■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。
僕は先週からセミナーを絡めて5日間東京出張をしておりまして、今週、名古屋に帰ってまいりました。この出張中、仲間と飲んだ帰りに、何故か社長と出くわすなど、冷や汗かいちゃう出来事もあったりもしたのですが・・・。
さて、名古屋・東海地区の皆様には大変お待たせしましたが、今週から名古屋のいつものルームで、カウンセリングしております。今月は残り1枠のみご予約可能で、ほぼ満席を頂いておりますが、ご縁を感じていただきましいたらご利用くださいませ。どうぞよろしくお願いします。
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■それでは今日のコラムです。
例えばこんなケース。
「今、気になっている彼がいるんです。いい感じに進んでいると思うのですが・・・どうしても彼の気持ちが見えないんです・・・」といったご相談をいただくことがありますね。
そこでは「彼が何を考えているの?」とか「彼は私のことが好きなの?」といったお気持ちを間接的にも、直接的にも伺わせていただきますし、実際に僕でお伝えできることがあるなら、その男性心理分析をお伝えさせていただくことも多いんですよ。
ただ、このような相手が何を考えているの?とあなたが不安に思ってしまう状態のままでいると、たしかに関係性は停滞しちゃうことが多いので、できれば何かアプローチしたいところですね、といったお話をご提案させていただくことも少なくないのです。
僕自身、カウンセラーになってもう数年の中で、ありがたいことに何千件ものパートナーシップカウンセリングを担当させていただいてきました。カウンセリングをご利用いただく方のご年齢・・・20代から30代のみなさまを中心に、時には更に人生経験を積まれている方の・・・いろんな恋のご相談を伺わせていただいてきたんです。
だからこそ思うんですね。
いくつになっても恋をすると、どうしたってナイーヴな、繊細な気持ちになるものなんだろう、と。それは恥ずかしいことでもなんでもなくて、それが恋をする気持ちなんだろうと思うんです。そもそも、怖れはドキドキ・ワクワクの要素でもあるので、ドキドキしない、ワクワクしない恋に魅力を感じない人も多いのではないでしょうか?
しかし、意外とそういった恋する怖さを、「怖いんだよね・・・」と表現できる人は稀なのかもしれません。
だから、私が怖い、と思う分だけ、相手にその怖さの理由・・・相手の気持ち、私のことをどう思っているの?という部分を表現してほしいと望んでしまうのかもしれません。
それは多くの男性にとってもは同じかな、と思うんですけどね。
■さて、どこか恋する気持ち・怖れが心の中で大きくなると、人はどうしても「依存的」な態度、気持ちに傾くことがあるんですよね。
もちろん自分の中の「恋する気持ち」をすごく大切にする方は、私の気持ちを前に押し出せるので、問題なんてないんでしょうけど。
どこか恋をすると、どちらも「待ち」対「待ち」の(つい慎重になってしまうような)構図になりやすいものかな、と。
また、「待ち」対「待ち」の構図は、お互いに「分からない」という要素をたくさん抱えるので、怖れを必要以上に感じやすいですね。
さらに言えば、女性のみなさんや、いわゆる優しい男性の方には、ちょっと切ないお話なのですが、優しい人ほど、相手の気持ちを害したくなくて「相手のことをそのまんま、『いいよ』と受け入れているような態度をとる」方がいらっしゃいます。
いや、そこには優しさを僕も感じるので、それ自体が悪いとは言いたくないんですよ。
が、あなたが、それが優しさであったとしいても、どこか相手の待ちの態度を肯定してしまうような態度をとると、相手はその関係で「これでいいんだ」「感情的なリスクを取りたくない」と感じてしまうこともあるんですよ。
■こういったお話を伺う時、僕がお伝えしていることの一つ。
『まずあなたの気持ちから。「怖い」でいいですよ、「好き」でいいですよ、自分の気持ちをまずちゃんと認めていきましょう。
じゃないと、あなたから相手に関われなくなってしまいますし、あなたが切ないですよね。』
感情ってエネルギーが強いですし、怖れや好きといった気持ちは、特に私達が手を焼きやすい感情の一つ。
なので、恋愛に関して言えば、あなたの気持ちをいたずらに隠そうとしない、ちゃんと一つ一つ認めていくことが、より効果的な恋愛対策だってこと、意外と少なくないんですね。
そして、勇気はいるけれど、「怖い」も「好き」もちゃんとそのまま「私はこう感じているんですよね」と、言葉などで表現してみるといいと思うんですね。(ここで感情の抑圧などが入って、相手に「こうしてほしい」「何で分かってくれないの」と連呼することは逆効果になりやすいのでご注意を。)
もっと自分の気持ちに正直に、素直に、あなたの大切な人に伝えることができると、隠れていた感情が表現されるので、お互いの中にある「分からない」という部分が埋まり、怖れが消えていく・・・。
その結果、意外と「待ち」対「待ち」の構図が崩れることがあるんですね。不安が少なくなってお互いに素直になりやすいというか。
それはどこか、あなたが新しく知り合った方に、先に自分のことを話すと、相手も親近感を感じて仲良くなりやすい・・・といったことと似ているかもしれません。
それができない、で悩む方も多いと思うんですが、悩むより「ちゃんと表現できる私になれたらどうだろう?」と考えてみるのも一つの手です。
普段、社会の中にいると、どうしても「自分の感情は自分で処理する」といった発想が強いわけですけれど、どうしてもパートナーシップはハートでつながるものだからこそ、頭で考えたことだけではお互いの気持ちを伝えきれないこともありそう。
ちゃんと一つ一つ「感じる」「私の中にあることを認める」ことで、少しづつ扱えるようになっていきます。そして、それを相手に伝えることは、パートナーシップの絆を作る大切な要素だと僕は思います。
誤解を恐れず書けば・・・ある意味「どんなことも素直に言い合え、受け止めあえる関係」って、素敵だと僕は思うし、どんな自分も知っていてそばにいてくれる人がいるって、すごく心強いと思うんですよね。
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
【この記事を書いた人】
心理カウンセラー 浅野寿和(あさの・ひさお)
(カウンセリングサービス所属・名古屋・東京・大阪地区担当 30代後半・男性・既婚)
「恋愛と男性心理」「あなたの自信を培う(恋愛・婚活など)」「パートナーシップや家族の問題解決」「より深い愛情関係を紡ぐ」のジャンルで高い評価をいただく。
現在、東京地区では「受付開始日に翌月の予約が満席」になるほどの好評をいただき、名古屋・東海地区はもちろん、東京・大阪・全国各地からご利用いただいている。的確と評される心理分析、どこか屈託のない人柄、温かくも言うべきことはしっかり伝えるカウンセリングは、全国にファンが多く、「一度利用すると癖になる」と、高いリピーター率を誇る。
年間「800時間以上の対面式カウンセリング」と年間「およそ250時間の電話によるカウンセリング」を行う。同時に、年間60本以上の心理学講座、ワークショップ・ヒーリングセミナーもこなす実践派でもある。(2016年10月現在)
「ココロにまつわるコラム」をほぼ毎日更新中。「恋愛と男性心理」「自信を培う」といったコラムから、「心の解説」「カウンセリングのご案内」まで、さまざまなテキストをご覧いただけます。
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