毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
●日時:2月25日(土) 10:00-20:00
*JR 名古屋駅 徒歩5分
●料金:¥21,600-(税込)
※人数限定での開催となりますので、必ず事前予約をお願いいたします。
※妊娠中の方のご参加について
1DAYワークショップは、長時間座って受講していただきます。また、潜在意識や無意識を扱うため、妊娠中の方には肉体的や精神的に負担になる場合もありますので、ご留意ください。
特に安定期に入るまでの方は、お医者様に参加の可否をご相談いただくようにお願いいたします。もし、ご参加いただける場合には申し込みフォームのメッセージ欄にご記入下さい。
その上で、当日、受付にて誓約書をご用意しておりますので、ご記入下さい。
(※通常の心理学ワークショップのお申込フォームと異なります!ご注意下さい。)
夫・池尾昌紀の「名古屋1DAYワークショップ」
ゲストカウンセラーとして参加いたします。
問題解決へ向けて、お手伝いできたらと思っています。
名古屋駅から5分ほどの会場です。
ご参加お待ちしております。
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年が明けたと思ったら、もうすぐ節分ですね。
年々、月日が速くなっていく気がします。丁寧に一日を生きることは、なかなかに難しいことではありますが、いつも思い出したいものです。
さて、まず今日は、「自立系カップル」について、書いてみたいと思います。
依存のステージから始まる人生
「自立」と対にあるのが、「依存」ですが、私たちは、生まれて赤ちゃんの頃は、完全に「依存」をしていなければ生きていけませんでした。自分で食べることもできなければ、トイレに行くことも、歩くこともできませんでした。それを、多くの場合は、母親に頼っていました。
ミルクを飲ませてもらい、オムツを替えてもらい、抱いてもらい、温かいお布団に寝かせてもらいました。安全な場所で、完全に守ってもらった時期があります。
そこから、自分で歩けるようになったり、食べられるようになっていきます。成長して、自分で働いてお金を稼ぎ、物を買ったり、作ったりして、食べていくことができるようになります。好きなことをみつけて、自分を表現したり、楽しませたり、誰かの役に立つこともできたりします。
こうして、私たちは「依存」のステージから、「自立」のステージに移行していきます。
「自立」というのは、「自分」とか「ひとり」が基本になっています。誰かに頼らずに、ひとりでやり切ることがベストな形のステージともいえます。
女性の結婚観〜時代背景をみる〜
結婚する前に、仕事に就いている人はとても多いですよね。
バブル期辺りまでは、女性は学校を卒業して、2、3年お勤めをしながら、社内恋愛でお相手を探し、寿退社するなんてことがたくさんありました。「腰掛け」などと呼ばれたものです。
ところが、その頃もあったはずの男女雇用均等法が、だんだんと社会に根付いてくると、「腰掛け」という言葉も、そういう働き方も、徐々に消えていき、女性も男性と同じポジションに就いたり、責任のある仕事を任されたり、出張、転勤、残業などが当たり前になりました。
仕事を持つことで、女性の「結婚」の考え方、価値感、時期なども時代とともに大きく変化しました。そこに、女性が選べる自由さが流れ込んだとも言えるでしょう。
そんな中、結婚を決めていく女性は、自分でいろいろなことを決めることができ、ひとりでやり抜くことができるようになっているのは、不思議なことではありません。仕事と結婚、両方手に入れていくこともありますよね。
「仕事」を社会の中でこなしていく時、非常に「自立的」になる場面が多くなります。「男性性」の要素を使うのですね。男勝り、強気、クールなどの印象になることもあるかもしれません。女性的とは、真逆なものを使うわけです。
そこまでいかずとも、「ひとり」でがんばるステージであるわけで、大好きな彼との間にも、そのやり方がつい入り込むことが多いようです。
自立的にひとりずつで頑張るふたりの関係
恋に落ちた頃は、ロマンス期と言われ、お互いのどんな部分も良しとして受け入れることができ、どんなところにも、愛を感じます。ハートを開いて、お互いを知り合えることに喜びを感じる時期でもあります。
ところが、残念なことに、しばらくすると、この状況に慣れてきます。慣れたら、飽きるまでに、そんなに時間はかからないでしょう。熱が冷めたら、冷静になりますから、相手の要素の中に、ロマンス期には見えなかった、嫌いなところや、受け入れがたいところも見えてきます。
さあ、どうしましょうか。
この時期に、「興味がなくなった」とさっさと次を探す方もいらっしゃるでしょう。でも、ここで別れることが多い方は、短い恋愛のパターンを持ってらっしゃるかもしれません。
どちらが正しい?!主導権争いを戦い抜く
ここから始まるひとつのプロセスは、「パワーストラグル(主導権争い)」です。
わかりやすい問題としては、すぐ「喧嘩」になってしまうというものです。
言い合いになる、怒鳴り合いになる、つかみ合いになる、いろいろかと思いますが、ここで起きているのは、「私の言い分が正しいので、私の言うように動いて欲しい」です。
私と、あなたの2つの意見があって、どちらにするのかを戦い抜いて決めるというやり方です。
男性は、もともと持つ「男性性」による「自立的」な要素が頑として動かないでしょうし、女性は、社会で仕事をやってくる中で、コツコツと築いた「自立的」な強さが、男性のそれにいい勝負となるにちがいありません。強く出たら、さらに強く出る、の繰り返しになります。
「自立」と「自立」は、このやり方に入ってしまうと、折り合いをつけるのがとても難しいのですね。でも、お互いに大人ですし、喧嘩ばかりしていては、苦しいので、「妥協点」をみつけます。
・問題となることについては、極力触れない。
喧嘩ばかりで苦しいと、前述しましたが、喧嘩の最中に、意外とあるのは、自分が言ったことは覚えていないけど、相手から言われたことは、誰でもしっかりと覚えているもので、お互いにひどく傷ついてしまうことが少なくないのです。
長い結婚生活の中で、「あのひと言」にこだわり続けてしまうことや、信頼をなくしてしまうこともあるのです。
さて、喧嘩しない方法として、「問題となることについては、極力触れない」ということを、お互いに心がけたら、確かに喧嘩は、目に見えて減るかもしれません。しかしながら、「理屈」と「感情」は別物なので、「感情」が処理できず、いつまでももやもやと引きずっていたり、喧嘩はしないけれど、何か言ってやりたいような、腹が立つような気分が続くことがあります。
でも、喧嘩になるのは苦しいので、何食わぬ顔で日常を送るようになります。「相手も、喧嘩しないようにしてくれてるし」「相手も頑張ってくれてるし」といった相手への理解によって、自分を抑えていくようにもなります。
「我慢」の始まり
我慢は、がんばらないとできないので、私も、パートナーもがんばる「我慢大会」になっていきます。仕事をお互いにしていれば、日常的に忙しいでしょう。
喧嘩をしないように接するだけでなく、相手に対して「我慢」がある時、それは、やがて「どうしてわかってくれないの」という「怒り」に変わります。
腹を立てている相手を好きでいることって、非常に難しいですよね。
好きでなくなっていく相手と、結婚生活を送ることって、私を幸せにしていません。
ふたりともが「自立」のステージにいる時、ではどうしたらいいのでしょう。
自立のステージから、パートナーシップのステージ(相互依存)へ進む時の鍵は、「助けさせる」というものです。
パートナーに、私を助けさせる
しかしながら、我慢大会が長いと、すぐには難しいかもしれません。
まずは、「私は、パートナーに助けさせていない」かもしれない、と考えてみたり、「私が、パートナーに助けさせていない」部分はどこだろうと、ピースをみつけていくところから始められるといいかもしれません。
そして、何より、「私が、とてもがんばっているらしい」ことにも気がつくことが大切です。
その理由は、「パートナーといい関係でありたい」からに他ならないことも。
わかりにくくなった、おふたりの関係を紐解くお手伝いができたらと思います。
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
「カップル・カウンセリング」のブログ連載は、「池尾昌紀」「池尾千里」が担当し、「男性心理」「女性心理」を紐解いていきます。
恋愛・夫婦問題で悩んだり、パートナーをみつけようと思っている方、将来の結婚に役立つご提案を、毎週月曜日に発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
池尾昌紀・千里による『カップルカウンセリング』もご好評いただいております。お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
カップルカウンセリングの料金は、お一人で受けられるものと同じです。
ご希望の方は、ご予約の際にお申し出くださいませ。
次週、2月6日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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カップルカウンセリングは、パートナーとお受けいただいても、
おひとりでお受けいただいても効果の高いカウンセリングです。
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