こんにちは。
カウンセリングサービスの原裕輝です。
平 準司と隔週にて日曜の恋愛心理学講座を担当しております。
今週は私、原裕輝が担当します。
世間がポケモンＧＯの話題で盛り上がっていますね。
カウンセリングルームにもいたりするのかなぁ？と考えてしまったのでした（笑）
今回の恋愛心理学は『幸せの枠にコミットする』というテーマです。
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『幸せの枠にコミットする』
（文：原裕輝）
ライザップというプライベートジムのＣＭで「結果にコミットする」という言葉がでてきてますね。
いろんな芸能人の使用前、使用後のボディがでてくるＣＭです。
見たことあります？
カウンセリングでもコミットという言葉を使います。
コミットは「〜に全力を傾ける」とか「〜に最大限の努力を投じる」というような意味合いで使います。
このような意味合いなので「結婚にコミットする」とか「関係を修復することにコミットする」というような使い方をします。
「復讐にコミットする」とか「私をふった相手を恨んで生きることにコミットする」というのも動詞としての使い方としては間違ってはないかもしれません。
が、私のカウンセリングではこのような使い方はオススメはしていないです(笑）
幸せの方向に向かっていく時にコミットという考え方をオススメしています。
コミットという考え方の良いところは、ある方向に（例えば結婚を手に入れるという方向に）全力を傾けると決めるところです。
決めると心の葛藤というのが起こりにくなるんですね。
そこがコミットのいいところ。
そして、その為に何をすればいいのかという取り組むべき問題に取り組みやすくなること。（それに全力を傾けると決めているので）
そこもコミットのいいところ。
カウンセリングでは「私、結婚をしたいと思っているんです。つきあっている人もいます。でも一つ問題があって彼は既婚者なんです」というケースがあります。
この場合、コミットという考え方を使うとしたら「彼との結婚にコミットする」といいう使い方をすると変な感じがしませんか？
『彼との結婚にコミットするぞー。それを達成するためには何をすればいいのかなぁ・・・。その為には彼がフリーになるということがいる。奥さんが彼と別れたくなるように奥さんに毎日呪いの手紙を投函してノイローゼになるようにしむけよう』
ということを考え続けると心はどんどん暗黒面の方向に落ちて行っちゃいます。
じゃあ、積極的に別れるように仕向けずに待つという方法をとったとします。
『彼との結婚にコミットするぞー。彼がフリーな状況になるまでいつまでも待つ。今年で３８年目・・・。でもコミットしたから待ち続けなきゃ・・・』
といういつまで待たなきゃいけないのだろう的なことになりかねません。
ですので、こういう場合は彼という人にコミットする使い方ではなく、“枠”にコミットするということをオススメしています。
“枠”にコミットってなに？という話になりますね。
枠というのは幸せの枠という意味で私は使っています。
仮に先ほどの例えのように「結婚したいと思っています」という人だったらカウンセリングでどんな結婚が手に入れたいと思っているのかを一緒に話していったりするんです。
「今の恋愛はお盆とかクリスマスとかは彼は家族といるから私は一人だけど、そういうイベント時にいなくなるさみしさを感じない２４時間３６５日一緒にいられる安心感があるのがいいなぁ。休日とかは友達夫婦とかと一緒にＢＢＱをしたり、ホームパーティーしたり、それから・・・・」
そんな話を聞かせていただいたりするんです。
そんな幸せな結婚という状態を手に入れましょう。その幸せな状態という枠にコミットしませんか？というような提案をすることがあります。
人にではなく幸せな状態という枠にコミットする提案です。
『彼がその枠に見合うのか男性としてはいるかもしれないし、別の男性がその枠にはいるかもしれないけど、私は幸せな結婚という状態を手に入れることにコミットするぞ』的に人ではなく枠にコミットするんですね。
コミット（全力を傾ける、最大限の努力を投じる）すると決めると『半年たっても今のままだと私の欲しいものは手に入らない。半年たって今のままだったら彼と別れて次に進もう』とか『私を好きになる人は他にはいないかもしれないと不安になる自信のなさをまずなんとかしよう』と次のテーマ、取り組むべきテーマも見つけやすくなります。
＋＋＋
あなたの今の状況が先ほどの例のように彼とか彼女にコミットすると考えると何か違うな？という場合は、幸せの枠にコミットを考えてみるといいかもしれませんね。
目標を決めてそこにコミットすると欲しいものがより手に入れやすくなります。
コミットという考え方があなたの幸せに役立つようでしたら使ってみてくださいね。
（文：原裕輝）
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