こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の「大人の恋愛術」コラムを書かせていただいています。
梅も散り、そろそろ桜が待ち遠しい今日この頃。春を待ちわびる分、雨が冷たく感じますね。花粉も飛び始めたようですし、どうぞお身体を労わってくださいね。
まずは、お知らせです。
第２回【みずがきひろみの心理学サロン】は「嫌い」な「あの人」をどう理解したらいいの？という難題と取り組みます。不思議なもので、場所が変わっても「嫌い」なタイプがいつもまわりにいたりしませんか？これってどういうことなんでしょう？対人関係を劇的に改善する秘密がここにあります。３月１６日（木）１３：００からです！
３月２６日（日）の＜癒し＞のCS1DAYワークショップでお金にまつわる罪悪感を手放すことにチャレンジしませんか？「お金が稼げない」「お金を貯められない」などなど「お金」の問題には、心の奥深いところに罪悪感が隠れています。「お金」ともっと軽やかにつきあうための豊かさを受け取るワークショップです。
＜癒しの＞CS1DAYワークショップ
『アバンダンスの心理学（１）〜罪悪感はいらない〜』の詳細はこちら
さて、本題。
私は、お金の問題についてもご相談をいただくことが多いです。
それもあって「お金」の話題には敏感で、レストランでお食事をしていても、まわりで「お金」の話をしているとつい耳ダンボになります。（皆さま、こういう話をしているときに私が近くにいないかどうかお気をつけてね。）
先日も、こんな会話が聞こえてきました。
「うちの嫁さん、仕事で家を出ようとする時になると難しい話を持ち出すんだよ。それも実家の相続だったり、子供の進学のことだったりで、すぐに判断して答えを出せないようなことばかり」
と明らかにパワーエリートっぽい、パリッとしたスーツの男性がため息まじりでこぼしています。
「参るよな。あんまり続くと仕事の足を引っ張られているような気になるんだ」
と。
なるほど、なるほどー。
その男性は、どうも海外出張も多いらしく結構マイルもたまっていて、それを使えばファーストクラスにも乗れるのに、
「それは嫁と旅行するときに使うから」
ととってあるみたい。仕事に集中しているけれど、奥様（や家族）とのバケーションを楽しみにしているんですね。というか、きっと奥様に「これだけ贅沢させてあげられるよ！」と差し出したいのでしょうね。ふふ。いいなぁ。
でも、きっとこの男性の気持ち、奥様には伝わっていませんねぇ。
奥様にしてみると、「（彼は）ぜんぜん、私や家族のことに興味がないんじゃないの？」としか見えないのでしょう。
「私が超さびしい気持ちで、一人で子育てし、家族の悩みを引き受けているのをまったくわかろうとしていないじゃない！！！」
と怒りまくっている可能性もありますね。
「こんなにさびしい思いをするくらいなら、お金なんかいらないわ！贅沢が何よ！」
とも思っているかもしれません。
夫の仕事＝敵 ならば、「お金」＝敵 になりますから。
私のさびしさや悲しみは夫の仕事のせい、と思っている分だけ、そのさびしさに耐えられなくなってくると、ご本人はそのつもりがなくても、夫の仕事の足を引っ張り始めます。
仕事に打ち込んで、成功して、奥様や子供の自慢のパパとして家族を守ろうと思っていたのが、一転、仕事に支障が出るほどパートナーがブレーキになるほどトラブルを起こして「お金」を思うほど稼げない、あるいは稼いでもザルのように出ていってしまうのは、二人が絆をもって同じ方向を見ることができていないときなのです。
この方がクライエントとしてカウンセリングにいらしてくださったなら、奥様は自分とあなたの二人分のニーズ（相手にわかってほしい、愛してほしいという気持ち）を引き受けていて苦しいのだから、彼女の「して欲しい」は最優先課題だと思って取り組んでみてください、と私は言うでしょう。
彼女の幸せがあなたの最大の関心事なのだと納得できたら、彼女は、あなたの一番の味方になってくれますから、まずあなたが彼女の気持ちを最優先してみてください、と。
実際、パートナーのマインドシェアを上げることで、仕事がよりレベルアップし、「お金」の流れが著しくよくなったケースはいくつもあります。パートナーからの復讐がなく、自分も罪悪感をもたずにすむとしたら、それだけ軽やかに仕事をこなすことができるし、それは収入にも現れるのです。
最初は、帰宅が遅く、週末ごとにコルフに行く夫にキレていた奥様も、次第に自分が描いていた結婚生活への期待を手放して、
「夫、元気で留守がいい」
と公然と言うようになるかもしれません。
夫も、出がけにすがられたり、帰宅するとイヤミを言われるくらいならその方がいいと思ってしまうこともあります。
おウチの中は、奥様ワールドで、夫は帰宅しても自分の存在感がないような、所在なさを感じるなかで、家の隅で奥様や家族に遠慮しながら休日を過ごす、なんてことになります。
そうすると、今度は奥様の方から、
「ウチの夫、稼ぎがイマイチで、セックスもないし、なんだか退屈で面白くないんです」
というお悩みを伺うことにも。
「もっと自分も趣味のことにお金を使いたいし、子供にもお稽古事をさせてやりたいし、私が働きに出るしかないのかしら？」
奥様としては、この状態はやっぱり何かが違う、とわかるので突破口を探していらっしゃるのですね。
「働くことがいいとか悪いとかではないのですが、その前にご主人との関係性を見直してみませんか？」
と私が持ちかけると、ちょっぴりウンザリした顔をなさる方が少なくないかも、です。
「お金のご相談に来たのに」というお気持ちなのでしょうね。
そうなんですけれど、まずは「今ある」リソース（財）を最大化しませんか？あるものの価値を最大化しましょうよ。
こういう言い方をするのは大変失礼だと重々承知していますが、それでもあえて言わせていただくと、あなたのATMはご主人のようなのですが、そのATMを磨いていらっしゃるでしょうか？
あなたのところに喜んで「お金」をもってきたいというモチベーションを彼はもてているでしょうか？
あなたの「愛」という最大のご褒美を得られるのであればなんでもしたいと思ってくれる人がそばにいるとしたら、まずはその人のポテンシャルをマックスに引き出すために、彼の気持ち、彼が何を必要としているのかに関心をもちませんか？
きっとあなたの「愛」を感じられたら、あなたが喜ぶのであれば、あなたの趣味でも、仕事でも、彼は喜んでサポートしてくれるようになるでしょう。
これも、たくさんの事例があります。
彼がもっと成功して、収入を上げる場合もありますし、
彼が喜んで奥様の仕事をサポートしてくれて二馬力で「お金」の巡りがよくなる場合もあります。
どちらの場合も、二人が同じ方向を見ることで「お金」の問題を乗り越えられているのです。
パートナーという、自分に一番近い他人を幸せにできているかどうかということは、私たちの心の奥深いところでの自己肯定感につながっているようです。
「お金」はお金儲けが上手な人のところに集まります。その人が「いい」人であるかどうかということは実際には関係ありません。
でも、「お金」を稼ぐことも、使うことも幸せにできるかどうか、幸せな「お金持ち」になれるかどうかは、「私は幸せでOK」「私は欲しいものを手に入れて幸せでOK」とてらいなく思えるかどうかにかかっています。
パートナーは、自分の鏡です。その鏡が幸せそうでなかったとしたら、あなたも両手を挙げて「幸せ」とは思いにくいでしょう。どうしても「申し訳ないなぁ」と思ってしまいますから。
二人ともがハッピーと思えるとき、「お金」を手にすること、「お金」を使って幸せになること、どちらに対しても自然と「OK」って思えるのではないでしょうか。
パートナーと二人でハッピーになるために「変わる」勇気がもてたら素敵ですね。
lots of love,
みずがきひろみ
第２回【みずがきひろみの心理学サロン】は「嫌い」な「あの人」をどう理解したらいいの？という難題と取り組みます。不思議なもので、場所が変わっても「嫌い」なタイプがいつもまわりにいたりしませんか？これってどういうことなんでしょう？対人関係を劇的に改善する秘密がここにあります。３月１６日（木）１３：００からです！
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