■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。
娘が生まれてからめっちゃ幸せな日々を過ごさせていただいているのです。
が、実は毎日めっちゃめちゃ眠いんです(笑)先輩パパ・ママからたくさん聞いてはいたのですが、ココまで睡眠時間がごっそり減るとは思いもよらず。幸せな誤算でしたね、完全な。
ちなみに最近の僕の趣味は娘をお風呂にいれること。随分、娘を泣かせずにお風呂に入ってもらえるようになりました(笑)
それでは今日のコラムです。
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『カレは夫は、ホント言いたいことを言わない人なんです。どうすればもっと話せるでしょうか』
そういったお声をお聞きすることもありますね。
『ハッキリ言ってくれればいいことなのに、どうしてカレはハッキリものが言えないのでしょうか』
そんなご質問もいただくことがあります。
どこかパートナーが何も言ってくれないってかなりの不安を煽るのでイヤですよね。
そこで今日は『男性が自らの思いを(友人や家族には語るのに)パートナーの私には語らない』というケースを想定し、そんな男性のお話を一つさせていただければなぁ、と思うのです。
よろしければお付き合いください。
■恋愛となるととたんに口下手、うまく自分の思いを語れない男性。または、思っていることを素直に伝えない男性もいらっしゃいますね。
このことを心の面から見つめてみると『言いたいことを言わない人』にはいろんな動機や意味がありそうです。想定できる動機や感情についていくつか書き出しいてみますね。
・傷つく怖れ
自分が言いたいことを言うとロクな目に合わない。そんな思いを持つので自分を守るために自己表現しないケース。
・恥ずかしさ
なんだか自分の思いを伝えるのが照れくさくて、いちいち自分を語らないケース。
・罪悪感
自分の思いを語ると相手が傷つく、怒ると感じている。だから自分の思いを「語りたくても語らない」ケース。
・期待への恐れ
自分の思いをうっかり語ると、相手に期待されちゃって大変なので、もう何も喋らないと決めてしまっているケース。まぁこの場合は男性がつい大きなことや相手を喜ばせることを言ってしまうとクセもありそうですが。
・競争からおりたい
自分の思いを語ると、相手にいつも反論される。それが嫌でもう語らない・・・となっているケース。
これだけではないですけれど、ホントいろいろなことが考えられますね。
■で、ですね。
今から書くことが「いいことかどうか」は別の話なんですが。
僕に多くご相談いただくパートナーシップのトラブルのシーンでは、男性がパートナーの前で黙っているときって、相手に対して「怒り」を表現しているケースが多いんです。
黙ってムスっとして・・・といった分かりやすい態度なら目で見てすぐわかるんですが。
だまーってじーっと何も言わないことが、パートナーへの怒りの表現だったという話は意外と少なくないんですね。
その男性が黙っている理由、つまり怒っていることに気づかない限り何も言わない人って少なくないよなぁ・・・と思うんです。
なぜなら、パートナーの前で黙るにはそれ相応の理由が思いがあるからです。
単純にその男性が口下手で気持ちを上手く表現できないという話なら別ですけども、そうではなく外では自分の話をする男性であるなら、きっとそれ相応の話さない理由がある事が多いです。
その理由を推測する上で、先に書いた幾つかの事例は参考にしていただけるかもしれません。
■そして、『問題はその問題の解決方法も同時に教えてくれている』という考え方がありまして、その視点からいろいろ考えてみますと・・・。
・傷つく怖れ
→あなたが言いたいことを言っても嫌わないよ、私は(ときどき怒るかもしれないけど嫌わないよ)というメッセージが伝わるといい。
怒ると嫌うを一緒にしないでよね、と伝えておく感じが、最近意外と効果的なことが多かったですね。ココごっちゃにしている男性も少なくないのでねぇ・・・。
・恥ずかしさ
→恥ずかしがっていることに、それでいいよと伝えておくといい。でも本音を聞けると嬉しいな、と話しておく。
・罪悪感
→私のことを思って言わないことがあるなら、あなたのその気持ちは嬉しいよ。でも本音を聞けると嬉しいな、と話しておく。
・期待への恐れ
→どんなことでも期待されるって重たいよね、そんなことを私は求めてるんじゃないんだけどな、と先に釘を差しておく。もしくは『無理しなくていいよ』ととりあえず牽制しておく。
・競争からおりたい
→とりあえず彼の話を否定せず聞く時間を作ってみる。
ここに書いている対策も常に万能ではなくて、ケースバイケースでブラッシュアップするほうがいいのですが、まぁまとめて書きますとこんな感じかなぁ、と僕は思います。
最後になりますが、男性が言いたいことを言わないだとか、何も言わないからと言って、『あなたの言葉を一切無視しているわけではない』ということ。
意外とあなたの言葉を聞いていることが多いです。
しかも、その男性の耳に(記憶に)残る言葉だけを覚えているものです。
人は誰しも都合のいいように聞くので、あなたの言葉のその前後に別の言葉や真意がくっついていても、その人が聞きたいように聞くのが基本なんですよね。
その上で、あなたが何を考えているか、その態度、表情、言葉のチョイスで考えていますよ。もちろんその男性なりに、なのですが。
なので、あなたが言いたいことを言わないパートナーさんとコミュニケーションを取ろうとするならば。
『パートナーさんが想定しているであろう「あなた」のままコミュニケーションしない』
そんな方法が、意外と役に立つことがありますよ。言い換えれば、意外性。いい意味で「裏をかく」感じですけどね。よろしければ参考にしてみてください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
【この記事を書いた人】
心理カウンセラー 浅野寿和(あさの・ひさお)
<カウンセリングサービス所属・「名古屋・東京・大阪地区担当」>
(30代後半・男性、既婚・娘が一人)
「恋愛と男性心理」「あなたの自信を培う(恋愛・婚活など)」「パートナーシップや家族の問題解決」「より深い愛情関係を紡ぐ」のジャンルで高い評価をいただく。どこか屈託のない語り口と、明快な分析が好評で高いお客様のリピート率を誇る。>お客様の感想はこちら
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