こんばんは。
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
先日、ご夫婦でおみえになったクライアントは、離婚の危機に瀕していました。
発端はご主人の浮気問題です。
ご夫婦は結婚21年目、2男1女をもうけ、家族5人で暮らしています。
ご主人は個人事業主で、それなりに成功していて、けっこうモテるほうであるようです。
浮気に関しては、のめりこむようなことはなく、キャバクラや飲み屋さんの女の子を口説いては、ちょっとしたアバンチュールを楽しむというタイプの浮気男でした。が、一方の奥さまは、ものすごく嫉妬深いタイプだったのです。
彼の浮気がバレたのは、今回が初めてのこと。奥さまが問いつめたところ、ご主人は開き直り、こんなふうに言いました。
「家庭を壊すつもりはない。経済的になに不自由なくさせているんだし、ちょっとした浮気ぐらいは大目にみろよ。べつに今回が初めてじゃないし!」
この言葉から、すっかり大事に発展したわけです。
「じゃあ、いままで何回、浮気してきたの?!」
そのあまりの剣幕に、ご主人もさすがに反省し、以来、家事のほとんどは罰としてご主人がするようになりました。また、GPS付きの携帯を持たされ、つねに居場所を監視されるようになったうえ、1日3回の電話連絡を義務づけられたのです。
ご主人は、わたし平と同じように、日本全国温泉めぐりの愛好家でありました。が、それも「アヤしい!」と封じられ、最近は家の近所の健康ランドに行くのが関の山です。
それでも、夫婦関係は小康状態にあったのですが、浮気発覚から3カ月ほど経ったころ、2つの出来事がきっかけとなって離婚問題が大爆発したのです。
一つは、奥さまのフェイスブックのちょっとした書き込みを、ご主人が見たことにありました。
「女性だもの、たまにはお姫様扱いされてもいいよね」という書き込みを見て、「たまに!? 毎日じゃねえか! 下手したら、俺は一生だぞ! おまえがラクして暮らしてる裏には、俺の奴隷生活がある!」とご主人がブチ切れたのです。
もう一つは、ある日の電話が発端でした。ご主人が自宅にいたとき、携帯電話に仕事の連絡が入ってしばらく話をし、要件がすんで切ろうとしたところにちょうど、奥さまが外出から帰ってきたのです。
「私が帰ってきた途端に電話を切るなんてアヤしい!」と怒り出す奥さま。ご主人はすぐに着信履歴から発信して無実を証明するも、「私を疑わせるようなことをしたあなたが悪い!」ということで、さらにもめたわけです。
ご主人曰く、「自分が蒔いた種だから、刈り取らねばならないのは理解できます。しかし、こんな生活を一生続けていく自信はまったくありません‥‥」。
現在、ご主人は週3回、夕飯を作っていて、洗濯もすべて担当しています。「娘の洗濯物まで、非常にいやがられながらも、私がしています‥‥」。
そして、このような状況では、奥さまに魅力を感じるどころか、「どんどんウンザリしていく自分があり、いまの方法が、ほんとうに夫婦のためになるのかわからない」とご主人はおっしゃいました。
同じようなご相談は非常に多く寄せられるのですが、まず一つ、言えるのは、こういうことです。
それは、嫉妬深い奥さまの多くは、「いつも、私のほうが主人を愛しており、主人の愛は私のそれより小さい」と感じていることです。
この思い込みが、すべての問題を作ります。
たとえば、奥さまは「私を愛しているなら、こんなことも、あんなこともできるはずよ」と、けっこう過酷な要求をご主人に突きつけます。また、ご主人の愛にいったん疑いが芽生えはじめると、すべてのことに疑いをもつようになります。
疑っているときはご主人への愛が止まりますが、その状況下では、「こんな私が、ほんとうに主人から愛してもらえるのだろうか?」と心は思いますので、さらに疑い深くなるという悪循環が生じます。
一方、ご主人のほうはいろいろな形で浮気という罪の償いをしようとしていますが、どのようなことをしようと、それは罪ほろぼし以上のものではありません。
償いは愛することとは別のことです。
しかし、このような状況で、奥さまをより愛すことが大事だと気づく男性はほとんどいないのが実情です。
ご主人の胸にあるのは、「どれだけがんばれば、俺の罪は許されるのだろうか」という思いであり、奥さまの顔を見るたびに、感じるものは愛ではなく罪となってしまいます。すると、男性側もやはり奥さまへの愛を止めている状況がつくられるわけです。
こうしたケースで私がおすすめするのは、ご主人の罪ほろぼしをいつまでも継続させるのではなく、指輪やブランドバッグなどの一回完結スタイルにすることです。
そうして水に流すと、ご主人にもう一度、奥さまを愛するチャンスを与えることができます。これはとても大事なことです。
罪ほろぼしという名目で奴隷扱いすればするほど、ご主人の奥さまへの愛は失せていきます。
彼のがまんが限界に達したとき、愛を求め、またもや浮気問題が発生しないとも限りません。今度こそ、ほんとうの意味で、引き返すことができない離婚問題へと発展していく可能性があります。
ご主人側にご理解いただきたいのは、奥さまはあなたを罰したいわけではなく、「ほんとうの愛情がほしい」と思っているということです。
奥さまは、ひどいことをしたり、言ったりするかもしれません。そんなときに役立つ言葉があります。
「こんなことを言わせて(させて)しまって、僕が悪かったね」。このワンフレーズで、離婚の危機を回避した夫婦がじつはたくさんあるのです。
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