉がキライだったことを思い出しました。
聞こえてくると、回れ右したくなったものでした。
えっ?
どうしてか??
全然出来ていないって、思っていたからです。
でも、それを認めるも、誰かに知られるのも、イヤ。
ましてや、それが上手くいくなんて思えないし、
上手くいくから、取り組めなんて、絶対にイヤ。
それ、逃げろーってなものでした。
「夫婦」って、社会的には大っぴらな関係であるにもかかわらず、内情は、極秘扱いにしていることが多いものです。
特に何か問題がある時は、尚更です。夫の浮気を、ペラペラあちこちで話す妻はあまりいません。どこにも相談できずに、ひとりで抱えて苦しんでいる人はとても多いのです。(そんな時こそ、カウンセラー使ってやってください)
例えば、駅前にあるカフェの店員さんの態度が悪くて、腹が立ったことは、誰かに言えますよね。黙っていなくてはいけないこととは思わないものです。
なぜかと言えば、店員さんは、私にとって遠い人であり、どうであっても、まあどっちでもいいジャンルにいる人だからです。
ところが、夫の浮気となると、誰かにそっと相談することさえためらわれてしまいます。
それは、夫が私にとって大切な人だからに他なりません。大切と思えなかったとしても、私の人生に大きな影響を与える重要人物であるわけです。
そんな夫と本来なら、良い関係でいるはずだったのに、こんなことが起きてしまったなんて、どうしたらいいんだろう。
そして、心の奥では、「私の何がいけなかったんだろう。」と自己攻撃の真っ最中だったりします。もちろん、直接、夫に向けての攻撃が止まないこともあるでしょう。でも、相手を責めている下には、そんなひどいことをしている私を責める自己攻撃が、必ずセットになっています。
夫を責めて、責めて、徹底的にやっつけて、夫が謝った、女ともスッパリ別れた、私とやり直すと心から宣言したとしても、ひどい気分になってしまうのはこのせいです。
夫と自分のことを思うともやもやする
浮気問題は、問題としては、たしかにわかりやすく大きなものですが、そういうことがあるわけではないけれど、夫婦関係がうまくいっていないと感じている状態のとき、それをどうしたらいいものか、心の中に抱えたまま生活している方は少なくありません。
別に夫と別れたいわけではないし、めちゃくちゃ仲が悪いわけでもない、こどももいるし、いいパパだし、気に入って買った家のローンもある、夫は毎日、仕事を頑張っているし・・・そうやって、いろんな理由をつけて、私の中のもやもやした気持ちをそのままにして、日常を忙しく回している。でも、もやもやは依然ある、そんな状態が続いていることって、少なくないように思います。
その理由には、「夫婦ってそういうものでしょう」という思いがあり、だからもういいの、というような「諦め」に似たものがあったり、もし、何か問題があるとしても、それをどうしたらいいのかさっぱりわからなくて「私の手に負えないのでは?」という怖れがあることも少なくありません。
設定された「夫婦像」は昭和だった?!
私たちの両親が、私たちの「夫婦像」になっているお話は、これまでもお話したことがあったかと思います。目指したい理想像ではないけれど、非常に近くで見てきた「夫婦のかたち」ですよね。
私たちの中には、あの「夫婦像」が、無意識に設定されているようなのです。設定したくてしているわけでは、もちろんないのですが。
すると、何も考えずに過ごしていると、設定されている方に自然に向かいます。
意識的に目指していなくても、心ってそうなるんですね。何にも方針がないと、何にも選べなかったりします。でもそこに「両親みたいな夫婦像」というゴールが見えているとしたら、そっちに身体は向き、あそこにたどり着くためのものを、無意識に選択するようになるのです。
両親をみていて、こんな「夫婦像」になっていませんか。
・離婚はしない
・喧嘩はするけど、すぐおさまる
・妻は、小言は言う
・妻が、家事をする
・妻が、子育てをする
・夫は、仕事でいなくて、こどもとの距離がある
・夫は、妻を理解しないし、大切にしないものだ
・愛なんて、そのうち感じなくなるものだ
・ふたりで仲良くすることはない
などなど、「夫婦」ってこういうものという設定が、うんざりするようなものになっていることがわかると思います。
そして、何よりそれに向かって、私が知らず知らずさまざまな取捨選択を、昨日も今日もしているということです。
日本の夫婦(妻よりのお話になりますが)の多くの意識としては、昭和時代の頃の意識、これは「母親」の生きた時代のものですが、そこからの影響を大きく受けているようです。現代の若い世代の持つ「妻」としての意識が「昭和時代」のものなんて、ちょっとびっくりですよね。
創造する夫婦のかたち
「夫婦のかたち」は、どんなかたちでもいいですよね。
ふたりが、ふたりにとって一番しっくりくるものを、創造していけばよいのです。
今、ひっそりと心にしまっている「もやもや」は、無意識に設定されている昭和時代の価値観の「夫婦像」が、なんだか合わないという、違和感なのかもしれません。
それが、悪いことではないのはおわかりかと思います。
それこそが、私たちの中の無意識の「夫婦像」を「理想像」に書き換える時期がきているということです。ふたりが成熟してきた印かもしれません。
そのためにすることは、夫に、態度を改めてもらうや、変わってもらうこと、ではなく、私の中にあるらしい、今に合わない古い価値観をみつけてみて、それを、じゃあどうしたいかなって書き換えていくことです。
まずは、ひとりでできます。
ノートに書き出して、どんどん書き換えていくのもいいでしょう。
もちろんカウンセラーと一緒にやってみるのもいいですね。
新しい夫婦のかたちへ向けて、たくさん気づくことがあると思いますよ。
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
こんなイベントが名古屋で開催されます。
私も講演することになっています。
講演テーマは、
「『自立の果てのデッドゾーン ~パートナーシップトラップ編~』」
講演3番手(12:30~13:00)
お昼休み明け午後イチ講演です。
パートナーシップの問題は、
そもそも小さなトラップから始まる、というお話です。
是非、お出かけくださいませ。
<メインテーマ>
『 現役心理カウンセラーでもハマった人生の罠 』
名古屋を中心に活動している7名の女性カウンセラーが
ひと肌脱いで講演いたします。
名古屋カウンセラーズ・フェスタ
日時:2017年4月15日(土)10:00~18:00
交通:名古屋駅より徒歩5分
料金:¥3,240-(税込)
※出入り自由の1DAYフリーパスです。
※打ち上げへのご参加は別途割勘での精算となります。(飲食代3,000円程度)
※参加条件:18歳以上の方。ただし、2歳未満のお子様に限り、お一人まで無料でご参加頂けます。
※本会場は、食べ物持ち込み厳禁となっております。ご昼食・ご休憩などは会場付近の飲食店をご利用ください。
名古屋カウンセラーズフェスタ、
詳しくはこちらからどうぞ。
「カップル・カウンセリング」のブログ連載は、「池尾昌紀」「池尾千里」が担当し、「男性心理」「女性心理」を紐解いていきます。
恋愛・夫婦問題で悩んだり、パートナーをみつけようと思っている方、将来の結婚に役立つご提案を、毎週月曜日に発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
池尾昌紀・千里による『カップルカウンセリング』もご好評いただいております。お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
カップルカウンセリングの料金は、お一人で受けられるものと同じです。
ご希望の方は、ご予約の際にお申し出くださいませ。
次週、4月3日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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