こんばんは。
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
心理学的に見ると、自分についてどのような自己概念をもっているかによって、現実の出来事が作られていくといわれています。
自己概念は基本的に2つあるといわれ、一つは「自分は愛されるにふさわしい」、もう一つは「自分は罰せられるにふさわしい」です。
後者は“罪悪感”とも呼ばれます。
残念ながら、ほとんどの人間がこの罪悪感というフィルターを通し、自分の世界を見ているといわれます。
「自分は罰せられるにふさわしい」という思い込みがあるので、これを通して未来を見ると、“罰せられる未来”がそこにはあるわけです。
つまり、「将来、良くないことが起こる」と自己概念は告げているわけですね。そして、不安や心配、恐れという感情をあなたにもたらします。
それはたとえば、「一生、結婚できなかったらどうしよう‥‥」とか、「彼はきっと浮気をするだろう‥‥」という思いとして出てくるわけです。
もちろん、そんなことが起こってほしいと思っているわけはないのですが、「きっと、そんなひどいことが起こるんだ。バチが当たるかのようにして。だって、私は罰せられるのにふさわしいのだから‥‥」と感じているのです。
しかも、この罪悪感という自己概念があると、よいことがあったり、愛される体験をしても、「なんでぇ~?」とか「なにか裏があるはず‥‥」などと感じ、素直に受け取ることができません。
だって、この私は罰せられるにふさわしく、愛されることはないと思い込んでいるのですからね。
そして、この罪悪感という感情のフィルターを通して人を見ると、すべての人が怪しく見えてきてしまいます。
それは、こんな感覚に似ているかもしれません。
あなたの会社に、他社からのスパイが紛れ込んでいるという噂を聞いたとします。その後はそんな目でまわりを見まわすと、全員がスパイであるかのように見えてきたりしますよね。
つまり、人を信頼できなくなるわけです。
しかし、罪悪感があるとき、あなたがほんとうに信頼していないのは人のことではありません。
「この自分が愛されること」が、まったく信頼できなくなるのです。
では、罪悪感を手放し、「自分は愛されるにふさわしい」と思えるようになるにはどうしたらよいのでしょうか。
それは、「すべての人が自分を愛したがっている」と思い込むことです。
思い込む?
そうなのです。私たちは人にだまされないようにするために、すべての人が悪い人だと考え、気をつけて過ごしているようです。
しかしながら、その考え方は、先ほども申し上げたとおり、「自分は罰せられるにふさわしい」という“罪悪感”によってなり立っているものです。
この考え方は必ずあなたと人との間に壁を作り、コミュニケーションを阻害します。
そこで、今度は真逆の考え方を取ることで、その壁をなくしていこうというわけです。
「すべての人が、私を愛したがっている」と思い込むということですね。
こんな話をすると、「そんなに無防備で、危険ではありませんか?」とたくさんの人から質問されます
が、もちろん、どんなことでも信頼して、どのような提案でも受け入れろといっているわけではありません。
ただ、愛想よくしてほしいわけです。
そうして、愛されやすいあなたでいてほしいわけです。
人の中にはもちろん、攻撃性やずるい部分もたくさんあります。しかし、それと同じぐらい、「人を愛したい」という欲求をだれもがもっています。心の中には必ず愛のボタンが隠れているのです。
そして、あなたのふるまいが周囲の人のそのボタンを押すことができたとしたら、あなたは好感をもってまわりの人に受け入れられ、そして、たくさんの応援団を得ることができるでしょう。
しかし、わかっていてもそれがなかなかできずにいる人が、それはたくさんいるんですね。
私たちはそれほどまでに人を排除し、「放っておいてくれ」とばかりの自立的な生き方をしているようなのです。
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