■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。
広島東洋カープ優勝!というニュースが頻繁に流れていますねー。いや、僕もおめでとう!という気持ちでいっぱいですが、そういいつつ僕は根っからのドラゴンズファンでして。名古屋ですからねぇ。今年の結果にはなんとも残念ですが、来年こそは!
そういえば、弊社の名古屋カウンセリングルームの近所に、カープレッド一色のお店があることを最近見つけまして。先日訪れたのですが、うん、熱かったですねー。皆さん本当に幸せそうで、それを見ているだけで楽しくなりました。
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■では今日のコラムです。よろしければお付き合いください。
例えばこんなケース。
「付き合って数年、彼から別れようと言われました。
君はいろいろ僕のために頑張ってくれていることは知ってるけれど、その気持ちに僕は答えられない。もう一緒にいると僕は君をがっかりさせるだろうし、僕も疲れるから・・・と。
私はあわよくば戻りたいと思っていて、悲しいけど凹まずに頑張って彼に関わってみたんです。
すると彼は、君は素敵で、すごい人だと思うよ。でも、もう一緒にいても、相性が合わないんだと思う。もう俺は無理だから、と。
どうしてこうなっちゃったんでしょう?彼との関係はあきらめたくないけれど、どうしてこうなったのか?彼は何を感じていたのか?そこが知りたいんです。」
■さて、いわゆる恋愛心理を調べると出てくる言葉に「保護欲求」ってものがあります。
「保護欲求」とは、男性が特別に好きだとか、好意を抱いた女性に対して持つ欲求のこと。女性を「大事にしたい、守りたい」 という気持ちを持つわけですね。
まぁだからといって「俺が君を命を懸けて守る!」みたいなアニメのヒーローみたいな人は少ないかなぁ?どちらかというと「彼女の支援者・援助者でありたい」と感じていることが多いと思うんですけれどね。
で、心理を見つめるとですね。
私たちは何事も「欲求」が満たされないと「不満を感じる」傾向があるわけです。ま、全くひねりのない事を書いていますけれど・・・。
つまり、あなたやあなたの愛情がどれだけ素晴らしいか?と言う事とは別に、シンプルに考えて、人はその欲求が満たされないと不満を感じやすい、ということですね。
そう考えると、この「保護欲求」が満たされない男性は、まぁ女性に不満を感じるようになっても不思議ではない、のですよね。
女性を大事にできない、守れない、と男性が感じると、なぜかそれが不満になる、という構図。
僕自身カウンセリングをさせていただいていると、普段「ポジティヴで前向きな女性」「情熱的な女性」「姉御肌的女性」がこの男性の気持ちの罠にハマって、恋愛の中で悩まれているケースをお見かけすることもありますよ。
女性が、普段前向きで情熱的だからこそ、頑張ったのに彼が離れていく・・・その事実がなかなか受け止められなかったり。
普段のキャラ的に、お友達などに「どうしてこうなっちゃったの?」「凄く辛い」とスッキリするまで話せなかったりするので、「この私が・・・」と思いつつ、別れた彼に執着しちゃってすごく苦しい毎日を過ごしている、といったお話も、僕自身、お伺することがあるケースでもありますね。
■では、このケースの男ゴコロについて少し考えてみます。
恋愛の中で、女性がしっかりしていて、男性が「君に何もしてあげられない」と思う度合いだけやっぱり凹む・・・。
そんな素直な解釈もできるかもしれませんね。特にこれは無価値観要素~自分には価値がないと感じる感情~の強い男性がそうなる可能性が高いのですけれども。
ただ、そう解釈しない方がいいのかも?というケースも実際にはありそうでして。
例えば、女性がしっかりしていて男性の保護欲求が満たされないとき。
男性がその欲求が満たされなくて、内心「不満」を感じる。時には不満ゆえに、イラッとしたり怒りを感じるようになるかもしれないですね。
しかし、目の前で付き合っている彼女に非があるわけじゃない。むしろすごくできた彼女であるとすれば。
男性が彼女に対して不満を表現することも、怒りをぶつけることも「それは違う」と感じるし、そうなってしまえば自ら「さらにつまらない男」になりさがったように感じる・・・。
実際に不満や怒りを感じているだけで「俺ってつまんない男かも?」と男性は凹むこともあると思うんですが。
だからこそ、男性は不満を我慢するし、彼女の好意にはありがとうと対応している・・・。
そして時間が経過していくと・・・彼が「あぁなんだか理由は分かんないけど、彼女といると疲れる」と感じるようになる。
自分の欲求・・・それが相手から何かしてほしいという欲求ではなく、相手のために考えていることがちゃんと表現できない、という不満を抑える必要があるので疲れちゃうんですね。
そこで出てくる言葉は「俺たち合わないんじゃない?」という相性の話になっている場合もある。
「俺、何も君のためにできていないし、いても意味ないんじゃない?」
意味のないものに意味を与えていくのはどちらかと言えば女性で、意味のないことはしたくない、手放したいと思うのは男性の方が多そうなんです。
なので、男性が「相手と合わない」と感じるときって、そこにある無意味さを切り離したくなるから、という意味だと言う事も少なくなさそうです。
また、少なくとも、一緒にいると、どこか何もできない不満を感じたり、感情をコントロールしないといけないのは・・・恋愛に癒しを求めがちな男性にはちょっと辛いと感じることもあるのかもしれません。
■この手の恋愛の話は、「どちらも『何かしたい』人」ってケースが多くて、相手のために与えることで心のバランスを取っている方が登場することが多そうなんですね。
なので、お互いが相手の行為を受け取る、受け取ることも相手を喜ばせるのだという視点があると、より絆は深くなっていくかもしれません。
なので、できれば普段から、あなたの心のバランスを取りましょう、というご提案をさせていただくことも少なくないんです
これは不思議なんですけれど、あなたの心のバランスを上手く取っていくだけで、現実のバランスが徐々に整うことがあります。
その事例を書いているととんでもないテキストになるので割愛しますが
我慢が強い人は、熱いサウナやシャワーを好みがちなように。
心が疲れているときは、派手な音楽より、落ち着いたものがリンクしたり。
僕たちの心と現実はある意味「同じ温度」であることを好む傾向があるんです。
なので、少しあなたの心のバランスを整え「相手の想いを受け取る」ぐらいの「落ち着く感じ」があると。
傍にいる男性が「あぁ彼女も満足してんだろうなぁ」と感じやすくなり、今日ご紹介したような不満を感じる機会が少なくなるかなぁ、と思いますよ。
とはいえ、もしあなたが今、恋愛の中での出来事で辛い気持ちを抱えているなら。
無理にバランスを取るより、その辛い感情を解放する、自分を労わるときだと僕は思います。あなたの心にある程度余裕ができるまでは、気持ちがまだ「辛い」というならば、そのケアをぜひ優先させてくださいね。
今回は以上です。最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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