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男と女の戦争を終わらせるためにできること

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mizugaki

 

こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の「大人の恋愛術」コラムを執筆しています。

 

10月下旬からハワイで開催されたロング・セミナーに研修で参加してきました。出発するときは、ハワイとそう変わらない気温だったのに、帰国してみたらいきなり「冬」!身体がビックリしています。

 

皆さまもどうぞご自愛くださいませ。

 

 

ベル 11月の【みずがきひろみの心理学サロン】は「セクシャリティ」について語ります!10回シリーズの【心理学サロン】も9回目まで来ました。なかなか人と話しにくいテーマだからこそ、「サロンの場」をご活用くださいね。

第9回【心理学サロン】の詳細はこちら>>>>>>>

 

 

 

さて、本題です。

 

もみじ

 

パートナーシップを長い時間育んでいれば、いい時も悪い時もあります。

 

アツアツでラブラブで、見ちゃあいられない、という時期もあれば、顔を見ればけんかをふっかけたくなるほど相手を腹立たしく思うことだってあります。そんな、けんかが頻発する時期を超えると感度は、一見、仲が良く、平和そうに見えて、当人たちも気づかないほどこっそりとお互いをディスったり、スルーしたり、それとなく距離をとる、などの「冷戦」が繰り広げられます。ガックリ

 

単身赴任や夫婦仲の難しさから別居したり、家庭内別居、セックスレスという問題が表面化することも多いです。そんな心理的なステージを「デッドゾーン」(感情が死んだような感じ)と、私たちカウンセラーは呼んでいます。あんまりありがたくないネーミングですね。ドクロ

 

フツーの感覚からすれば、

 

「昔はラブラブで良かったのに、私たちどうしてこんなにうまくいかなくなっちゃったのかしら、、、」ダウン

 

といつの間にか天国から地に落ちた感じがします。

 

「デッドゾーン」では、確かに心理的な、特に「関係性」の面での「危機」を迎えます。

 

でも、これは「終わり」のための「終わり」である必要はなくて、もっと深い絆のある「関係性」の「始まり」のための「終わり」なのです。

 

「次のステージ」に行くための準備段階と捉えて、自分の心とパートナーの心に向き合っていくと早く越えられます。

 

長い関係性の中では、この「デッドゾーン」は何回も繰り返し訪れます。最初にここを越えるときは大変ですが、「乗り越えた」経験ができると段々とスピードアップします。それは、越えたときに「絆」が深まるのがわかるので、「私たちダメになっちゃうんじゃないかしら?」という怖れよりも、「パートナーと向き合おう」という意欲が強くなるからです。

 

今日のテーマ、「男と女の戦争」は、男女のパートナーシップが、この「デッドゾーン」で潜り抜ける葛藤の一つです。

 

ここを抜けると、「絆がある」、対等で、自由で軽やかな関係性が待っています。

 

 

 

もみじ   もみじ

 

今回、私が参加したセミナーで、師匠の師匠がいたずらっ子のような笑顔で繰り返していた言葉の一つに、

 

"Women fake orgasm, men fake the whole relationship!" (女性はイッたフリをするけれど、男性は二人の関係性がうまくいっているフリをする)

 

がありました。

 

 

確かに、そうかも。

 

カップルカウンセリングをしていても、女性の方が別れようかどうしようかというほど悩んでいるのに、男性の方は「そこまでの話か?」というほど無頓着なケースは多いものです。(最近は、とても自立的に、男性的な生き方をされている女性も多いので、逆のケースもないではありませんが。)

 

深いハートとハートのつながり、「絆」が感じられないと、女性はものすごく不安になりますよね。

 

そして、その「絆」を確認したくて、つい「イヤな女」になって、それでも捨てられないことを確認してみたくなったり、

 

高いところからものを言って、パートナーをバカにしてみたり、

 

逆に、パートナーの下に入って媚びるようなことをして、相手に自分の思い通りの言葉を言わせようとしてみたり、

 

気がつけば、「愛」があるという「証拠」を引き出そうと、パートナーから「欲しい」ものを「欲しい」と言わずに「奪う」ようなマネをしていることがあります。

 

女性は、「不足原則」に引っ張られることが多いようで、どうしても「私では不十分」って思いがちですよね。

 

「どうせ女だから甘くみて」

「女だからこれをやらなければいけないの?」

「どうせ私では無理なんでしょう?」

 

そう拗ねたくなる一方で、

 

「あなたは男だから私を守ってよ」

「(不十分でダメな)私でいいと言ってほしい」

「(不十分でダメな)私に何をくれるの?」

 

と甘えたい気持ちもあります。

 

自信がないのですが、その下には、うめられないような「不安」や「さびしさ」があって、それを他人(特にパートナーに)何とかして欲しい、って思っちゃうんです。

 

でも、それは本当に認めたくないから、必死で隠そうとすると、どうしても態度が偉そうになるか、卑屈になるかで、本来の自分の輝きを出せません。

 

 

男性は、逆に、「あるもの」を失うことに女性以上の恐怖を感じていることが多いようです。あまりにも怖いから、「感じない」「(そんなに関係性が危機的な状況だと)認められない」(否認)のです。

 

だから、何があっても何も言わない岩のような岩男さんになってみたり、

 

女性が、パートナーが何を感じているのか、「ぶっちゃけ」レベルでつながりたいと挑発に挑発を重ねても、のらりくらりとかわすばかりで向き合ってくれない、

 

なんてことがたくさんありますよね。

 

態度が岩男さんか、のらりくらりさんか、さもなければ会話になる前に怒鳴り散らすようなキレ男くんになるばかりだと、情熱的な女性ほど、絶望してしまいます。

 

「男なんて」。

 

男性のことが好きで好きで仕方がない人ほど、そう嘯きます。

 

でも、そんな風に、女性が絶望している横で、

 

男性が、

 

「大丈夫」

「こんなこと大したことはない」

「人生、しょせん、こんなものだ」

 

と念仏のように唱えながら、痩せ我慢をしていたり、平静を決め込みながら、

 

「女にこれがわかるか」

 

と孤独に耐えていることにお気づきでしょうか。

 

 

 

「気づいているけれど、向き合わなければ解決しないじゃない!!!」

 

というのが女性の怒りかしら?

 

 

ごもっともなんですけれど。

 

もし、これが性の違いからくる感情の感じ方の違い、観念の違いかもしれなかったらどうでしょう?

 

自分の視点の「正しさ」にこだわっているかぎり、

 

やり方の「正しさ」を証明したいと思っているうちは、

 

男と女の戦争は終わりません。

 

 

「違う」ことを「許し」それを理解したいと思う「思いやり」を自分の心の中に探す、

 

それも、

 

靴を揃える、

 

笑顔で帰りを迎える、

 

朝、笑顔で送り出す、

 

そんな他愛もない日常生活の一コマで「思いやる」心を表現する以上にパワフルなことはありません。

 

 

デッドゾーンの最終段階、相手から「奪おう」「許されよう」そんな思いが万策尽きたとき、できることはただ一つ、

 

自分の痛み(女性ならば不足感、男性ならば失う怖れ)よりも、相手の痛みを労わり、愛を与えて、与えて、与えきること。

 

特別なことをするのではなく、いつものことに、どれだけあなたの愛を込められるか。

 

愛を与えたい、思いやりたいと思うとき、

 

ハートが開いて、

 

はじめて、パートナーからの「愛」も感じることができます。

 

 

あなたから先に、男と女の戦争を終わらせよう、そう思えますように。ラブラブ

 

 

 

 

No Love, No Life. 人生にもっとロマンスを!

みずがきひろみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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